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防災意識が高まっているこの頃。

備えることはたくさんありますが、そのなかでも欠かせないのが「食の備蓄」です。

でも、具体的には何を用意しておけばいいのかわからない……。そんなときに偶然見かけたのが、無印良品の「いつものもしも」というページ。

今回はそこで紹介されている食品を使って、実際に3日間の食事をまかなってみることにしました。

無印良品の食品だけで過ごす3日間

無印良品 「バガスと竹パルプ ボウル 10枚入り」 99円(税込)
無印良品 「竹スプーン 10本入り」 99円(税込)

さまざまな商品が並ぶ中から、レトルトのカレーやスープを中心に約3日分の食品を購入。

食器洗いに水が使えないことを考えて、使い捨ての皿やスプーンもあわせて用意しました。

長期備蓄のお水やごはん、話題の「チョコようかん」も試すつもりでしたが、人気のためかどこも売り切れ。

そのため、お水は自宅にあるもの使います。ただし電気が使えないことを想定して、調理はカセットコンロで。

それでは3日間の食事を見ていきましょう!

【1日目】カレーとスープに翻弄される

朝ごはん

無印良品 「大袋 食べるスープ 5種野菜のミネストローネ」 899円(税込)
無印良品 「温めて食べるパックごはん 雑穀米」 290円(税込)

1日目の朝食は「大袋 食べるスープ 5種野菜のミネストローネ」と「温めて食べるパックごはん 雑穀米」。

スープはお湯を入れて1分で完成。パックごはんは湯せんで15分温めます。

スープはトマトの酸味とキャベツの甘みの相性がよく、普段から飲みたいくらいおいしい! バジルが入っていますが、あまりクセがなく食べやすかったです。

フリーズドライタイプなので、防災バッグなどに入れても重くならないのが◎。

一方で、雑穀米は好き嫌いが分かれそうな感じ。

食べ慣れている方はいいのですが、独特の食感や見た目で苦手意識がある方がいるかもと思いました。

ただ、プチプチとした食感のおかげで歯応えがあって、腹持ちはバッチリでした。

昼ごはん

無印良品 「素材を生かした 辛くない 国産玉ねぎと豚肉のカレー」 350円(税込)
無印良品 「温めて食べるパックごはん 白米」 190円(税込)

昼食は「素材を生かした 辛くない 国産玉ねぎと豚肉のカレー」と「温めて食べるパックごはん 白米」。

まろやかな風味のカレーは、ごはんと相性抜群。豚肉も玉ねぎも大きくカットされていて、食べ応えがありました。

ごはんは少しやわらかめですが、そのまま食べてもカレーと一緒に食べてもおいしい! これは常備しておきたいなあと感じました。

夜ごはん

無印良品 「1/3日分の野菜を使った オニオンスープ」 350円(税込)

お昼にしっかり食べたので、夕食は「1/3日分の野菜を使った オニオンスープ」で軽く済ませることにしました。

ところがこれが裏目に……。

スープ自体は野菜の旨味たっぷりでおいしかったのですが、野菜がとろとろに煮込まれているため、歯応えがほとんどなくあっという間に完食。

スープだけで飲むともの足りず、食べてすぐにお腹が空いてしまいました。これはごはんやほかのおかずと一緒に食べるのが正解だったなあ。

【2日目】味のバリエーションって大切だ

朝ごはん

無印良品 「素材を生かした味噌汁 豚汁」 420円(税込)
無印良品 「温めて食べるパックごはん 白米」 190円(税込)

朝食は和食が食べたくなり、「素材を生かした味噌汁 豚汁」と「温めて食べるパックごはん 白米」をチョイス。

やっぱり和の味はホッとします。

非常時は心が休まる瞬間が少ないと思うので、このような「慣れ親しんだ味」を備蓄しておくのは大事ですね。

昼ごはん

無印良品 「素材を生かした ごろごろ野菜と豚ひき肉の大盛りカレー」 350円(税込)
無印良品 「温めて食べるパックごはん 玄米」 290円(税込)

昼食は「素材を生かした ごろごろ野菜と豚ひき肉の大盛りカレー」と「温めて食べるパックごはん 玄米」。

カレーはとにかくボリューム満点! ジャガイモやにんじんが大きくカットされていて、レトルトとは思えない満足度の高さでした。

満腹になったのは、玄米のおかげもありそう。

玄米らしい歯応えがありながらも味にはクセがなく、もっちりとした食感は普段から食べたいくらいです。

無印良品 「のど飴 柚子&金柑」 100円(税込)

また個人的にヒットしたのが、「のど飴 柚子&金柑」。

特集ページ内に載っていたので、ものは試しに買っておいたのですがこれが大正解!

