新宿区の下落合や(城)下町の人々を中心に、街角の物語を想いにまかせて綴っています。 主題は「わたしの落合町誌」。記事の利用につきましては一報いただければ幸いです。 コンテンツの無断使用は、ご遠慮ください。 パリ郊外にあるクラマールの森の近くで、佐伯祐三Click!の家族3人が化け猫の夢を同時に見て飛び起き、深夜にもかかわらず洋画家・小島善太郎Click!が借りていた隣室へ、一家で避難したという「事件」があった。このエピソードは有名なのにもかかわらず、どの佐伯本にも詳細な内容はあまり取り上げられていない。荒唐無稽なバカバカしい話だということで、著作の信憑性や“権威”にも関わりかねないとして、あえて詳しく紹介されず避けられているのかもしれない。 でも、3人が同時に同じ夢を見るというのは、世の中にそう多くあることでもないし、もしそんな事例があれば新聞や雑誌の記事ネタにもなるのは、当時も現在もたい