杉田水脈氏の参院選公認に党内外から異論 自民が公認した理由は

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神野勇人
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 自民党公認候補として、今夏の参院選比例区への出馬が決まった杉田水脈前衆院議員について、党内外から異論や不安の声が出ている。過去に差別的投稿で法務当局から人権侵犯を認定された杉田氏の公認は、党全体のマイナスにつながりかねない。執行部は悩んだ末の決断だったが、リスクをはらんでいる。

 公認は8日夜に発表された。翌日の党大会で参院選候補の一人として紹介された杉田氏は、舞台上で石破茂首相と握手し、全国の党員がいる客席へ大きく手を振った。

 杉田氏は2016年、国連の会議に参加した際、「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」などとブログに投稿。23年に札幌法務局法務省が人権侵犯と認定した。

 党大会後、記者団から指摘された杉田氏は「ブログの削除と謝罪をさせていただいたので、もう既に終わった問題だ」と強調した。だが、杉田氏は同性カップルを念頭に「『生産性』がない」と月刊誌に寄稿するなど、問題の言動はこれにとどまらない。

 党執行部は昨年の衆院選の際、裏金問題に関与していた杉田氏に出馬見送りを促した。比例単独で選挙区のない杉田氏は渋々受け入れたが、同時に参院選出馬を求め、執行部が扱いを検討してきた。

 杉田氏は安倍晋三元首相の招…

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この記事を書いた人
神野勇人
政治部|自民党担当
専門・関心分野
国内政治、選挙、地方自治
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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2025年3月12日12時11分 投稿
    【視点】

     自民党の立党宣言には、「個人の自由と人格の尊厳を社会秩序の基本的条件となす」とあり、綱領は「平和と自由を希求する人類普遍の正義に立脚」するとし、党の性格には「真の民主主義政党」という自己認識とともに、「個人の自由、人格の尊厳及び基本的人権

    …続きを読む