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北条鉄道で再出発したキハ40形=加西市東笠原町沖
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北条鉄道で再出発したキハ40形=加西市東笠原町沖

 国鉄時代に製造されたディーゼル列車「キハ40形」が13日、兵庫県加西市と小野市を結ぶ北条鉄道で再出発した。かつて東北地方で走行していた白地に青の車両は、老朽化に伴い多くが引退。希少な列車が兵庫のローカル鉄道で再び汽笛を鳴らした。

 1979年に製造され、約40年間、JR東日本五能線(秋田県~青森県)を走行していた同車両は昨年3月に引退。朝夕の増便のため新たな車両を求めていた北条鉄道が譲り受けた。白地に3本の青線が入ったJR時代のデザインは変えず、東北地方の路線図も残し、郷愁を漂わせる。

 13日は式典に続き、午前11時9分の第1便から計3便が運行。事前に申し込んだ計108人が乗車し、約50分をかけて北条町駅から粟生駅(小野市)までの単線13・6キロを往復した。神戸市の男性(26)は「五能線は自然豊かであこがれの路線。親しみがある北条鉄道で乗れるのはうれしい。直角の座席に歴史を感じる」と笑みを浮かべた。

 定期運行は16日から始まり、北条町-粟生間を1日最大17往復する予定。(敏蔭潤子)

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