2025-03-05

かいうんこ出た

高速道路事故通行止めのせいで遅くなった深夜。自宅に帰り着くと、便意

いそいそとトイレに駆け込み、力むが出てこない。

うむ。まぁそんなこともある、こういうときは足をつま先立ちにして前傾姿勢をとるのだ。すると腸が肛門様まで一直線になって出やすくなる。


ふんっ


でない。


というか、力むと肛門様がいたい。肛門様が今にもブチギレしそうな雰囲気がある。

どうしたらいいんだ。

そういえば一週間ぐらい便通が無かった気がすると気付く。

やばい。そして今、10時間にも及ぶ車の中での待機で、水分がちゃんととれてない。

これは固いのではないか

力むが出てこない。


こうなれば最終手段の一歩手前である

意を決して肛門様に指を指し宛てると、パンパンになってブチギレそうな肛門様と、カチカチに固まったうんこが顔を出している。

一度押し戻してリセットしようにも入っていかない。

これはやばい

このままでは、一生肛門からうんこが顔を出したまま暮らしいかなければならなくなってしまう。


肛門様に指を突っ込もうとするが、入れるとこれはこれで切れそうでいたい。

表面を削ぐようにすると、カチカチに固まったうんこがぽろぽろと崩れ落ちるように分解する。

上手く行くと思ったが、その際には巨大な岩石の様に固まった部分が出現して無理である


掘削だ、掘削しか無い。


指を蠢かしながら、奥に入れると、黄門様がもう限界悲鳴を上げて、ギリギリと痛みを訴えてくる。

脂汗をかきながら、爪を立てるようにうんこを削る。

何回か削って、うっ、と引っ張り出すと、固いものがぽろっと取れて、そんも後からにょろにょろにょろと、太いうんこがが排出される感触があった。

なんとかピンチをすり抜けた。


勝った。


ウォシュレット動作させて紙で残りの雫を吸い取ると、つい先ほどまで私の一部だったうんこを拝もうと立ち上がる。

そこには太さ4センチはあろうかという立派なうんこがあった。

目があった気がしたが、つかの間、すぐに自動洗浄機能が働いて、うんこ奈落の底へと吸い込まれる。

いつもより太いうんこのせいか抵抗するかのように一瞬とまるが、最終的には消えていった。

突っ込んだ指を丁寧に洗いながら、心なしか軽くなった腹を思い、そうか、これって便秘だったのか、と、思ったのだった。

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