セレンゲティ国立公園
約150万頭ものヌーの大群を観察できることで知られており、2〜3月頃には隣接するケニアから水を求めて移動してきます。
東アフリカの自然の宝庫、タンザニア。セレンゲティ国立公園では壮大な動物の大移動を、ンゴロンゴロ自然保護区ではカルデラ内の野生動物を間近で観察できます。アフリカ最高峰キリマンジャロや、ザンジバル島のビーチリゾートも魅力的。タンザニアの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。
約150万頭ものヌーの大群を観察できることで知られており、2〜3月頃には隣接するケニアから水を求めて移動してきます。
絶滅危惧種のクロサイを観察できる自然保護区。季節によってはヌーの大移動のルートにもなります。原人の足跡の化石が発見された場所でもあります。
アフリカ最高峰のキリマンジャロ山の周囲に広がる国立公園。登山だけでなくハイキングやサイクリングなど様々な楽しみ方ができるのが魅力です。
水辺に集まるフラミンゴの生息地として知られています。森林に生息する鳥類やバブーンやゾウなどの草食動物も観察できます。
青い海に白い砂浜、豊かな自然を満喫できるインド洋に浮かぶ島。歴史的背景から様々な文化が混ざり合い、街にはその面影が残っています。
透明度が高く最大深度が1,470mに達する湖です。固有の魚を観察したり、スキューバダイビングやボートツアーなども楽しめます。
タンザニアの首都でありながらもコンパクトな街。ワインの生産地でもあるため、ワイナリーツアーを提供しているぶどう園があります。
セレンゲティ
タンザニア北中央部に広がるセレンゲティ国立公園。200万を超える野生動物の生息地で、ライオン、チーター、キリン、シマウマなどのアフリカを代表する大型哺乳類はもちろんのこと、水辺にはヌーやサイ、カバ、ワニなどの動物も生息しています。どこまでも広がる草原地帯はサバンナ気候の雨期と乾期に分かれ、季節の分かれ目にヌーの大群が水を求めて移動。それに伴ってヌーを追う捕食動物が移動するというサイクルが毎年繰り返されます。こうした野生動物の大移動は世界最大級のもので、1981年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。ンゴロンゴロ自然保護区と隣接しており、ツアーではセットで訪れることの多い場所です。
詳しく見るンゴロンゴロ
ンゴロンゴロ自然保護区には三つのクレーターがあり、中でも世界で2番目に大きく、現地語で「巨大な穴」を意味するンゴロンゴロが有名です。カルデラ内には草原や湖など豊かな自然が広がり、クロサイなどの絶滅危惧種を含む約25,000種類もの動物が生息しています。ここでは、ライオンやチーター、ハイエナなどの肉食動物がシマウマやバッファローを追う、ダイナミックな光景が観察できるクレーターサファリが定番のアクティビティ。湖一面をピンクに染めるフラミンゴの群れも見どころの一つです。また、保護区内のオルドヴァイ渓谷ではアウストラロピテクスの骨が発見されるなど、文化的価値も非常に高い観光スポットです。
詳しく見るザンジバル
東アフリカで初めて建設された英国国教会のアングリカン大聖堂。1870年代にザンジバルにやって来たイギリス人宣教師らによって、奴隷解放を祝してキリスト教会が建設されました。ストーンタウン市内の他の建造物と同じく、大聖堂の土台や壁にはサンゴの石が使われ、約7年かけて完成したとされます。大聖堂の建てられた場所は、ザンジバル最大の奴隷市場があった場所でもあり、敷地内には首輪チェーンで繋がれた奴隷の記念碑をはじめ、オークションにかけられる前の奴隷を収容していた地下牢が公開されていて、実際に中に入って見学できます。また当時の奴隷取引に関する写真やパネルも展示されており、ザンジバルの歩んできた歴史を伝えてくれます。
詳しく見るザンジバル
