居安正
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居安 正(いやす ただし、1928年2月6日[1]- )は、日本の社会学者、神戸大学名誉教授。
来歴
[編集]兵庫県伊丹市に生まれる。1953年、神戸大学文理学部哲学科(社会学専攻)卒業、大阪府立北野高等学校教諭となる。1961年、京都大学大学院博士課程単位取得退学。
1964年に大阪薬科大学助教授。1965年、関西大学文学部新聞学科専任講師、1966年助教授に就任、1968年より同大学社会学部。1970年より神戸大学教養部助教授に転じ、1974年に教授に昇任。1988年に名誉教授。同年より、大阪大学人間科学部教授就任、1991年に定年退官。同年より龍谷大学教授を務め、1998年に退職。
著書
[編集]- 『政党派閥の社会学 大衆民主制の日本的展開』世界思想社 1983
- 『自民党 この不思議な政党』講談社現代新書 1984
- 『ある保守政治家 古井喜実の軌跡』御茶の水書房 1987
- 『ジンメルの社会学』いなほ書房 2000(社会学史研究叢書)
- 『ゲオルク・ジンメル 現代分化社会における個人と社会』東信堂 2000(シリーズ世界の社会学・日本の社会学)
- 『エリート理論の形成と展開』世界思想社 2002
共編著
[編集]- 『現代社会学ノート』筆谷稔,仲村祥一共編 汐文社 1965
- 『現代社会学 資料と解説』間場寿一共編 アカデミア出版会 1979
- 『21世紀への橋と扉 展開するジンメル社会学』副田義也,岩崎信彦共編 世界思想社 2001
- 『ゲオルク・ジンメルと社会学』副田義也,岩崎信彦共編 世界思想社 2001
翻訳
[編集]- 闘争の社会学 ジンメル 堀喜望共訳 法律文化社 1966 (世界の思想)
- 社会分化論・社会学 ジンメル 現代社会学大系 第1 青木書店 1970
- 集団の社会学 G.ジンメル 堀喜望共訳 ミネルヴァ書房 1972
- 交換と権力 社会過程の弁証法社会学 ピーター・M.ブラウ 間場寿一,塩原勉共訳 新曜社 1974
- 抽象的社会 現代の文化分析 A.C.ザィデルフェルド ミネルヴァ書房 1976
- 貨幣の哲学 綜合篇 ジンメル著作集 3 白水社 1978.7、復刊1994
- 貨幣の哲学 白水社 1999、復刊2016 増補新訳版
- 秘密の社会学 G.ジンメル 世界思想社 1979.11
- 宗教の社会学 G.ジンメル 世界思想社 1981.10
- 社会学 社会化の諸形式についての研究 ゲオルク・ジンメル 白水社(上下)1994.3、復刊2016
- 社会学の根本問題(個人と社会) G.ジンメル 世界思想社 2004.5
論文
[編集]- 居安正「G・モースカの「支配階級論」覚え書」『ソシオロジ』第11巻第1-2号、社会学研究会、1964年、329-344頁、doi:10.14959/soshioroji.11.1-2_329、ISSN 0584-1380、NAID 130006288137。
- 居安正「G.モースカの議会主義と反民主主義」『關西大學文學論集』第15巻1・2・3・4、關西大學文學會、1965年11月、197-218頁、ISSN 0421-4706、NAID 40000556116。
- 居安正「M・ウェーバーにおける新聞社会学の課題」『関西大学文学論集』第17巻第1号、関西大学人文科学研究所、1967年5月、29-44頁、ISSN 04214706、NAID 40000556176。
- 居安正「エリート理論の成立--その思想史的意義」『関西大学社会学論集』第1巻第3号、龍谷大学、1967年10月、1-23頁、ISSN 0919116X、NAID 110009576586。
- 居安正「阿閉吉男著 ジンメル社会学の方法」『社会学評論』第31巻第1号、日本社会学会、1980年、100-103頁、doi:10.4057/jsr.31.100、ISSN 0021-5414、NAID 110001246337。
- 居安正(訳)「G・ジンメル「感覚の社会学」」『社会学雑誌』第4号、神戸大学社会学研究会、1987年3月、173-190頁、doi:10.24546/81010753、ISSN 0289-5374、NAID 120006621253。
参考
[編集]脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』