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天之四霊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

天之四霊(てんのしれい)は、中国神話に登場する四神(四象)の別称。青龍白虎朱雀玄武のことである[1]

八卦五行の象徴、四方の神、四帝の属。

道教における人格神化した名前では、「青龍帝君孟章、白虎帝君監兵、朱雀帝君陵光、玄武帝君執明」[2]

四神 八卦 五行 五音 四象 四方 四帝 四季 道教
青龍 少陽 太皞(伏羲) 孟章
朱雀 太陽 炎帝 陵光
玄武 太陰 顓頊 執明
白虎 少陰 西 少昊 監兵
黄龍 陰陽正和 黄帝 兼四時 庚辰

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脚注

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  1. ^ 『三輔黄図』「青龍、白虎、朱雀、玄武,天之四霊,以正四方」
  2. ^ 『天皇至道太清玉冊』「青龍帝君孟章,白虎帝君監兵,朱雀帝君陵光,玄武帝君執明」
  3. ^ 『修真十書金丹大成集』「木居東方甲乙,在象為青龍,在卦為震」、「金居西方庚辛,在象為白虎,在卦為兌」
  4. ^ 『龍虎元旨』「為朱雀,卦主離,蔵主心,南方丙丁火。離為陽,陽極則陰生」
  5. ^ 『道枢』「水寄治於壬癸,其数一,其卦主坎,坎陽也,其象玄武」
  6. ^ 『淮南子』「東方木也,其帝太皞......其獣青龍......南方火也,其帝炎帝......其獣朱鳥......中央土也,其帝黄帝......其獣黄龍......西方金也,其帝少昊......其獣白虎......北方水也,其帝顓頊......其獣玄武,其音羽,其日壬癸。羽,水也。壬、癸皆水也」
  7. ^ 『中興天文志』「石氏云,中宮黄帝,其精黄龍,為軒轅。首枕星、張,尾掛柳、井,體映三臺,司四季、司中嶽、司中土、司黄河、江、漢、淮、濟之水、司黄帝之子孫、司倮蟲三百六十。按張衡『靈憲』,蒼龍連蜷於左,白虎猛據於右,朱雀奮翼於前,靈龜圈脊於後,黄龍軒轅於中,則是軒轅一星,與蒼龍、白虎、朱雀、玄武四獸為五矣。世之言星者,惟知四獸,而不知黄龍,是求之未盡也。」
  8. ^ 『金匱玉函經』「土兼四時。行无定位。无專性。陰陽冲氣之所生」

関連項目

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