今季J2に昇格した大宮の原博実社長(66)が、このほどスポーツ報知のインタビュー取材に応じた。大手飲料メーカー・レッドブルが昨年10月に買収して、J初の外国資本となった同クラブ。チーム名やロゴの変更だけではなく、エナジードリンクを世界的に展開するレッドブル社からは「疲れて、もう走れないはやめてくれ」とクラブ哲学も伝えられているという。15日に山形との開幕戦を迎える大宮の改革元年の変化を聞いた。(取材・構成=浅岡 諒祐) 「レッドブル社が大宮を買収」―。この衝撃のニュースから約半年。かつてJ1で戦っていたクラブがJ3降格を経てV字回復を狙う。Jリーグによると、21年度の大宮の人件費は10億円を超えていたが、翌22年度にはJ2中位ほどの6億円弱に縮小された。原社長はまず、J1昇格にふさわしい予算規模の確保へと動き出した。 「予算規模はJ3に落ちたりして、ここ何年かずいぶん縮小されていました。そ