被害者が声をあげはじめ、世の中が認識したことで問題が解決に向かう。それ自体は歓迎すべきことだが、代わりに別の存在がターゲットに浮上してしまうことがある。競技に取り組むアスリートをわいせつに見えるように歪めて撮影し、ネットで頒布している勢力が存在していると注目を集め、社会問題となった。その結果、卑劣な行為に手を染めた者たちは積極的に検挙、罰せられるようになったが、代わりに別の懸念が浮上している。ライターの森鷹久氏が、より弱い者がターゲットにされつつある危険についてレポートする。 * * * 赤外線カメラを使い、女性アスリートらの衣服が透けたように見える状態の盗撮動画をネットで販売し、名誉を毀損した疑いで、千葉県警は会社員の男を逮捕した。 筆者は2020年の10月、盗撮被害に悩む女性アスリートや業界、そして実際に盗撮を繰り返していたと見られる人物へ取材し記事化した。それから一年以上経ったいま、
PR 皆さんは「コンドームバトラー ゴロー」をご存知でしょうか。「コンドームバトラー ゴロー」とは一昔前に放送されていたバトルもののアニメーション……の体をなしたオカモトによるコンドームのWeb広告動画です。ある日、何もすることがないので家でインターネットをし続けていた筆者は、偶然この動画に行き当たり大変な衝撃を受けました。と、いうのもこの「コンドームバトラー ゴロー」、かなりどうかしている内容なのです。 「これは一体何なんだ、いったいどうしてこんなものが出来上がってしまったんだ!?」という疑問が頭の中を占拠し、何をしていても手に付かなくなってしまった筆者。これでは仕事になりません。実際に関係者の方に話を聞いて、疑問を解決しないことには人生が暗くなるばかりです! と、いうことで、今回は「コンドームバトラー ゴロー」についてオカモトの方にいろいろと聞いてきました! オカモトの攻めすぎている動
本にブックカバーはつけない。これを長年の流儀としてきた。 通勤電車で本を開くと、目の前に座る人の視線がきまって表紙に注がれる。本との出会いは何がきっかけになるかわからない。中には電車でたまたま見かけて興味を持ち、本を買う人だっているかもしれない。出版文化への貢献のためなら、喜んで歩く広告塔になろう。そう考えて、どんな本であろうと(たとえ『性豪』や『鍵開けマニュアル』といった本だろうと)顔色ひとつ変えず公衆の面前で本を開いてきた。それがハードボイルドな俺の流儀だった。 だが、本書を手にした時、初めてその覚悟が揺らいだ。 いや、覚悟が揺らぐなんてちょっとカッコつけ過ぎである。正直に言おう。気後れしてしまったのだ。臆病な犬のように尻尾を股の間に挟んで後ずさりしてしまったのだ。カバンに手を突っ込んだまま固まっている俺を、目の前の女が不安そうに見上げた。銃を持っているとでも思われたのかもしれない。怯
モテないけど生きてます 苦悩する男たちの当事者研究 作者:ぼくらの非モテ研究会青弓社Amazon メンズリブ実践の仲間で交流のある西井開さんが本を出版したので、どういった魅力のある本なのか紹介したい。 現代メンズリブの実践を包括的に学べる良書 『モテないけど生きてます』はおそらくマーケティングを意識したタイトルで、中身は西井さんの主催する「ぼくらの非モテ研究会(非モテ研)」の活動の詳細と、非モテ研の実践のベースにあるメンズリブ(メンズリブ研究会)や当事者研究(べてるの家)、薬物依存者支援(三重ダルク)やDV加害者支援(メンズサポートルーム大阪)の様々な実践や手法を専門的な観点で紹介する手堅い作りになっている。実のところ非モテ研はいわゆる「非モテ」についての団体というよりは標準的なメンズリブ団体としての側面が強いので、現代メンズリブの実践に関心のある読者にとって興味深い本になっていると思う。
杉田水脈議員が「女性はいくらでもうそをつけますから」発言を否定。しかし、報道のあとに更新したブログは、性暴力の被害者支援現場への無知を露呈するものだった。 ざっくり言うと… (1)杉田議員ブログ:「再発を防ぐべきであり、その為には警察の関与と連携は不可欠」 →性暴力被害当事者のためのワンストップ支援センターは警察との連携をすでに行っており、この記述は誤解を招きます。 (2)杉田議員ブログ:「被害者が民間の相談所に相談して『気が晴れました』で終わっては、根本的な解決にはなりません」 →ワンストップ支援センターは、身体的・精神的医療ケアのほか、法的支援や警察捜査につなげる包括的ケアを受けるための場所であり、「気が晴れました」で終わりにする場所であるかのような記述は誤解を招きます。 (3)杉田議員ブログ:「警察の中に相談所を作り、女性警察官を配置することで敷居を下げ、相談しやすくすることができる
コロナはセックスで感染する?現時点では、新型コロナウイルスがセックスで感染することは証明されていません。 中国から精液から新型コロナウイルスが検出されたという報告はありますが、これはPCR検査でウイルスの遺伝子が見つかっただけであり、ウイルス培養された(=ウイルスに増殖能力がある)わけではないため、セックスでコロナが感染することを意味しません。 一方で、唾液や便中から新型コロナウイルスが検出されていること、舌にはACE2受容体が多数発現していることからは、キスやオーラル・アナル・セックスによって感染しうると考えられます。 したがって、生殖器同士の接触そのものというよりは、その周辺にある行為が感染に繋がり得るという意味で、コロナにも配慮したセックスが模索されています。 国内のコロナ禍での性生活の変化は?さて、このコロナ禍で日本における性生活はどのように変化したのでしょうか? 実はこの記事をお