オールドストーンで最古の建造物の一つとされるオールドアラブ砦。1698年、当時ポルトガル領であったザンジバルをオマーン系アラブ人が制圧。教会のあった場所に砦を再建し、現在の姿になったとされます。19世紀に軍の管轄地となってから、駐屯地や刑務所として利用されていた時期もありますが、最終的には鉄道が敷かれて駅舎に。1930年に鉄道が廃止された後、駅舎は取り壊されましたが、砦を残したまま円形劇場を増築し、総合文化センターに生まれ変わりました。ザンジバル国際映画祭などの重要なイベントは毎年ここで開催されています。劇場のほか、砦内には小さなカフェやおみやげ物屋さんもあり、イベント開催日は多くの屋台が出店するなど、お祭りムード一色になります。
詳しく見るンゴロンゴロ
アウストラロピテクス類の化石人骨が見つかったオルドバイ峡谷。最古の部類の人類とされ、同種の人骨が見つかっている南アフリカやエチオピアと並んで「人類発祥の地」と称されます。最初の発見は1910年代、同地を訪れたドイツ人考古学者によって化石人骨が見つかりました。これをきっかけに本格的な調査が始まり、1959年にイギリス人考古学者夫妻が付近の地層から約200万年前の類人猿アウストラロピテクス・ボイセイの頭蓋骨を発見しました。のちに渓谷を見下ろす高台に博物館が建てられ、ここで発掘された化石人骨や石器類の数々が展示されています。現在も発掘作業が続いていますが、人類の進化を知る重要な場所として、1979年に世界遺産に登録されています。
詳しく見るキリマンジャロ
キリマンジャロ国立公園は、アフリカの最高峰である標高5,895mのキリマンジャロ山を中心とした世界遺産の公園です。標高によって五つの気候帯に分かれており、サバンナやジャングルが広がる山裾から標高3,000m付近のエリアでは、絶滅危惧種を含む多種多様な動植物を観察できます。4,000m付近では、まるで月面のような乾燥した岩肌が現れ、さらに山頂付近では氷河や降り積もる雪も。七大陸最高峰の中では比較的登山難易度が低いといわれ、プロでなくても登頂が目指せます。本格的な登山だけでなく、気軽なハイキングコースも充実。低地でのサファリ、サイクリング、パラグライダー、火口湖での釣りなど、さまざまな楽しみ方ができるのがキリマンジャロ国立公園の魅力です。
詳しく見るザンジバル
古くからアフリカ大陸の重要な中継貿易地として栄えた群島ザンジバル。タンザニアの沖合、インド洋上に浮かぶ諸島の総称で、10世紀ごろからアラブ商人が定住し、アラブ諸国をはじめ、インド、アジアを結ぶ交易地として繁栄しました。主に香辛料や象牙が取引されていましたが、19世紀ごろからプランテーションの労働力需要が高まり、奴隷売買が盛んに行われるように。最終的にザンジバルは奴隷取引の中心地になった過去があります。ザンジバル自体もポルトガル、イギリスの統治下に置かれ、オマーン系アラブ人の支配を経て、19世紀にタンガニカ共和国に併合されました。各国の影響を受けた複雑な歴史を体感しつつ、美しいビーチで泳ぐことも可能という、見どころ満載のリゾート地です。
詳しく見るザンジバル
海岸沿いにある古都ストーンタウン。東アフリカ最古の都市の一つで、10世紀ごろからアラブ商人が移り住み、インド洋における交易要所として繁栄しました。19世紀にはプランテーションの労働力を求める南北アメリカからの需要に応える形で奴隷取引が本格化。最終的に奴隷売買の中心地になって発展していきました。石造りの家々はこの時期に建てられたものが多く、土台や壁にサンゴの石を使用していたことから「ストーンタウン」と呼ばれるように。その美しい街並みは世界遺産に登録されています。他にもザンジバル独自の食文化が有名で、フォロダニ公園の夜市に行けば、アフリカやインド、ヨーロッパ料理がうまく融合したザンジバルグルメを堪能できます。
詳しく見るキゴマ
世界最長の淡水湖タンガニーカ湖。アフリカ大地溝に沿ってできた湖で、全長約660kmと南北に細長く、タンザニア、ブルンジ、コンゴ民主共和国、ザンビアの4カ国にまたがります。最も深い所で1,436mとバイカル湖に次ぐ世界で2番目に深い湖で、ここまで深いと一度も枯れたことがなく、安定した水量を保つアフリカ最古の湖と称されます。豊富な水は周辺住民の水源にもなっていて、漁業や農業が盛んに行われます。また湖畔周辺にはカバやシマウマ、キリンなどアフリカを代表する野生動物が生息していますが、特筆すべきはタンザニア側の湖畔ゴンベ地区です。チンパンジーの生息地があり、国立公園にも指定されていて、野生のチンパンジーを間近に見られます。
詳しく見るドドマ
