この週末から大型連休もいよいよ本番。ETC(自動料金収受システム)装着の普通車を対象に、「土日祝日の地方区間はどこまで走っても上限1000円」の新料金割引が導入された高速道路は、大渋滞が必至だ。快適に走る妙手はないのか? 各高速道路会社の予測をまとめると、この大型連休中(4月25日~5月6日)、30キロ以上の渋滞は全国で計56回発生、10キロ以上の渋滞となると計372回起きて、どちらも昨年のほぼ2倍になるという。しかも連休突入後の実際の交通量は「予想よりさらに多め」(日本道路交通情報センター)で、29日には東北自動車道で29キロの渋滞が発生した。 新割引制度の利点を生かした「急がば回れ」作戦を授けてくれたのは、東日本高速道路会社の交通課課長代理、山村義雄さんだ。 仮に東京・銀座から仙台に向かうとしよう。首都高速から三郷ジャンクション(JCT)を経由し、常磐、磐越道を回って東北道に入るAルー