nsfw-filter/nsfw-filterは、Tensorflow.js を使って特定の画像、職場で表示するのが不適切な画像(NSFW = Not Safe For Work)をブロックできるブラウザ拡張です。 職場で見るとまずいようなサイトを開くと、ブラウザ上の表示がこんな感じに。 同じサイトで問題のない画像が出ているページを開くと、こう。 仕組み的にはブラウザ上で動くinfinitered/nsfwjs のライブラリを使っていて、Chrome, Firefox 用にパッケージされています。 クライアント側のブラウザ上で処理され、判定される画像自体が外部に送られることはありません。自分が何を見ているかという情報は洩れないということですね。 ブロック判定の前に一瞬表示されることもあるようです。また、何がNSFWかの判定はもちろん完璧ではなく、職場ではまずそうな画像が残ることもあれば、ま
6月11日発売の『週刊文春』6月18日号「佐々木希、逆上 渡部建『テイクアウト不倫』」が大きな波紋を広げている。お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんが佐々木希さんという妻と子どもがいながら、複数の女性と不倫をしていたという内容だ。 不倫相手の女性が匿名で取材に応じて内情を語っているのだが、六本木ヒルズの多目的トイレで関係を持ち、帰り際に渡部さんがいつも1万円札を渡してくれたといった生々しい話が読者の興味を煽っている。 発売2日前から大騒動になった事情 木曜発売の『週刊文春』のスクープは、通常、水曜夕方の文春オンラインで速報され、騒動になることが多い。だが今回は6月9日火曜から騒動が広がり、水曜朝にはスポーツ紙やワイドショーが一斉に報じることになった。9日に事務所が事実を認め、番組出演自粛をテレビ局に申し入れたからだ。レギュラー番組を何本も抱える人気タレントだけに、テレビ局は大騒動にな
「彼氏から『大丈夫』と言われ、コンドームを装着せずに性器の外に射精されたが不安」 「低用量ピルを母親に内緒で飲んでいたがばれてしまい、使えなくなった。そんなときに避妊せずに性行為をしてしまった。心配で夜も眠れない」 「2日前に性行為をしたが、吐き気などつわりのような症状がある」 ピッコラーレの副代表で助産師の土屋麻由美さんによると、こういった10代からの相談には正しい避妊の方法を知らなかったり、妊娠の仕組みを誤解していたりするような内容が目立つという。コンドームを装着するタイミングなど、正しい避妊行動を取っていた人は相談者のうち10代では34%だけ。前年同時期の55%から大幅に減った。土屋さんは「避妊方法をインターネットで調べてみたものの、何が正しいのか分からずに不安を抱えている方が多い」と話す。 休校期間中の妊娠や避妊に関する中高生からの相談は、各地の支援団体にも寄せられていた。親が育て
New York City Releases Guide to Safe Sex During COVID-19 Pandemic <新型コロナウイルスの感染者が急増しているニューヨーク市の保健局が、市民のセックスライフに助言。どこまで禁欲的なのか、その中身は?> 新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、ニューヨーク市保健局は感染を防ぐセーフセックスに関するガイダンスをウエブサイトで公開した。 このガイダンスは、「ニューヨーク市民は家にとどまり、ウイルスの拡散を防ぐために他の人との接触を最小限にするべきだ」という警告から始まる。 しかし「セックスを楽しみ」、かつウイルスの「感染拡大を避ける」方法もある、と提案。「最も安全なセックスパートナーは自分自身です」と述べた。 「マスターベーションなら新型コロナウイルスを拡散するリスクはない。前と後に石鹸で20秒間手を洗えばさらに安全だ」──この部分は
ポルノサイト「ポルノハブ」はイタリア人が無料でプレミアムコンテンツを閲覧できるよう対応。写真はミラノに登場した期間限定店舗=2017年12月/Emanuele Cremaschi/Getty Images (CNN) 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大でトイレットペーパーなどの生活必需品の買い占め騒ぎも起きている中で、性的な玩具を手がけるドイツ企業「ウーマナイザー」は14日までに、自社製品の販売が急増していると報告した。 同社によると、今年の最初の2カ月間での国際市場での販売は予想を50%上回る水準に到達。特にイタリア、香港、米国、カナダや日本での需要が旺盛だったとした。 広報担当者はCNNに寄せた声明で、多くの人々や企業は今回の感染による悪影響を受けており、同社も同じく試練の時期と受けとめていたと指摘。「それだけに業績の数字は驚き」とし、「長期間、単独でもしくはパートナーと一緒に在宅を
横浜市の中学校に通っていた女子生徒が複数の同級生に服を脱がされ、その様子を撮影した動画を拡散されて転校していたことがわかりました。横浜市の第三者委員会は、深刻な影響を及ぼす重大事態としていじめと認定しました。 動画は、ほかの同級生に転送され、同学年の男子生徒や近隣の中学校に拡散されたということで、この女子生徒は登校できなくなり転校したということです。 被害者に深刻な影響を及ぼす重大事態として調べてきた第三者委員会は6日、結果を公表し、これらの行為をいじめと認定しました。 また、小学校の頃にもいじめと認定できる事実が多くあったとしました。 また、学校は警察に通報するなどの対応は取っていたものの、今回生徒側から申し立てがあるまでいじめの重大事態としては扱われなかったことから、第三者委員会は専門家による調査や検証を困難にし、再発防止策の提示を遅らせる結果となったと指摘しました。 報告書は横浜市教
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