明朝

日本語

名詞1

明 朝（みょうちょう・みょうあさ）

1. 明日の朝。次の日の朝。
   • 右ノ報告ヲ本日午後十時マデニ報告シ得ザルトキハ、在京（ざいきょう）同志ハ悉（ことごと）ク明朝（みょうちょう）ヲ待タズシテ鏖殺（おうさつ）セラルルコトヲ銘記（めいき）セヨ。 （海野十三『間諜座事件』）〔1932年〕 [1]
   • 「（略）……ですから、せっかくいらして下さいましたけれど……今夜は水の尾へお泊りになって……明朝（みょうあさ）もう一度訪ねていただけません？　そうすれば……わたくしたち途中までお迎えに上がりますから……」（橘外男『墓が呼んでいる』）〔1956年〕 [2]

用法

• 助詞を伴わずに副詞的にも使用する。

発音

東京アクセント

ミョ↗ーチョー、ミョ↘ーアサ

類義語

• 明旦
• 翌朝
• あくるあさ

固有名詞

明 朝（みんちょう）

1. 中国統一王朝の一つである明王朝。その時代。
   • しかしこの土地はその昔、原住民の酋長（しゅうちょう）によって支配せられ、シナの明朝（みんちょう）に封ぜられて王となって、爾来（じらい）引きつづいて燕京（えんけい）に入貢（にゅうこう）していたが、のちにシャムに併合せられた。 （岡本綺堂『マレー俳優の死』）〔1926年〕[3]

発音

東京アクセント

ミ↘ンチョー

名詞2

1. 書体のひとつである明朝体の略。
   • ルミから貰った名刺の「木崎三郎」の明朝（みんちょう）の活字が、ぱっと陽子の頭に閃いた。（織田作之助『土曜夫人』）〔1946年〕[4]
   • ちょっと字が小さいので明朝とゴシック見分けにくいかもわかりませんけれども。（寺本さなえ、宝塚市議会平成23年12月21日議員総会－12月21日-01号）〔2011年〕

発音

東京アクセント

ミ↗ンチョー、ミ↘ンチョー

複合語

• 明朝体
• 明朝綴

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中国語

名詞

明 朝（míngzhāo）

1. （古語）早朝。
2. （古語、方言）明日。
   • 類義語:明天
3. （古語）将来。

固有名詞

明 朝（míngcháo）

1. 明王朝。