静岡県沼津市内の小学校でも、老朽化により学校のプールでの授業がなくなった=2025年3月14日午後4時13分、静岡県沼津市、南島信也撮影 水泳の実技授業をやめる動きが、全国の公立中学校で相次ぐ。学習指導要領上、水泳の実技は中2まで必修だが、熱中症リスクやプールの老朽化に加え、肌の露出を避けたい思春期の生徒への配慮などが理由だという。 【写真】肌の露出を抑えられる男女共用の水着 岩手県滝沢市は新年度から、市立中学全6校でプールを使った水泳の実技指導をやめる。近年、欠席者が増え、生徒から「肌を出したくない」という声があがっていることも背景にあるという。 静岡県沼津市も2025年度から、プールの老朽化などを理由に中学全17校で廃止する。愛知県大府市は24年度、福井県鯖江市は23年度に廃止した。代替策として座学の授業を行ったり、夏休みに希望者に外部講習を受けさせたりするという。 全国の学校プールは