人の心理に無意識的に働きかけ、心理操作を行う道具としては、色彩も相当強力であると思われますし、実際その方面の心理学的なリポートは相当な部分公にされております。 こちらは、映像の編集テクニックと違って 知ろうと思えば誰でも知る事の出来るレベルの公然たる秘密ばかりです。 これは色相環というもので、 可視光線をスペクトル分割し、それらを円でつないだもの。 反対側の色を補色といい、その2色のコントラストは最も強い。 赤の補色は緑であり、 この二色を対立する要素にあてがう事で、映像は観客に分かりやすいメッセージを放つ事が出来ると考えられているようです。 負け組みの焦りを赤色を背景色にして表現したり、勝ち組の余裕を緑色を使って印象付けたりしますが、 この二色の対立が強い印象を見るものに与える事から、97年に「ポケモン」で、赤緑二色を反転点滅させ続ける事で強力な刺激を発生させ、その結果何人もの子供たちが