ジョコビッチ、選手除外決めたウィンブルドン批判 「選択肢あった」
パリ=遠田寛生
プロテニス界が連日「ウィンブルドン騒動」で揺れている。
4大大会の第2戦、全仏オープンがパリ・ローランギャロスであり、第2日の23日もトップ選手が次々と登場した。
ただ、最も話題になっているのは全仏の試合ではなく、試合後に選手が語った6月27日に開幕予定のウィンブルドン選手権だった。
ウクライナへの軍事侵攻で、ウィンブルドンの主催者はロシアとベラルーシの選手を今年の大会から除外した。英政府の指針を考慮し、ほかに選択肢がなかったためだ、と説明している。
その代償として、テニスプロツアーの統括団体(男子はATP、女子はWTA)から、選手へのランキングポイントを付与しない方針が通達された。
昨年、ウィンブルドンの男子シングルスで優勝したノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「出場するつもり」と話したものの、主催者がくだした判断を「間違っているし、全く支持できない」と切り捨てた。
ここ数日、ATPや、その評議員を務める選手らと情報交換をし、新たにつかんだ情報もあったという。
「英政府が出した推薦状のよ…
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