製造業におけるデータを生かした商品開発やDXを支援、AI企画・設計開発プラットフォーム「ラクション」リリース
株式会社IKETELは3月18日に、製造業向けのAI企画・設計開発プラットフォーム「ラクション」をリリースした。 データを生かした商品開発やDXを支援し、企画や設計の工数、コストの削減などを図るという。
「ラクション」は、社内の情報と連携して、「データを活かした商品開発/DX」を実現するAIシステムとのこと。独自のAI・データ活用技術を用いて、情報収集、仕様検討、書類作成といったメーカーにおける企画・設計開発業務をサポートし、商品開発における工数・コスト削減と新価値創出を支援する。
主な特徴として挙げられているのは3点。1点目は「AIで業務を効率化し、開発工数・コストを大幅削減」。社内情報と連携したAIが情報検索をスムーズにし、資料作成や応対業務を自動化。これにより開発工数やコストを削減し、開発者は本来の創造的な業務に集中することできるとしている。また、開発リードタイムの短縮で、より早いリリースを可能にするという。
2点目は「社内外の技術・データを活かして新価値を創出」。社内の技術やデータを学習し、社外の情報検索に対応したAIが、社内外の情報を掛け合わせて新商品のアイデア出しや企画・設計書類の作成を自動で行う。また、データの分析と見える化によってデータに基づく開発を行い、QCD(品質、コスト、納期)の向上を図るという。
3点目は「独自のデータ技術で、現場で強い高精度AIを簡単に」。連携されたデータは独自の技術でAIが活用しやすい形に自動調整されるため、特別な前処理やAI調整の手間なく、現場で使える高精度なAIをすぐに利用できるとのこと。技術やノウハウが共有・活用されることで、属人化の解消や人材の即戦力化などにもつなげられるとしている。