タンザニアの首都が置かれている都市ドドマ。1974年にタンザニア政府は首都をダルエスサラームからドドマに変更すると発表し、首都機能の移転が開始されました。ドドマは元々落花生やトウゴマの取引が行われる農業の中心地ではありましたが、国のほぼ中央に位置する立地の良さに目を付けた政府が、首都を置いたとされます。これにより国内の統一が容易になり、地方を平等に発展させる足がかりになりました。その後ドドマには大統領官邸や国会議事堂が移転。人の往来が増えたため、空港をはじめ鉄道や道路、通信網などのインフラが整備されていくと同時に、記念広場、大学、モスクなどが続々と建設されました。現在も首都機能の移転が進められており、発展目覚ましい都市の一つです。
詳しく見るストーンタウン
白い砂浜とサンゴ礁の海に囲まれたヌングイビーチ。ザンジバル島(ウングジャ島)北端の村ヌングイ内にある静かなビーチで、かつては漁業や小舟の製造が盛んに行われていました。1990年代になって観光地開発が進むと、ビーチ沿いにホテルやレストランが続々と建設され、今ではザンジバル屈指のビーチリゾートに変貌を遂げています。透明度抜群の海ではシュノーケリングをはじめ、ダイビング、ジェットスキーなどを楽しめます。ビーチの北側にはウミガメを保護する小さな水族館があり、訪問者はウミガメのいるラグーン内に入って餌をあげたり、一緒に泳いだりできます。他にもイルカと一緒に泳ぐツアーがあり、可愛らしい海の生き物と直接触れ合える貴重な場所でしょう。
詳しく見るムワンザ
アフリカ大陸で最大の湖水面積を誇るビクトリア湖。世界では北アメリカのスペリオル湖に次ぐ2番目に大きい淡水湖で、タンザニア、ウガンダ、ケニアの3カ国にまたがります。ビクトリア湖は周辺に暮らす人々のオアシスで、水道水をはじめとした生活用水や農業、漁業に欠かせない水源になっています。また湖周辺は生き物の楽園でもあり、カバやワニをはじめとした多種多様な生き物が生息。その中でもタンザニア側の湖上に浮かぶルボンド島には、保護されたヨウムやチンパンジー、キリン、カワウソなどが自然の状態で生息していて、その様子を見に行けます。その他ウガンダ側の湖上に浮かぶンガンバ島には、チンパンジーの保護区もあります。
詳しく見るザンジバル
ストーンタウンの海岸沿いにあるフォロダニ公園。1936年に当時のスルタンカリファの即位25周年を記念して造成された公園です。昼間は静かで市民の憩いの場ですが、夜は夜市に様変わりします。2009年に公園の大幅改修工事が行われ、緑地部分が縮小した一方、中央広場と海岸沿いの道路を拡大したことでより多くの人を収容できるようになりました。公園は夕方になると食べ物の屋台が出店し始め、夕食を食べに来た地元住民や観光客らで賑わいます。ザンジバルの食文化はヨーロッパ、アフリカ、アラブ、インドの文化が融合した独特のものが多く、屋台ではそうしたザンジバル料理が提供されています。名物のウロジョをはじめ、ピザや串焼きなど、ローカルグルメを堪能できるスポットです。
詳しく見るマニャーラ
タンザニア北部にあるアルカリ性の湖マニャーラ湖。アフリカを南北に縦断する大きな谷(大地溝)のふもとに雨や地下水がたまってできた湖で、周辺は沼地のようになっています。湖周辺は多くの生物のすみかになっているため保護区に指定されており、アフリカで最大級のゾウのコロニーがあるほか、キリン、ライオンなどの大型哺乳類、水辺にはフラミンゴやカバなどが生息。湖に流れ込む川がほとんどないため水深は3mほどと浅く、乾期には湖面面積が大幅に縮小し、過去には干上がったことがあるほど。他の国立公園と同じくサファリツアーが開催されており、アフリカを代表する動物が間近で見られます。ンゴロンゴロ自然保護区と隣接しており、一緒に訪れることの多いスポットです。
詳しく見るSerengeti National Park, Tanzania
空路:アルーシャ空港から小型飛行機で国立公園内の着陸ポイントまで1~5時間(着陸ポイントは7カ所あり。ツアー内容によって異なる) 車:アルーシャから約8時間
6:00~18:00(最終入場16:00) ※エントランスゲートは4カ所あり(ケニアと国境を接するボロゴニャゲートは閉鎖中)
なし
