対談の出版、映画出演と本格的に活動を再開した俳優・萩原健一(59)。かつては 大麻、恐喝未遂と世間を騒がせた芸能界の“元祖・不良少年”も、謹慎中の数年間は寺院巡り、1日1食の敬虔な生活を送っていたという。「酒、クスリ、女…そんなもんに頼りながら生きることに飽きた」と言い放つショーケン流“優等生のススメ”とは-。 【お遍路】 日々、仏の存在にありがたみを感じる生活。そのきっかけとなったのが「お遍路巡り」。26年前に大麻不法所持で逮捕された萩原は、その初公判中に母を亡くした。13回忌に供養を兼ね四国八十八ヵ所巡りを敢行したことがあった。 健脚でも40日間かけて巡る約1400キロの道のりを、一切車を使わず37日で歩き通し、今までに2回半巡った。 「3回目に靭帯が伸び、ドクターストップをかけられ断念したけど、歩くことは“歩行禅”。人間の原点だし、体力づくりにも一番いいとわかった」 それ以来、“歩行