Rafael Rozendaal(ラファエル・ローゼンダール)は、その作品のほとんどがインターネット上に存在する現代アーティスト。唇の裏に"INTERNET"とタトゥーを入れてしまう程にインターネットを愛し、またインターネット上でも高いリスペクトを受けている。彼は自分の作品をドメインごと販売し、"常にインターネットでアクセスできる状態にすること"。つまり、誰かに購入された後も、常に世界中のどこからでも24時間アクセス出来るのだ。アートの所有性と公共性を問い続け、決して既成概念には収まらない、"アナーキーなアーティスト"と呼ばれるローゼンダール氏。ただいま開催中の個展「I’m good」会場であるTakuro Someya Contemporary Artにて話を聞いた。 ■ドローイングそのものがアイデアになる ――まずはアーティストになったきっかけから教えてください。 小さい頃は大工になり