出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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ぶらぶら および ぷらぷら も参照。
- (東京式) ふらふら [fúꜜràfùrà] (頭高型 – [1])
- (東京式) ふらふら [fùráfúrá] (平板型 – [0])
- IPA(?): [ɸɯ̟ᵝɾa̠ɸɯ̟ᵝɾa̠]
ふらふら(形容動詞化、サ変動詞化)
- 揺れ動いて不安定な様子。
- それは大きな平べったいふらふらした白いもので、どこが頭だか口だかわからず、口上言いがこっち側から棒でつっつくと、そこは引っこんで向うがふくれ、向うをつつくとこっちがふくれ、まん中を突くとまわりが一たいふくれました。(宮沢賢治 『祭の晩』)
- からだに力が入らない様子。意識が不明瞭な様子。
- 私と同じくらいにふらふら酔って診察室に現われたので、私は、おかしかった。(太宰治 『満願』)
- 自覚や目的を持たないで行動する様子。
- もう山男こそ雲助のやうに、風にながされるのか、ひとりでに飛ぶのか、どこといふあてもなく、ふらふらあるいてゐたのです。(宮沢賢治 『山男の四月』)
- 態度が定まらない様子。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
ふらふらだろう |
未然形 + う
|
過去・完了 |
ふらふらだった |
連用形 + た
|
否定形 |
ふらふらでない |
連用形 + ない
|
自動詞化 |
ふらふらになる |
連用形 + なる
|
言い切り |
ふらふらだ |
終止形のみ
|
名詞化 |
ふらふらなこと |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
ふらふらならば |
仮定形 + ば
|
様態 |
ふらふらそうだ |
語幹 + そうだ
|
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
否定 |
ふらふらしない |
未然形 + ない
|
否定(古風) |
ふらふらせず |
未然形 + ず
|
自発・受身 可能・尊敬 |
ふらふらされる |
未然形 + れる
|
丁寧 |
ふらふらします |
連用形 + ます
|
過去・完了・状態 |
ふらふらした |
連用形 + た
|
言い切り |
ふらふらする |
終止形のみ
|
名詞化 |
ふらふらすること |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
ふらふらすれば |
仮定形 + ば
|
命令 |
ふらふらしろ ふらふらせよ |
命令形のみ
|