政府観光局によると、8月の訪日外国人旅行者数(推計値)は293万3千人で、前年同月比では36.0%増、7か月連続で同月過去最高を記録した。2019年(252万134人)との比較では 16.4% 増となった。訪日外客数は5か月ぶり300万を下回ったが、8月としては過去最高を記録した。
国・地域別で見ると、中国は74万5800人として最多で、コロナ前の2019年より25.5%減だった。韓国は61万2100人、台湾は56万4300人で続いた。
23 市場のうち 17 市場(台湾、香港、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、イ ンド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、中東地域)において 8 月としては過去最高を記録した。イタリア、スペインでは単月過去最高を更新した。
昨年3月に策定された第4次観光立国推進基本計画では、3つの柱「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」が示され、旅行消費額や地方部宿泊数に関する新たな政府目標が掲げられている。政府はこれらの目標達成に向けて、政府は市場動向を綿密に分析し、戦略的な訪日旅行プロモーションに注力していく方針だ。
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