カナダ西部・アルバータ州にある州立大学の学長などが熊本県庁を訪れた。訪問には、アルバータ州にあるエドモントン国際空港の関係者も同行し、エドモントン国際空港では熊本空港と結ぶチャーター便の運航を熊本県に打診していて、意見を交わした。
熊大と30年以上の交流あるアルバータ大
熊本県庁を訪れたのはカナダ西部・アルバータ州にある、州立アルバータ大学・ビジネススクールのヴィカス・メホロトラ学長など。

アルバータ大学は30年以上、熊本大学と学術交流がある総合大学で、熊本県の竹内信義副知事は「熊本大学では半導体の人材育成や研究開発に取り組んでいて、アルバータ大学との連携・交流の促進に期待している」と挨拶した。
熊本-カナダ線のチャーター便を検討
訪問には、アルバータ大学の顧問で、エドモントン国際空港のシニアアドバイザーを務める小須田明子さんも同行。エドモントン国際空港を運営する公団は、熊本空港との路線の開設を検討していて、まずはチャーター便の運航を熊本県に打診している。

竹内副知事は「チャーター便に向けて積極的に連携させてほしい」と話し、富永隼行企画振興部長も「北米とアジアのつながりが広がることに期待している」と述べた。

報道陣の取材に対して、小須田さんは「エドモントン国際空港は北米のハブ空港で、アジアのハブ空港を目指す熊本空港と似ている点がある」と話し、チャーター便の実現に向けては「相互信頼と需要が大事」と述べた。
(テレビ熊本)