石破とは、
である。当記事は順に述べる。
概要
石破(せきは)
「石を破るほどに巧妙である」という意味。四字熟語で「石破天驚」というものが存在しており、「石破」を使う場合はセットで使われることが多い。
「石破天驚」は、ある音楽・詩・出来事について「石が破れ、天が驚くほど巧妙である」様子を指す。「石破れ天驚く」などとも訓読される。
この出所は中国唐代の詩人である李賀の作品「李憑箜篌引」とされている。この前の文に載っている「女媧」は古代中国神話における女神であり、世界が裂けたときに五色の石を錬って天を補修したとされる。
吳絲蜀桐張高秋 空山凝雲頹不流
江娥啼竹素女愁 李憑中國彈箜篌
崑山玉碎鳳凰叫 芙蓉泣露香蘭笑
十二門前融冷光 二十三絲動紫皇
女媧煉石補天處 石破天驚逗秋雨
夢入神山教神嫗 老魚跳波瘦蛟舞
吳質不眠倚桂樹 露腳斜飛溼寒兔
『機動武闘伝Gガンダム』では「石破天驚拳」が登場しており、派生して「石破ラブラブ天驚拳」、スーパーロボット大戦F完結編では「究極石破天驚拳」も誕生している。
石破(いしば、苗字)
全国に400人ほど存在しており、特に鳥取県八頭町に多い苗字。
そのうちの1人で、明治時代に生まれた農家の石破市造は大御門村(現在は八頭町の大御門地区)の村長に就任している。そして次男の石破二朗は参議院議員・自治大臣・鳥取県知事等、孫の石破茂は衆議院議員・防衛大臣・内閣総理大臣等を務めている。
なお、由来は隠岐に配流される道中の後醍醐天皇から、京都に既にあった苗字の「石橋」にちなんで名付けられたものと伝わっている(あくまで伝承だが)。八頭町には「破岩」という地名があるが、関連は不明。
関連リンク
- 2「李憑箜篌引」 李長吉詩試解: かちかち山のたぬき囃子 (katikatiyamanotanuki.sblo.jp, 2017/12/03)
- 「石破」(いしば)さんの名字の由来、語源、分布。 - 日本姓氏語源辞典・人名力 (name-power.net, 2020/03/26更新)
関連項目
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