活動データ
タイム
05:37
距離
6.5km
のぼり
738m
くだり
1297m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るとてつもなく長文なので、見ない人は見ないでね。 ただ、遭難案件なので、参考になるかどうかわかりませんが、恥ずかしながらレポ投稿します。 こんな大失態、書くべきどうか、、、、、 谷川岳の手前の雪庇で滑落しました 死んでもおかしくないと思う。 恥ずかしながら、皆さんの啓発の為に、レポします。 とりあえず、生きて帰ってきたから、レポできました。 前日、仕事終わりに名古屋16時発、途中で温泉♨️立ち寄り、水上ICには0:10頃到着。 この日は、高速でも大雪で視界も見えにくい。 IC降りてすぐに、道路は大雪、果たして、谷川ロープウェイ駅まで到着できるのか? ローウェイ駅に近づくにつれて、道路は大雪。 最後のスノーシェード過ぎて車がスタック🚗 雪はバンパーより上にある。 前にも後ろにもどうにもならない。 何とか知恵でスタック脱出。経過時間1.5時間。 駅まで無理なので、スノーシェードまで戻り、朝に除雪車来るまで、待機。 この時点で、西黒尾根は無理。 ロープウェイ🚡の開始時間は9:30でした。 たまたま、駐車した真向かいに福井ナンバー🚗の方と意気投合。 ロープウェイ🚡に一緒に乗り、さぁ〜スーパーラッセルだー♪ 今日は自分ワカン、福井の方スノーシューで2名体制で行く。 後ろの登山者10名はチェンスパやアイゼンでラッセルする気なし。 この10名は完全にラッセル泥棒でした。 無駄に1時間経過して、谷川岳の天神尾根取り付きに到着。 この後のトレースハンター10名は脱落。 2人でラッセルしながら谷川岳に向かう。 福井にーさんが小屋前の大岩で大休憩したので、自分は先にトレース作るために、ソロ先行した。 こらが全ての過ち。 谷川岳肩の小屋で福井にーさんを待てば良かったものの、ソロでピークハントに行く。 昨夜からの大雪で60センチ降ったとの事。 谷川岳ピーク手前の最後の登りで、何故か右側の稜線に進んでしまい、左に方向修正しようとした瞬間、あの雪庇が自分の身体ごと、転げ落ちる。 この時はハードシェルの風防とバラクラバ、ゴーグルを着けていた。ゴーグルは曇っていた。稜線は風とガス、雪で前が見えないホワイトアウトと最悪なコンディションでした。 雪庇を踏み抜いた瞬間に身体が真っ逆様に転げ落ちる。何とか止まるようにしようが、重力とスピードでどうにもならない。 あーーー死んだ、詰んだと思いながら無我夢中で身体が停止する事にもがきながら、何とか口に入ってくる雪を舌でかき出そうとするも、何ともならない。 あーこうやって、雪崩に巻き込まれた人は窒息して死ぬんだと、自己体験した。 雪が口に喉奥に詰まってくる恐怖は、、、サーフィンやっている時に台風のビッグウェーブに飲まれた時、人間ではあながえなく、呼吸が出来ない状況と酷似していた。 とにかく、呼吸困難になる。 何とか、滑落が止まった。滑落はおそらく3分〜5分くらいと思う。1977メートルの谷川岳から1341メートルまで滑落しました。 630メートル位落ちた。 身体は止まったけれど、雪の重みや口の中に雪が入ってくるのに、必死に抵抗した。 5分ほどもがき苦しみ、何とか体制立て直した。 幸い怪我は無く、ただ舌は雪のせいか、擦過傷になり口の中は血まみれです。ストック2本失った。幸いにワカンは装着されていたので、一安心。しばらく放心状態でした。 落ちてきた場所は画像で記載します。情け無い、、、 この時13:15頃、幸いにもこのまま降れば、一般登山道に合流できる場所だったので、レスキュー🛟呼ばず、自力で下山する事にしました。 だって、Yahooニュースに載るの残念だし、五体満足だったので、日が落ちる前に下山できると思った。 ただ、下りとはいえ、とてつもないラッセル地獄。ワカン着けて腰までのラッセルでした。 ようやく国道の林道に着いた頃にヘリ🚁の音が聞こえる。まさか、一緒に登っていた福井にーさんがレスキュー呼んだと確信。すぐに119して安否を伝える。今いる場所、あとどのくらいでロープウェイ駅に着くとか伝えた。 とても残念な事に、110された福井にーさんが自分の車ナンバーを伝えたお陰で、警察の方が嫁さんに連絡したらしい、、、、、ご主人は無事ですが、谷川岳で滑落したと、、、 いつも嫁には山に行ってくるとしか言わないので、どこの山に行っているのか、知らないので、嫁は恥をかいたと言っていた。もちろん激怒😡 程なくして、ロープウェイ駅に到着すると、レスキュー隊員3名と警察2名の事情聴取。 事細かく、時間場所、画像を見せてどこようになったのかを伝えた。 正直、ここまで雪が深く、もちろんノートレスで、視界不良としても、この雪庇滑落は言い訳出来ない程、情け無い。 今回の滑落はたまたま、落ちた場所に岩や木が無く、身体が止まった場所も良かったので、運が良かったとしか言いようがない。命あっての楽しい山登りが当たり前と思う事は出来ない。 もちろん、嫁や実母からもしばらく?もしくは謹慎となる事は必至です。 調子に乗っていた自分があったと思う。 山に行く時は、常に謙虚であるべき、雪山はより慎重にと、繋がった生命を噛み締めて自粛します。 皆様と群馬県警、群馬消防局の方々には、ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。 ※雪庇滑落した現場の画像が1/18の登山者レポからスクショしたのを載せます。 画像の一番最後の写真です。明らかな滑落痕があります💦
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