任天堂とポケモンがパルワールドの開発元であるポケットペアを特許絡みで訴えたことが話題になっている。パルワールドはポケモンに類似したデザインとエルサゲート的な側面で話題のゲームであり、以前より任天堂とポケモンの対応が注目されていた。そんな中での今回の訴訟であるため、その背景を推測したくなるのは道理かもしれない。
しかし、現状明確になのは、特許に関する訴訟という一点のみである。どんな特許でゲームにおいてどの程度用いられているのかもわからない。本当はポケモンのデザイン関係で争いたかったのかもやはりわからない。とかく情報がないのである。
そんな圧倒的な情報不足の中、無理矢理事情を推測し、その推測に自ら飲まれて勝手に称賛、失望するのはひたすらに無駄である。仮に推測が間違っていた場合、勝手に作り上げてこじらせた感情とちゃんと向き合えるのだろうか。あるかもわからない利益のために丁半博打をするのは割に合わない。
今回の件に限らず、もっと様子を見たり、続報を待つ姿勢は意識すべきだろう。あまりいい事例ではないが、元首相の銃撃事件では多くの人がその推測を外していただろう。これは社会的保身でもあり、精神衛生上の保身でもある。
ひねくれていると自認しているのならば、「最後に笑う者が最もよく笑う」よろしく事後諸葛亮ムーヴをかますためには、とりあえず黙っておくのが無難という話である。
特に、特許といったビジネス色の強い事案では、裁判所も条文杓子定規みたいな判決を出さないしな。
https://anond.hatelabo.jp/20240920010356 こういう態度の人が多いと思うよ