1. Copyright (C) 2016 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. ウェブを速くするために DeNAがやっていること HTTP/2と、さらにその先 DeNA Co., Ltd. Kazuho Oku 1
Webサービス事業者として僕が先行して調査したり研究・開発している技術の中で、Webサーバ設定におけるHTTP/2とそのmruby活用についてや、PFS(Perfect Foward Secrecy)を考慮したTLS設定と大量証明書設定の効率化について、社内のインフラエンジニア向けに技術共有を行いました。 内容としては、まずはざっくりと知ってもらう事を目的に、細かい要素技術について深く立ち入り過ぎない程度に、今後弊社でのWebサービスのインフラ技術周りのアーキテクチャを考える上で必要になりそうな事を中心にお話しましたので、少し汎用性に欠けるかもしれません。 特に技術的に見せられないような話ではないので、参考程度に公開しておきます。どこかで喋って欲しいみたいな依頼は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。 以下の二本立てです。 HTTP/2とmrubyの活用 HTTP/2時代
近い将来WebSocketがRailsで使用できるようになると聞くと、デベロッパはみんな舞い上がって興奮します。 しかし、 あなたのユーザは、あなたがWebSocketを使用しているかどうかなんて気にしません 。 ユーザは、”快適なリアルタイムWebアプリ”を求めている。 デベロッパは、”快適でビルドが簡単なリアルタイムWebアプリ”を求めている。 オペレーションは、”デプロイ、スケール、管理が簡単なリアルタイムWebアプリ”を求めている。 上記全ての要望をWebSocketがかなえてくれるのなら素晴らしいことですが、この実装の詳細は高いコストがかかります。 超高性能で全二重なクライアントとサーバ間の通信は、本当に私たちに必要なのか? WebSocketは、クライアントに情報を配信するための簡単なAPIと、クライアントからWebサーバへ情報を送信するための簡単なAPIを提供します。 サーバ
この記事は Perl Advent Calendar 2015 の 11 日目の記事です。 昨日の記事は mackee_w さんの「ペライチ PSGI アプリケーションの概念と実証」でした。 今年 2015 年は、HTTP/2 の RFC が出ましたね。というわけで HTTP/2 の話をします。以前 Gotanda.pm #4 にて「Perl の HTTP/2 事情」というタイトルで発表したのですが、それとだいたい一緒です(記事書いてなかったので…)。 HTTP/2 の各言語実装は https://github.com/http2/http2-spec/wiki/Implementations にまとまっているのですが、ここを見ると Perl には Protocol::HTTP2 / http2-perl という実装があるようです。ただ http2-perl は h2-04 準拠なので O
http2 in Go 1.6; dotGo 2015 - Google スライド 2015年の5月にRFCが出たばかりのHTTP2が2016年の2月にリリース予定のGo1.6で早くも利用可能になることになっている.HTTP2の勉強も兼ねてGo言語におけるHTTP2実装を追ってみる. 以下ではまず実際にHTTP2サーバを動かしChromeで接続してみる.次に現状コードがどのように管理されているかを追う.最後に実際にコードを動かしながらHTTP2の各種機能を追う.なお参照するコードはすべて以下のバージョンを利用している(まだWIPなのでコードなどは今後変わる可能性があるので注意). HTTP2とは? HTTP/2に関してはスライドやブログ記事,Podcastなど非常に豊富な情報がインターネット上に存在する.そもそもHTTP2とは何か?なぜ必要なのか?などを理解したい場合は参考に挙げた記事など
9. ② バイナリメッセージ リクエストのHEADERSフレーム。 00 00 26 01 25 00 00 00 0d 00 00 00 0b 0f 82 84 87 41 8b 0b e2 5c 2e 3c b8 5b 7d 70 b2 cf 53 03 2a 2f 2a 90 7a 89 aa 69 d2 9a c4 c0 57 02 e0 緑箇所の3byte「00 00 26」がフレームサイズで38byte(0x26) 最初の9byte(固定長)は、フレームヘッダ。 青箇所の「01」がフレームタイプを表しており、0x01はHEADERSフレーム。 黄色箇所の「25」はFlagで詳細はRFC7540へ。 茶色箇所の4byte(正確には31bit分)はStream IDで、この場合は13。 10. ② バイナリメッセージ リクエストのHEADERSフレームペイロード(赤箇所) 00 0
