徳重・名古屋芸大駅
徳重・名古屋芸大駅 | |
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駅舎(2012年8月) | |
とくしげ・なごやげいだい TOKUSHIGE・NAGOYAGEIDAI | |
◄IY04 西春 (1.4 km) (0.8 km) 大山寺 IY06► | |
所在地 | 愛知県北名古屋市徳重広畑35 |
駅番号 | IY 05 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 犬山線 |
キロ程 | 7.3 km(枇杷島分岐点起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
10,898人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)8月6日 |
備考 | 特殊勤務駅(駅集中管理システム導入駅) |
徳重・名古屋芸大駅(とくしげ・なごやげいだいえき)は、愛知県北名古屋市徳重広畑にある、名古屋鉄道犬山線の駅。駅番号はIY05。
駅名
[編集]旧称は徳重駅。名古屋芸術大学との契約により2005年(平成17年)より現在の駅名を使用しているが、旧駅名が通称として用いられている。
manacaの乗降履歴に表示される駅名は「徳重名芸」であり、名古屋市営地下鉄桜通線徳重駅の「市地徳重」と区別している[注釈 1]。
当駅は改称後の漢字表記が・(中黒)を含めて8文字となっているため、3500系などのLED列車案内表示ではスクロール案内される[注釈 2]。
歴史
[編集]- 1912年(大正元年)8月6日 - 徳重駅として開業。
- 1944年(昭和19年) - 休止。
- 1946年(昭和21年)9月15日 - 復活。当初は無人駅[1]。
- 1967年(昭和42年)2月10日 - 業務委託化され再度駅員が配置される[1]。
- 1980年(昭和55年)12月25日 - 橋上駅舎化[2]。
- 1990年(平成2年)10月29日 - 準急が廃止され普通停車駅となる。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)1月29日 - ダイヤ改正と同時に徳重・名古屋芸大駅に駅名を変更[3]。
- 2009年(平成21年)12月16日 - バリアフリー化に伴い、東改札口(上りホーム側駅舎)を供用開始。バリアフリー化は2009年度内に完了。
- 2010年(平成22年)3月18日 - 西改札口(下りホーム側駅舎)の供用開始。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
- 2022年(令和4年)3月1日 - 土休日のみ終日無人化[4]。
駅構造
[編集]8両編成対応の相対式ホーム2面2線を有する地上駅。特殊勤務駅(管理駅は犬山)で、平日の7:00~19:00の間に東改札口に駅員が配置され、窓口が営業されている。改札口は各ホームの犬山寄りに1箇所あり、付近には自動券売機(継続manaca定期乗車券及び新規manaca通勤定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる[5])及び自動精算機(ICカードのチャージ等も可能)を1台ずつ備えている。また、西改札口付近(自動精算機の反対側)にはバリアフリー対応のトイレが設置されている。
改札口付近には互いのホームを行き来できる跨線橋が設けられているが、改札内にはエレベーターやエスカレーターが装備されていないため、車椅子使用者が駅を利用する際に逆方向のホームを利用するには改札外の踏切を渡る必要がある。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | IY 犬山線 | 下り | 岩倉・犬山方面[6] |
2 | 上り | 名鉄名古屋・金山・伏見方面[6] |
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ホーム
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駅名標
配線図
[編集] ← 上小田井・ 名古屋方面 |
→ 岩倉・ 犬山方面 |
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凡例 出典:[7] |
バリアフリー対応化改修
[編集]当駅は元々は橋上駅舎の構造(跨線橋に駅舎が設けられているタイプの駅)であり、駅の北側にある踏切の東側もしくは西側から階段を上って駅舎に入り、改札を通って上り線または下り線のホームへと続く階段を降りる動線となっていたが、2009年度(平成21年度)にバリアフリー対応化工事が行われ、上下線の改札は別個となり、それぞれのホーム上に地上駅舎が設けられた。旧駅舎部分は改札外階段の撤去と改札口の封鎖を施した上で、改札内連絡通路に転用して使用されている。
利用状況
[編集]- 「移動等円滑化取組報告書」によると、2020年度の1日平均乗降人員は8,592人であった[8]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は10,370人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中35位、犬山線(17駅)中7位であった[9]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は9,676人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中45位、 犬山線(17駅)中7位であった[10]。
- 愛知県の統計によると、1日平均の乗車人員(降車客含まず)は2007年度(平成19年度)で4,786人、2008年度(平成20年度)で4,752人であった。
補足
[編集]普通列車しか停車しないが、駅付近に名古屋芸術大学の他愛知県立西春高等学校があるため学生などの利用者が多く、快速急行停車駅の布袋駅、扶桑駅よりも多い。また、当路線内の普通列車のみ停車する駅では最も利用が多い。なお、1990年(平成2年)10月29日のダイヤ改正以前は準急停車駅で、同改正後も平日の朝の一部の急行が特別停車していたが、1993年(平成5年)8月12日のダイヤ改正で急行の特別停車はなくなり、逆に当駅と隣の大山寺駅を特別通過する犬山駅発の名古屋市営地下鉄鶴舞線直通の普通が平日朝にのみ3本設定された。この3本の普通はその後、1999年(平成11年)5月10日のダイヤ改正からは当駅および大山寺駅にも停車する形に改められたため、現在は全ての普通列車が当駅に停車する。
駅周辺
[編集]周辺は住宅地である。当駅は、2006年(平成18年)の合併前の旧西春日井郡西春町の町内にあり、当駅の南側から東側にかけて、同町と師勝町との境界があった。
駅のすぐ北側には愛知県道161号名古屋豊山稲沢線が東西に通っており、徳重1号踏切で平面交差している。この徳重1号踏切と、駅南側にある西春5号踏切は、自動車の円滑な通行の妨げになる「自動車ボトルネック踏切」として全国連続立体交差事業促進協議会の緊急対策踏切リストに掲載されている踏切であり[11]、当駅周辺では慢性的に交通渋滞が発生している。愛知県と北名古屋市が当駅周辺の連続立体交差化事業を進めているが、平成23年度の段階ではまだ調査の段階である[12]。
当駅は北名古屋市に位置するが、駅のすぐ北側を流れる五条川を渡ると岩倉市に入る。
東側
[編集]西側
[編集]- 名古屋芸術大学西キャンパス
- 愛知県立西春高等学校
- 西春郵便局
- きたバス「徳重名芸大駅」バス停
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、257頁。ISBN 978-4777013364。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1048頁。
- ^ 『平成17年1月29日にダイヤ改正を実施』(PDF)(プレスリリース)名古屋鉄道、2004年10月25日。オリジナルの2020年12月30日時点におけるアーカイブ 。2020年12月30日閲覧。
- ^ “三好ケ丘駅、大同町駅、徳重・名古屋芸大駅の窓口営業時間の変更について”. 名古屋鉄道 (2022年2月7日). 2022年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月7日閲覧。
- ^ “名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2024年11月12日閲覧。
- ^ a b “徳重・名古屋芸大(IY05)(とくしげ・なごやげいだい) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ “令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 踏切すいすい大作戦 緊急対策踏切リスト - ウェイバックマシン(2014年2月2日アーカイブ分) 全国連続立体交差事業促進協議会 17ページ
- ^ 連続立体交差事業|北名古屋市議会議員 太田たかのり 活動報告
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 徳重・名古屋芸大駅 - 名古屋鉄道