以上
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日本語
[編集]この単語の漢字 | |
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以 | 上 |
い 第四学年 |
じょう 第一学年 |
音読み |
異表記・別形
[編集]発音
[編集]名詞
[編集]- それまでに述べた事物のすべて。
- 以上が蜀山人手記の大要である。(岡本綺堂『夢のお七』)
- 粗雑ないい方ながら、以上で私のいわんとするところはほぼ解ることと思う。(石川啄木『弓町より』)
- 南は、品川湾也。東には、江戸川(小利根ともいふ)あり。西には多摩川あり。荒川(下流は隅田川、大川)その中央を流る。東京の近郊は、以上の三大川を有し、台地と低地とに分る。(大町桂月『東京の近郊』)
- 家族は六十七八になる極く丈夫な老母、二十九になる細君、細君の妹のお清(きよ)、七歳(ななつ)になる娘の礼(れい)ちゃん、これに五六年前から居るお徳(とく)という女中、以上五人に主人の真蔵(しんぞう)を加えて都合六人であった。 (国木田独歩『竹の木戸』)
- 説明・名簿・目録・箇条書きなどの末尾に用いて、これまでに列挙されたもので終わることを指す語[1]。
- 手紙の末尾に用いて、敬意を表す語[1]。
- 比較対象を上回ること。
- (「以上(は)」の形で接続助詞的に用いて)~からには当然。
- (略語) 御目見以上(おめみえいじょう)[1]。
翻訳
[編集]接尾辞
[編集]用法
[編集]同じかそれより多いという意味であるが、明らかに同じではない場合にも用いる。
- 千人以上が集まった。
- 一万円以上かかった。
数値が含まれない場合はそれを超過する程度をさす。
- 「君以上の人材」
- 「いつも以上の成果」。
類義語
[編集]対義語
[編集]翻訳
[編集]- 英語: or more (en), no less than (en)
- フランス語: ou plus (fr), pas moins de (fr)
副詞
[編集]- 絶対に。
接続詞
[編集]- 終了にあたってそれまでの経緯をまとめたり、区切りをつけたりする意味。ここまで。
- 以上私がどんな風にピカソをつまらないと思っているのかあらましを述べたが、もし必要とあらばもう少し理論的に分析的にこまかくピカソ否定論を展開することはできなくはない。(三好十郎「絵画について」)
- 以上、鈴木がお伝えしました。
感動詞
[編集]- 会話で議論などの打ち切りを宣言する際に用いる。
翻訳
[編集]中国語
[編集]発音
[編集]- ピンイン: yǐshàng
- 注音符号: ㄧˇ ㄕㄤˋ
- 広東語: yi5seung6
- 閩南語: í-siōng
- 客家語: yî-song
- 閩東語: ī-siông
- 呉語: i2 zaon3
方位詞
[編集]- (日本語に同じ)以上。
朝鮮語
[編集]名詞
[編集]- (日本語に同じ)以上。