まずは Disclaimer、 「あくまでも個人の感想であり、HTTP/2の効能を保証するものではありませんw」 1. はじめに、 先日、HTTP/2, HPACKのRFC(7540,7541)が無事発行されました。2年余りHTTP/2の標準化活動に参加してきたのですが、もうすっかり昔の事のような感じがします。 今日、Scutumの開発をされている金床さんの「HTTP/2のRFCを読んだ感想」のエントリーが公開され、読ませて頂きました。今回初めてHTTP/2の仕様書を読まれた感想ということで、長くかかわってきた立場から見ると非常に新鮮な内容でした。 実は「HTTP/2が流行らない」という指摘は、1年半ほど前に私も同じことを書いていました。 HTTP/2.0がもたらす�Webサービスの進化(後半) また、偶然なのかわかりませんが、同じ Proxy製品 vanish varnish *1 の開
はじめに 私は自ら「串職人」と名乗るほどウェブの(つまりHTTPの)Proxyサーバが好きで、もう10年以上もプロキシサーバを作り続けています。このブログの主題であるクラウド型WAF、Scutumもそのひとつです。そもそもプロトコルとしてのHTTPが好きです。ウェブの裏側に、とてもシンプルな、テキストベースのHTTPプロトコルが活躍しているということが私の串職人としての出発点です。 HTTP/2が出た 先日、ついにHTTP/2が出ました。 数年前から、「SPDY」などのキーワードに代表される次世代のHTTPが模索されていることは何となく知っていましたが、どうもGoogleのような非常に大きいトラフィックを処理している組織が主導しているもので、一般の開発者やウェブの利用者にとってそれほど魅力的なものではなさそうだな、という印象を抱いていました。 サーバ側を作っているのもGoogle、ブラウザ
update 色々と twitter で議論が起こったのでまとめて貼っておきます。 togetter.com みなさんありがとうございました。 intro HTTP2 の RFC 化も目前ということで、そろそろ実際に HTTP2 を導入していくにあたってサーバサイドの構成についても、具体的にどう変わっていくかという点を考え始めていく必要があります。 そんな話を @koichik さんとしていたら、色々と考えが膨らんだのでメモしておきます。 前提 今回は、中規模のサービスを想定し、特に HTTP2 のサーバプッシュを踏まえた上でのコンテンツ配信などに、どういう構成が考えられるかを考えていきます。 また、本エントリ内では独自に以下の表記を採用します。 HTTP/1.1 = HTTP/1.1 (平文) HTTP/2 = HTTP/2 (平文) HTTPS/1.1 = HTTP/1.1 over
2. 自己紹介 • 名前: 大津 繁樹 • 所属: 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ) アプリケーション開発部 • Twitter: @jovi0608 • ブログ: ぼちぼち日記 http://d.hatena.ne.jp/jovi0608/ • GitHub: https://github.com/shigeki/ • 新技術の検証・評価を行ってます。 (Node.js, io.js,SPDY, HTTP/2,HTML5) • iij-http2の開発を通じてIETFのHTTP/2標準化作業に参画中 3. HTTP/2 はRFC化目前です • HTTP/2 • IESGレビュー終了。コメントを受け てドラフトを改訂。その後承認見込 • HPACK • IESG承認済(1/23) 発行プロセスが順調なら桜が咲く前にはRFC化かも Ethernet IP(v4/v6) TCP
Intro この記事は HTTP2 アドベントカレンダー 24 日目 の記事です。 HTTP2Study HTTP2 Study は、2013年8月くらいから小さく小さく活動しているコミュニティです。 HTTP2 もまだ HTTP2.0 と呼ばれていた頃で、 Draft でいうと 04 くらいですね(今は 16)。 (ちなみに、現在の仕様では "HTTP2.0" ではなく "HTTP/2" もしくは "HTTP2" が正しい名称です。) 仕様を策定してる HTTPbis としての議論は概ね片付いて、 HTTP2 の仕様は RFC にするための次のステップに移り、もし仕様を覆すような大きな指摘が無ければ、来年の頭にはこのまま RFC として公開されるかもしれないというところまで来ました。 そして今日はこの仕様策定をずっと追いかけてきた HTTP2Study がやってきたことを、簡単にまとめて
宣伝 2015/11 追記 ソフトウェアデザイン 11月号に HTTP/2の特集記事を書かせていただきました。より詳しく書きましたので、本記事より参考になるかと思います。 http://www.amazon.co.jp/dp/B01494YKUI HTTP2は2014年4月のWG Last Callに向けて、仕様策定が進められている。 現在も、ロンドンで行われているIETFのミーティングでは熱い議論が行われているところであろう。 (local activityとして日本での活動なども紹介されているようです) HTTP2の仕様を決めているHTTPbisワーキンググループのchairであるMark Nottingham氏が、自身のブログにて「Nine Things to Expect from HTTP/2」という記事が投稿されている。 ここでは、HTTP2が何をもたらすか以下の観点で説明して
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く