東アフリカ非居住者 24時間滞在につき大人82.60USD 子ども(5~15歳)23.60USD ※4歳以下無料
タンザニア北中央部に広がるセレンゲティ国立公園。200万を超える野生動物の生息地で、ライオン、チーター、キリン、シマウマなどのアフリカを代表する大型哺乳類はもちろんのこと、水辺にはヌーやサイ、カバ、ワニなどの動物も生息しています。どこまでも広がる草原地帯はサバンナ気候の雨期と乾期に分かれ、季節の分かれ目にヌーの大群が水を求めて移動。それに伴ってヌーを追う捕食動物が移動するというサイクルが毎年繰り返されます。こうした野生動物の大移動は世界最大級のもので、1981年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。ンゴロンゴロ自然保護区と隣接しており、ツアーではセットで訪れることの多い場所です。
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Ngorongoro Crater, Arusha
アルーシャから車で約3時間
6:00~18:00
なし
なし
ンゴロンゴロ自然保護区には三つのクレーターがあり、中でも世界で2番目に大きく、現地語で「巨大な穴」を意味するンゴロンゴロが有名です。カルデラ内には草原や湖など豊かな自然が広がり、クロサイなどの絶滅危惧種を含む約25,000種類もの動物が生息しています。ここでは、ライオンやチーター、ハイエナなどの肉食動物がシマウマやバッファローを追う、ダイナミックな光景が観察できるクレーターサファリが定番のアクティビティ。湖一面をピンクに染めるフラミンゴの群れも見どころの一つです。また、保護区内のオルドヴァイ渓谷ではアウストラロピテクスの骨が発見されるなど、文化的価値も非常に高い観光スポットです。
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Mkunazini St, Stone Town, Zanzibar City, Tanzania
ザンジバル国際空港から車で約12分
記載なし
記載なし
奴隷取引展示室:5USD
東アフリカで初めて建設された英国国教会のアングリカン大聖堂。1870年代にザンジバルにやって来たイギリス人宣教師らによって、奴隷解放を祝してキリスト教会が建設されました。ストーンタウン市内の他の建造物と同じく、大聖堂の土台や壁にはサンゴの石が使われ、約7年かけて完成したとされます。大聖堂の建てられた場所は、ザンジバル最大の奴隷市場があった場所でもあり、敷地内には首輪チェーンで繋がれた奴隷の記念碑をはじめ、オークションにかけられる前の奴隷を収容していた地下牢が公開されていて、実際に中に入って見学できます。また当時の奴隷取引に関する写真やパネルも展示されており、ザンジバルの歩んできた歴史を伝えてくれます。
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Mizingani Rd, Zanzibar, Tanzania
ザンジバル国際空港から車で約15分
8:00~18:00 ※イベント開催時はこの限りではない
なし
なし
オールドストーンで最古の建造物の一つとされるオールドアラブ砦。1698年、当時ポルトガル領であったザンジバルをオマーン系アラブ人が制圧。教会のあった場所に砦を再建し、現在の姿になったとされます。19世紀に軍の管轄地となってから、駐屯地や刑務所として利用されていた時期もありますが、最終的には鉄道が敷かれて駅舎に。1930年に鉄道が廃止された後、駅舎は取り壊されましたが、砦を残したまま円形劇場を増築し、総合文化センターに生まれ変わりました。ザンジバル国際映画祭などの重要なイベントは毎年ここで開催されています。劇場のほか、砦内には小さなカフェやおみやげ物屋さんもあり、イベント開催日は多くの屋台が出店するなど、お祭りムード一色になります。
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Ngorongoro Conservation Area, TZ, 00000 タンザニア
アルーシャから車で約4時間 ※オルドバイ峡谷はンゴロンゴロ自然保護区内にあり
