ここ3年くらい肛門が痒かったり痒くなかったりでそれなりに共存しながら日々を送ってきた
しかし許し難いことが起きた
肛門のシワの一部が出てきたのだ
それはもう天地がひっくり返ったかのような衝撃
肛門からめくれて人間の中身と外皮がひっくり返ってしまうような感覚
いてもたってもいられず母に相談した
すると一言
…え?
え?え?え?え?え?え?え?
人間って欠陥だらけだ
飼い犬の拷問線と睨めっこしたり絞ってるのを見たりしていた矢先に自分の肛門がおかしくなってしまった。
駅前の「脱腸のことなら!」と院長が満面の笑みを浮かべている広告看板とツーショットを撮ったばかりである。ほんとごめん。
院長が言った。
「あーこれはよくあることだよ。切る?」
なんて恐ろしいことを言うんだこの人。
人類の味方ではない。
判断できずに家に帰った。
肛門がちょっと出たまま食事をし、排便をし、ちょっといいことがあったり悲しいことがあったりして日々を過ごしていくのも悪くはないかもな、と思った。
切ってないんかーい
同じ状況の人がいた ちょっとホッとしたわ