英国王夫妻、来月バチカンで教皇と面会
(CNN) 英王室は18日、チャールズ国王とカミラ王妃が来月7日から10日までイタリアとバチカンを訪れ、フランシスコ教皇と面会するとの予定を発表した。
教皇は先月半ばから入院中だが、ローマ教皇庁は今後数週間のうちに退院するとの見通しを持っていることがうかがえる。
国王夫妻は4日間の滞在中、教皇とともに、25年に1度の「聖年」を祝う行事に参加する予定。
王室は、これが「歴史的な訪問」、「カトリック教会と英国国教会の関係の大きな前進」になると述べた。
教皇と英国の間には1982年から外交関係があり、チャールズ国王は皇太子時代に5回、バチカン市国を訪れている。
国王夫妻の訪問は最初2月7日に発表されたが、1週間後に教皇が「呼吸器感染症」で入院し、その後肺炎と診断された。入院生活は今も続き、12年前の即位以降で最も長期に及んでいる。
サン・ピエトロ広場でフランシス教皇の健康を願い、祈りをささげる修道士ら=16日、バチカン/Christopher Furlong/Getty Images
教皇庁は17日、教皇の容体について、安定しているがまだ治療を必要とする段階だと述べた。