6:00~18:00
なし
ンゴロンゴロ自然保護区 入場許可証 東アフリカ非居住者:大人70.80USD 子ども23.60USD(5~15歳)※4歳以下無料
アウストラロピテクス類の化石人骨が見つかったオルドバイ峡谷。最古の部類の人類とされ、同種の人骨が見つかっている南アフリカやエチオピアと並んで「人類発祥の地」と称されます。最初の発見は1910年代、同地を訪れたドイツ人考古学者によって化石人骨が見つかりました。これをきっかけに本格的な調査が始まり、1959年にイギリス人考古学者夫妻が付近の地層から約200万年前の類人猿アウストラロピテクス・ボイセイの頭蓋骨を発見しました。のちに渓谷を見下ろす高台に博物館が建てられ、ここで発掘された化石人骨や石器類の数々が展示されています。現在も発掘作業が続いていますが、人類の進化を知る重要な場所として、1979年に世界遺産に登録されています。
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Kilimanjaro National Park
キリマンジャロ空港から車で約1時間
終日
なし
70USD *備考あり
キリマンジャロ国立公園は、アフリカの最高峰である標高5,895mのキリマンジャロ山を中心とした世界遺産の公園です。標高によって五つの気候帯に分かれており、サバンナやジャングルが広がる山裾から標高3,000m付近のエリアでは、絶滅危惧種を含む多種多様な動植物を観察できます。4,000m付近では、まるで月面のような乾燥した岩肌が現れ、さらに山頂付近では氷河や降り積もる雪も。七大陸最高峰の中では比較的登山難易度が低いといわれ、プロでなくても登頂が目指せます。本格的な登山だけでなく、気軽なハイキングコースも充実。低地でのサファリ、サイクリング、パラグライダー、火口湖での釣りなど、さまざまな楽しみ方ができるのがキリマンジャロ国立公園の魅力です。
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ザンジバル諸島、タンザニア
日本からの直行便なし ドーハまたはドバイ経由の飛行機で約20時間
終日
なし
なし
古くからアフリカ大陸の重要な中継貿易地として栄えた群島ザンジバル。タンザニアの沖合、インド洋上に浮かぶ諸島の総称で、10世紀ごろからアラブ商人が定住し、アラブ諸国をはじめ、インド、アジアを結ぶ交易地として繁栄しました。主に香辛料や象牙が取引されていましたが、19世紀ごろからプランテーションの労働力需要が高まり、奴隷売買が盛んに行われるように。最終的にザンジバルは奴隷取引の中心地になった過去があります。ザンジバル自体もポルトガル、イギリスの統治下に置かれ、オマーン系アラブ人の支配を経て、19世紀にタンガニカ共和国に併合されました。各国の影響を受けた複雑な歴史を体感しつつ、美しいビーチで泳ぐことも可能という、見どころ満載のリゾート地です。
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Stone Town, Zanjibar
ザンジバル国際空港から車で約8分
終日
なし
なし
海岸沿いにある古都ストーンタウン。東アフリカ最古の都市の一つで、10世紀ごろからアラブ商人が移り住み、インド洋における交易要所として繁栄しました。19世紀にはプランテーションの労働力を求める南北アメリカからの需要に応える形で奴隷取引が本格化。最終的に奴隷売買の中心地になって発展していきました。石造りの家々はこの時期に建てられたものが多く、土台や壁にサンゴの石を使用していたことから「ストーンタウン」と呼ばれるように。その美しい街並みは世界遺産に登録されています。他にもザンジバル独自の食文化が有名で、フォロダニ公園の夜市に行けば、アフリカやインド、ヨーロッパ料理がうまく融合したザンジバルグルメを堪能できます。
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Lake Tanganyika
ダルエスサラームからキゴマまで:飛行機で約2時間 電車で40~50時間 キゴマ駅からタンガニーカ湖主要港まで徒歩約6分
終日
なし
