日本の縮図・佐渡島私たちが今回取材のために訪れた新潟県佐渡市。佐渡市の市域は佐渡島そのものですが、佐渡島は日本の島の中では2位の大きさで、面積は約855平方キロメートル。これは東京都23区の約1.4倍と、かなりの広さを誇る島です。 佐渡はよく「日本の縮図」と表現されますが、これにはいくつか理由があるようで、まず豊かな自然に恵まれていること。周囲を日本海に囲まれ、大佐渡山地や小佐渡山地といった山地の間に広がる国中平野と、島の中に大きな起伏があることが特徴。 佐渡金山近くの観光名所の一つ、京町通り近くの階段。海を見渡せるほどの高低差がある。農業も多様で、佐渡米やおけさ柿といった名物がある他、佐渡の独自ブランド「佐渡牛」をはじめとした食肉の畜産も盛んな地域。また、文化的にも古くから交易の中継地だった佐渡島は貴族・町人・武家など多様な文化が混じり合った土地でもあります。「新しいものを取り入れたり、