ギガバイト(GB)は、データの大きさを表す単位で、スマホのデータ通信量などに使われています。普段耳にする機会も多い「ギガバイト(GB)」とは具体的にどのようなものなのか、気になっている方もいるかもしれません。
この記事では、ギガバイト(GB)とは何か、1GBの目安、ギガが足りない時の対処法などを紹介します。
また、牧村さんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した方:
株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶
大学院修了後、日本電気株式会社(NEC)入社。SEとして携帯キャリア向け基幹システムの構築に従事。その後、NECビッグローブ(現・ビッグローブ株式会社)へ出向し、コンシューマー向けのサービス企画、運営などを手掛ける。
2013年に株式会社Crepasを創業、プロバイダーでの業務経験を活かしてネット回線の情報メディア「プロバイダー・ワン」を運営。YouTube「Crepasチャンネル」でもWiFi解説動画を発信。
ギガバイト(GB)は、データの大きさ(容量)を表す単位のひとつです。身近なところでは、毎月スマホで使うデータ通信量やスマホやパソコンに保存できるデータ容量などにギガバイト(GB)の単位が使われています。
データの大きさを表す単位としては、Byte(バイト)、KB(キロバイト)、MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)、TB(テラバイト)などがあります。ギガバイト(GB)は、メガバイト(MB)の1,024倍を表す単位です。
Byte(バイト)などが使われるコンピュータの世界は「0」と「1」だけが使われる2進法で構成されています。
よって、2進法でキリの良い数字である1,024(=2の10乗)倍ごとに単位が設定されています。
日常的な用途のうち、1GBのデータ通信量で利用できる目安は下記のとおりです。
用途 | 1GBで利用できる目安 |
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ニュースサイトなどの閲覧
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約6,600ページ |
メール送受信
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約2,000通 |
LINEの通話時間 |
音声通話:約40時間
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YouTubeの動画視聴
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約1.5時間の再生 |
音楽の再生
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5分ほどの楽曲が約200曲分 (約18時間の再生) |
ニュースサイトで約6,600ページ、メール送受信で約2,000通など、データ通信量の大きくない用途であれば、1GBでギガの残りが気にならないぐらいに十分に通信が利用できます。
一方で、データ通信量の大きい動画視聴やビデオ通話などは、1GBで利用できる目安は数時間ほどにとどまります。
スマホで日常的に動画視聴などをする方は、視聴時間に見合った料金プランを契約する必要があります。また、WiFiを上手く活用するのも方法のひとつです。
牧村和慶さん
一般的にテキスト情報のデータ通信量に比べて映像のデータ通信量は非常に大きなものになります。ショート動画視聴でも積み重なると大きなデータ通信量になるので注意が必要です。
毎月、自分がどのくらいのデータ通信量を消費しているか把握していない方もいるでしょう。1ヵ月のうちにスマホで何ギガバイト(GB)消費したか、データ通信量を確認する方法は、大きく下記の2つです。
契約中の通信会社により詳細の方法は異なりますが、会員ページやアプリから、今月の残りのギガバイト(GB)や何ギガバイト(GB)消費したか確認できます。
会員ページにログイン後、データ通信量に関する項目に進むと、残りのギガバイト(GB)などの確認が可能です。アプリの場合は、アプリ内のホーム画面などから今月の残りのギガバイト(GB)が確認できます。
会員ページやアプリでは、契約中の料金プランや毎月の請求額もチェックできます。
Androidのスマホは、「設定」から下記の手順で1カ月分のデータ通信量が確認できます。
Androidは機種によって操作方法が異なる可能性があります。詳しくはメーカーの公式ページで確認しましょう。
「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順にタップ
通信会社の名前の横にある歯車のマークの設定アイコンをタップ
画面の上部に現在のデータ通信量が表示されます
iPhoneは、下記の手順でデータ通信量の確認ができます。iPhoneの設定から確認できるのは、1カ月分のデータ通信量ではなく、累計の数字である点に注意しましょう。
iPhoneは、OSや機種により異なる場合があります。
「設定」>「モバイル通信/モバイルデータ通信」の順にタップ
「現在までの合計」の項目から累計のデータ通信量が確認できます
なお、「モバイル通信/モバイルデータ通信」の画面で、下のほうにスクロールして「統計情報をリセット」をタップすると、カウントをゼロにリセットして再スタートできます。
スマホのギガが足りない時の対処法としては、下記の3つが挙げられます。それぞれの対処法を詳しく解説します。
月末にギガが足りなくなることが多いなら、より大容量のプランに変更するのが方法のひとつです。プラン変更は通信会社の会員ページなどから手続きできます。
また、料金の節約も含めて料金プランを見直したいなら、他社のプランへの乗り換えも選択肢です。
UQモバイルでも月間データ容量33GB(「月間データ容量30GB」+「データ10%増量特典★1 3GB」)が使える「コミコミプラン+」やデータ利用量に応じた料金で利用できる「トクトクプラン」を提供しています。どちらのプランも余ったデータ容量を翌月にくりこし※、翌月末までご利用いただけます。
「今のペースで使うと、今月はギガが足りなくなるかも」と感じているなら、ギガを節約して月末までしのぐ方法もあります。
画質を下げて動画を視聴する、データ通信量の大きい通信は避ける、フリーWi-Fiを探すなどギガの節約方法を取り入れることで、データ通信量を少なく抑えられます。
ただし、フリーWi-Fiはセキュリティが十分とは言えません。パスワード付きのフリーWi-Fiを利用するか、不安がある場合は利用を控えましょう。
自宅にWiFi環境がない方は、新たにインターネット回線を契約する方法も有効です。
自宅でWiFiに常時接続できるようになるので、インターネット回線でのデータ通信量が少なく抑えられます。ギガを気にせず、通信できるようになるのは大きなメリットです。
また、モバイルルーターなら外出先でもWiFiに常時接続できます。外出先で通信を使う機会が多いなら、モバイルルーターも含めて検討するのがおススメです。
牧村和慶さん
その他、スマホアプリのバックグラウンド更新の停止、位置情報サービスの制限、SNSによる動画自動再生をオフにすることでも無駄なデータ通信量の消費を抑えることができます。
ギガが足りないと感じた時は、プラン変更やギガの節約、WiFiの導入などが対処法です。
WiFi環境を導入して、ギガ不足を解消するなら「UQ WiMAX」がおススメです。UQ WiMAXでは、5G対応のホームルーター・モバイルルーターを提供しています。
ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は下り最大速度4.2Gbps※1・上り最大速度286Mbps※1に対応し、コンセントにさすだけですぐにWiFiが使えます。QRコード※2での接続にも対応し、簡単にWiFiの接続設定が可能です。
外出先でも利用するならモバイルルーターの「Speed Wi-Fi 5G X12」がおススメです。4,000mAhバッテリーを搭載し、約9時間※3の連続通信ができます。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
Speed Wi-Fi 5G X12
また、「WiMAX +5G ギガ放題プラスS」プラン※4では、月間データ容量制限なし※5で気兼ねなくWiFiが使えます。
通信回線は、au 5G※6、au 4G LTE、WiMAX 2+に対応し、au 5G回線を中心に最適な回線を自動選択して通信が可能です。
ギガ不足でお悩みの方は、UQ WiMAXのホームルーター・モバイルルーターを検討してはいかがでしょうか。
牧村和慶さん
用途に応じた大まかなデータ通信量の目安を把握しておけば、日常の用途に応じて適切な料金プランを決めるのに役立ちます。
普段からギガが不足してしまうような場合は、気兼ねなく使えるUQ WiMAXがおススメです。