個人旅行は難しく、ガイド付きツアー参加が基本 料金はツアー内容によって異なる
世界最長の淡水湖タンガニーカ湖。アフリカ大地溝に沿ってできた湖で、全長約660kmと南北に細長く、タンザニア、ブルンジ、コンゴ民主共和国、ザンビアの4カ国にまたがります。最も深い所で1,436mとバイカル湖に次ぐ世界で2番目に深い湖で、ここまで深いと一度も枯れたことがなく、安定した水量を保つアフリカ最古の湖と称されます。豊富な水は周辺住民の水源にもなっていて、漁業や農業が盛んに行われます。また湖畔周辺にはカバやシマウマ、キリンなどアフリカを代表する野生動物が生息していますが、特筆すべきはタンザニア側の湖畔ゴンベ地区です。チンパンジーの生息地があり、国立公園にも指定されていて、野生のチンパンジーを間近に見られます。
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Dodoma Tanzania
ダルエスサラームからドドマまで:飛行機で約1時間20分 電車で約3時間30分
終日
なし
なし
タンザニアの首都が置かれている都市ドドマ。1974年にタンザニア政府は首都をダルエスサラームからドドマに変更すると発表し、首都機能の移転が開始されました。ドドマは元々落花生やトウゴマの取引が行われる農業の中心地ではありましたが、国のほぼ中央に位置する立地の良さに目を付けた政府が、首都を置いたとされます。これにより国内の統一が容易になり、地方を平等に発展させる足がかりになりました。その後ドドマには大統領官邸や国会議事堂が移転。人の往来が増えたため、空港をはじめ鉄道や道路、通信網などのインフラが整備されていくと同時に、記念広場、大学、モスクなどが続々と建設されました。現在も首都機能の移転が進められており、発展目覚ましい都市の一つです。
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Nungwi Beach, Zanjibar
ストーンタウンから車で約1時間45分
終日
なし
なし
白い砂浜とサンゴ礁の海に囲まれたヌングイビーチ。ザンジバル島(ウングジャ島)北端の村ヌングイ内にある静かなビーチで、かつては漁業や小舟の製造が盛んに行われていました。1990年代になって観光地開発が進むと、ビーチ沿いにホテルやレストランが続々と建設され、今ではザンジバル屈指のビーチリゾートに変貌を遂げています。透明度抜群の海ではシュノーケリングをはじめ、ダイビング、ジェットスキーなどを楽しめます。ビーチの北側にはウミガメを保護する小さな水族館があり、訪問者はウミガメのいるラグーン内に入って餌をあげたり、一緒に泳いだりできます。他にもイルカと一緒に泳ぐツアーがあり、可愛らしい海の生き物と直接触れ合える貴重な場所でしょう。
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Lake Victoria
空路:ダルエスサラームからムワンザまで飛行機で約1時間30分 空港からビクトリア湖まですぐ 車:アルーシャからビクトリア湖まで約12時間
終日
なし
個人旅行は難しく、ガイド付きツアー参加が基本 料金はツアー内容によって異なる
アフリカ大陸で最大の湖水面積を誇るビクトリア湖。世界では北アメリカのスペリオル湖に次ぐ2番目に大きい淡水湖で、タンザニア、ウガンダ、ケニアの3カ国にまたがります。ビクトリア湖は周辺に暮らす人々のオアシスで、水道水をはじめとした生活用水や農業、漁業に欠かせない水源になっています。また湖周辺は生き物の楽園でもあり、カバやワニをはじめとした多種多様な生き物が生息。その中でもタンザニア側の湖上に浮かぶルボンド島には、保護されたヨウムやチンパンジー、キリン、カワウソなどが自然の状態で生息していて、その様子を見に行けます。その他ウガンダ側の湖上に浮かぶンガンバ島には、チンパンジーの保護区もあります。
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Forodhani park, Zanzibar, タンザニア
ザンジバル国際空港から車で約16分
終日
なし
なし