スパイシーなカレーの後に、のど飴の酸味で口直しができました。単調になりがちな非常時の食事に、ちょっとした楽しみが生まれるので、こういうアイテムも大事なんですね。

夜ごはん

無印良品 「1/3日分の野菜を使った かぼちゃスープ」 350円(税込)

1日目と同様に、昼食の腹持ちがよすぎて6時間ほど経ってもお腹がいっぱい。そのため、夕食は同じくスープにしました。

今回は、歯応えを考えて「1/3日分の野菜を使った かぼちゃスープ」をセレクト。

甘いかぼちゃのポタージュに、玉ねぎや赤インゲン豆などがゴロゴロと入っていて食べ応えばっちり!

今までは塩気が強いものや辛いものばかりだったので、甘いスープがじんわり染み入ります。

さらにうれしいのが、長期保存が可能なこと!

約2年ほど保存できるため、これは備蓄のマストアイテムになりそうです。

【3日目】バターチキンの安心感がすごい

朝ごはん

無印良品 「やさいを食べる 根菜と押し麦のスープ」 190円(税込)

3日目の朝はバタバタしていたため「やさいを食べる 根菜と押し麦のスープ」でささっと朝ごはんを。

少量のお湯で手早く作れるのがうれしいポイントです。

レンコンやにんじんなどの根菜が盛りだくさんで、シャキシャキとした食感が特徴のスープ。今回の食事の中でも1番「野菜を食べている!」と感じました。

一点気をつけたいのが、商品名にはありませんが刻み生姜が入っていてその風味が結構強いこと。

事前情報がないと少しびっくりしてしまうくらいなので、生姜が苦手な方は注意が必要そうです。

昼ごはん

無印良品 「素材を生かしたカレー バターチキン」350円(税込)
無印良品 「温めて食べるパックごはん 白米」 190円(税込)

昼食は「素材を生かしたカレー バターチキン」と「温めて食べるパックごはん 白米」。

まろやかなルーの中に、ひとくち大のチキンがいくつも入っています。無印良品のカレーの中でも代表的な存在ですよね。

筆者も食べ慣れているカレーだったので、食べていて安心感がありました。

夜ごはん

無印良品 「素材を生かした 辛くない ほうれん草のキーマカレー」 350円(税込)
無印良品 「温めて食べるパックごはん 玄米」 290円(税込)

ラストとなる夕食には、「素材を生かした 辛くない ほうれん草のキーマカレー」と「温めて食べるパックごはん 玄米」をセレクト。

筆者は大好物なのですが、ほうれん草のカレーはややクセがあります。エスニックな料理を食べ慣れていない方は一度試しておいた方がいいかも。

キーマカレーは具材が少なめなので、ごはんを玄米にして腹持ちのよさを狙いました。

案の定、この組み合わせでお腹いっぱいに。翌朝までお腹が空くこともありませんでした!

やってみたからこそ気づけたこと

実際にやってみてわかったのは、「食べ慣れているかどうか」が想像以上に重要だということ。

食べたときの安心感はもちろん、はじめて食べるものだと口に合わなかったときに悲しい思いをしてしまうので、平常時に試しておくことは大切だなと感じました。

一方で、食べ慣れていたとしても3日間で4食カレーはさすがにちょっと飽きが来ました……。味が違うからいけると思ったのですが、これはいい発見。

意識的に、違うジャンルの食品をストックしておくのがよさそうですね。

特に今回は魚介類がなかったので、リアルな備蓄品には鯖缶やツナ缶を用意しておこうと心に決めました。

ちなみに、3日分の食事を用意するのに使用した水は約3.5L。カセットボンベは1本。1人分でもこの量ですから、家族と暮らしている方はさらに多くの水や燃料が必要です。

またお湯を沸かすまでに時間がかかるので、一度お湯をつくったら保温できる水筒やスープジャーなどに入れて保存するのも効果がありそう。これを機に防災バッグに入れようと思います。

このように、実際にやってみなければわからなかった発見や反省がたくさんあり、とても有意義な3日間になりました。

各家庭で必要なものは違ってくると思うので、みなさんも一度「非常食だけで過ごす日」をつくってみてはいかがでしょうか。

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