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Y字路について書かれている。。
Y字路の分類から成り立ち・歴史まで、たくさんの写真を使って説明している。
これからの街歩きが楽しくなる1冊。
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Y字路の魅力や経緯を説くガイド。鋭角な空間に生まれる「角オブジェ」はその様子だけでなく様々な心理が垣間見えて面白い。マニアックな話からY字路に関連したカルチャー紹介まで話題は広く読んでいて飽きない構成。路上観察が好きな方にはぜひおすすめしたい1冊です。
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魅力的なY字路が掲載されていた。
行ってみたいと思った。
都市の形成によって生まれるY字路についての説明は、読んでいてちょっとわかりにくいところもあったけれど、言いたいことはだいたい伝わってきた。
今後、町を走っていて、Y字路を見かけたときの見方が、少し変わるような予感がする。
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バナナマンの日村さんのウォーキング番組が好きで見てるが、時々、Y字の通路のギリギリにそびえている建物にでくわす場面がある。氏が、この中はどうなってるのかな、とかの感想を話されているのを聞いて興味を持った。地層とかにも左右されるみたいで、街歩きの楽しみが増えた。
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掲載されている場所をGoogleMapとストリートビューで見つけながら読みました。あとは実際に行ってみるしかありません。
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旅行に行って道を歩いていてY字路を見ると、思わず写真を撮ってしまう。Y字路の両道はだいたい道に植木鉢やバイクなどが置いてあったり、にぎやかだ。はじめに、によると道が鋭角に分かれていると、その角には建物としては使いづらくなり、するとそこに余白が生まれる。この余白にさまざまな「都市の残留物」が堆積する、というのだ。・・なるほど、角には小さな鳥居や木や道標などがあったりする。
著者は地理学専攻の大学院生。Y字路について地理学の本として書いたわけではない、と言っているがY字路の成り立ちについてパターンを示してくれて、そこがとてもおもしろかった。またY字路が出てくる歌や絵画なども紹介され、裾野が広いです。
◇Y字路の鑑賞法
「路上の目」~実際に自分の目で見えるもの、「地図の目」~地図上でみると気が付くもの、「表象の目」~歌や絵画や文学などで表現されるもの、の3つの視点で”鑑賞”する。
◇Y字路は何故生まれるか
1.線=道の交わりによってできる
①街道系:道は目的地に行くために作られる。異なる目的地に向かう道が交わる点にできる。
②地形系:土地の高低差など地形的要因でできるもの。
③開発系:新しい道の開通や路線変更によってできるもの。
2.面の交わりによってできる
④グリッド系:格子状街路のゆがみによってできるもの。合理的な都市計画では碁盤状に道を作りたい。でも昔からの道や川が曲がって存在している。それを無下に無くすことはできない。止むを得ず生まれるのが多い。
a横断型:格子状に作った街路の真ん中とかに道や鉄道が横断している。横断道路は前からあったものが生かされている、鉄道などは街ができた後に縦断するなど。
b放射路型:格子状に街づくりをすると、斜め移動がしずらい。そこで斜めの道を作るとできる。人工型。
c境界型:角度の異なる格子状の街がぶつかるとできる。
例・横浜中華街:太田屋新田(根岸線北の関内地区)、吉田新田(根岸線南の関外地区)が北東向きに格子状であるが、そこに東から中華街(横浜新田)が太田屋新田に45度の角度で格子状に接する。そこにY字路が生まれる。太田屋、吉田新田は海に平行に街区を引き直した個人開発の新田。中華街のある横浜新田は既存の地割りを残したまま中華街の造成がされた。
◇表象の目
・歌に現れるY字路~人生の選択や別れを表わすものが多い *著者が若いせいか知っている歌がほとんどありません。 古いところでは小林幸子「Y字路」2016(人生のY字路で ああ、迷いに迷って・・)とありますが知りません。
・マンガ、アニメ アニメ「時をかける少女」2006(主人公の男女の学校帰りの道として登場)
・絵画 横尾忠則 何枚も油絵に描いている。2000年からY字路をモチーフとした絵画を描き始め現在では150点を超える作品がある。
・衝突の交通事故が多い。またY字路の先の誘拐事件など。
ながたろぐ/ 重永瞬website
http://blog.livedoor.jp/naga_taro/archives/1073672273.html
2024.10.23初版
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<目次>
第1章 Y字路へのいざない
第2章 Y字路のすがた~路上の目
第3章 Y字路はなぜ生まれるのか~地図の目
第4章 Y字路が生むストーリー~表象の目
第5章 Y字路から都市を読む~吉田・渋谷・宮崎
第6章 Y字路は何か
<内容>
確かにY字路は面白いかもしれない。この本に写真で登場する東京谷中の高々とヒマラヤ杉が聳えるY字路を覚えてる(角というか下にあったパン屋は潰れたそうだが…)。ただ分類したり、無理に考察したりする流れは、都市論ではよくある話で、暗渠でもスリバチ地形でも見かけた。ちょっと食傷気味。あとは「Y字路」といいながら、写真上のもので、実質は5差路や変則十字路もあったのが残念。純粋な3差路としてのY字路に絞って考察してほしかった…
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教科書とか論文的内容で、Y字路を味わおうとすると物足りない。
Y字路の魅力は、その独特の景観、次いで歴史と地形だと思うが、類型の分類とか分析に終始してしまって、景観を味わおうとする感じがないのが残念。