ストーンタウンの海岸沿いにあるフォロダニ公園。1936年に当時のスルタンカリファの即位25周年を記念して造成された公園です。昼間は静かで市民の憩いの場ですが、夜は夜市に様変わりします。2009年に公園の大幅改修工事が行われ、緑地部分が縮小した一方、中央広場と海岸沿いの道路を拡大したことでより多くの人を収容できるようになりました。公園は夕方になると食べ物の屋台が出店し始め、夕食を食べに来た地元住民や観光客らで賑わいます。ザンジバルの食文化はヨーロッパ、アフリカ、アラブ、インドの文化が融合した独特のものが多く、屋台ではそうしたザンジバル料理が提供されています。名物のウロジョをはじめ、ピザや串焼きなど、ローカルグルメを堪能できるスポットです。
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Lake Manyara タンザニア
アルーシャから車で約2時間
6:00~18:00
なし
入場料:東アフリカ非居住者 24時間滞在につき大人59USD 子ども(5~15歳)18USD ※4歳以下無料
タンザニア北部にあるアルカリ性の湖マニャーラ湖。アフリカを南北に縦断する大きな谷(大地溝)のふもとに雨や地下水がたまってできた湖で、周辺は沼地のようになっています。湖周辺は多くの生物のすみかになっているため保護区に指定されており、アフリカで最大級のゾウのコロニーがあるほか、キリン、ライオンなどの大型哺乳類、水辺にはフラミンゴやカバなどが生息。湖に流れ込む川がほとんどないため水深は3mほどと浅く、乾期には湖面面積が大幅に縮小し、過去には干上がったことがあるほど。他の国立公園と同じくサファリツアーが開催されており、アフリカを代表する動物が間近で見られます。ンゴロンゴロ自然保護区と隣接しており、一緒に訪れることの多いスポットです。
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タンザニアの主食。トウモロコシの粉を練って作る固めのお粥で、手で丸めてシチューと一緒に食べます。
タンザニアの揚げ餃子風料理。三角形の小麦粉の皮に肉や野菜を詰めて揚げます。スパイシーな味わいが特徴的なスナックです。
タンザニアの伝統料理。青バナナをトマトやココナッツミルク、豆と煮込みます。栄養価が高く、独特の風味を楽しめる一品です。
タンザニアの人気料理。鶏肉をスパイスで味付けして焼きます。屋台やレストランでよく見かける、香り豊かな肉料理です。
アフリカ最高峰のキリマンジャロと大地溝帯、そして広大なサバンナを移動する野生動物の群れ。ヌーの大移動で有名なセレンゲティ国立公園、巨大クレーターに何万頭もの動物が集まるンゴロンゴロ自然保護区など、まさに野生の王国です。
タンザニアの通貨単位はタンザニア・シリングですが、USドルが利用可能なためUSドルからタンザニア・シリングへの両替は必要ありません。
四季は明確でなく、雨期(3~5月:大雨期、11~12月:小雨期)と乾期に分けられます。時期と訪問先によっては最低気温が10℃を下回る場合があるので、服装には最新の注意を払いましょう。
※平均気温、降水量:全て国土交通省 気象庁HP調べ
電圧230ボルト・50ヘルツです。日本の電化製品を使う場合は変圧器が必要になります。変換プラグなどを持参すると便利です。
日本からの直行便はなく、最低一度の乗り継ぎが必要です。
混雑時期には出国手続きに時間がかかることも。余裕をもって空港へ。免税店で買い忘れたおみやげなどのショッピングも楽しめます。
水道水は飲用に適しておらず、ミネラルウォーターか浄水器を使用した水を一度沸騰させてから飲むようにしましょう。
地域により様々ですが、イスラム教など宗教上の問題によりペーパーがない場合があります。必ず持参しましょう。
日本への郵便は郵便局で送ることができます。国際電話をかけたい時は公衆電話を利用しましょう。
治安は安定していますが、一部地域で「十分注意」という危険情報が発出中。油断せずに自分の荷物や貴重品からは目を離さないよう心掛けましょう。
タンザニアにはイスラム教に基づいたルールが存在します。思いがけないことでトラブルに巻き込まれないためにも、マナーを知っておきましょう。
アジア
ヨーロッパ
中近東
アフリカ