パナソニックエナジーは2020年代後半からSUBARUとマツダに供給する車載用円筒形リチウムイオン電池(LiB)の一部に、廃棄物からリサイクルしたニッケルやリチウムなどを正極材料として採用する。電池原料メーカーからリサイクル材料を購入し、それらを含む正極材を使用する。将来は他社と連携して、パナエナジーの使用済み電池からレアメタル(希少金属)などを回収・再利用する仕組みの構築を目指す。 リサイクル材料の使用量や使用開始時期などの詳細は今後詰める。パナエナジーは既に、国内で生産して米テスラに供給している車載電池の一部にリサイクル材料を取り入れている。今後は日本車メーカー向けにも使用範囲を広げたい考え。 パナエナジーモビリティーエナジー事業部の谷佳幸調達統括部長は「リサイクル材料はカーボンフットプリント(CFP)が非常に少ない」として、環境負荷低減への貢献をアピールする。 同社はテスラ向け車載電