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フィギュアの動き、音、声…リアル追求 アニメ「メダリスト」、氷上へのこだわりで感動広がる

2025年2月6日 14時00分 (2月6日 16時44分更新)

アニメ「メダリスト」の一場面=©つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会

 フィギュアスケートを始めた少女が、名古屋・大須のリンクで出会ったコーチと五輪金メダルを目指す人気漫画「メダリスト」がアニメ化され、注目を集めている。振り付けを担った元日本代表選手や、「スケオタ(スケートオタク)」の声優らのこだわりが、感動につながっている。 (鈴木凜平)
 アニメは1月からメ~テレ、静岡朝日テレビ、北陸朝日放送などテレビ朝日系で放送中。アニメ「【推しの子】」などを手がけてきたKADOKAWAの山下慎平プロデューサー(40)が企画。原作を読んだ際は人目をはばからず涙をこぼしたといい、「キャッチーな要素だけではなく、真剣に競技と向き合う芯の通った作品」と話す。
 氷上の演技をアニメにするためには、漫画では描かれていないコマとコマの間を含めた動きを考える必要がある。そこで頼ったのが五輪で2度入賞し、アイスショーの出演や振付師としても活躍する、愛知県豊橋市出身の鈴木明子さん(39)だった。

モーションキャプチャーの装置を着用し、氷上で演技する鈴木明子さん=名古屋市港区で

 鈴木さんはアニメの振り付けを考案。元アイスダンス選手のコーチ明浦路(あけうらじ)司に憧れる主人公・結束(ゆいつか)いのりは...

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