レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2015/05訪問 2016/01/24
料理はもちろんおもてなしの心も素晴らしい茨城を愛するレストラン
<お店について>
こちらは2010年8月にオープンした、
茨城県産の野菜や肉、魚を使った地産地消をコンセプトにした創作イタリアンレストラン。
店名の“Felicita(フェリチタ)”はイタリア語で“幸福”の意味で、
“地元のものを食べて幸せな気持ちになってもらえたら嬉しい“との願いが込められているようです。
なお、その前に付く“茨城レストラン”は、
“茨城は食の宝庫でありそのおいしさを伝えたい“との思いから。
築年数がそこそこありそうな洋風の平屋をリフォームしたような趣のある外観。
内装もまた凝っており、テーブルとイスは木の作家さんのオリジナル品、
メインの照明はケヤキの木の枝に大理石の粉を吹き付けた独特のデザインのもの、
他にも鉄製のオブジェやアートフラワー等が置かれた非日常的なモダンな空間。
・駐車場
道路挟んで反対側に10台分以上
・席構成
テーブル席…2名がけ2卓、4名がけ5卓程
・その他
お手洗いにはロクシタンのハンドクリームが数種類あり、
トイレットペーパーのアレンジもとてもオシャレ。
<料理>
■PranzoB…1850円
・前菜
3種類から選択でき、「筑西市潮田農園さんの人参物語を使った一皿」を選択。
白いお皿にガラス製の器を2つ重ねたオシャレな食器で登場。
ガラスの器は金魚鉢型の口に円錐型の器を重ねたもので、とても涼やかな見た目。
筑西市の潮田農園の人参名人潮田氏が東京農大卒業後、
10年研究して作った農薬不使用・化学肥料不使用の完熟熟成「究極の人参」を使用しているそうで、
テレビや雑誌等の様々なメディアで取り上げられている人参なだけに期待が膨らみます。
人参のムースの上に人参のグラニテがのり、さらに人参のチップスが2枚トッピングされた、
人参尽くしの1品。
砂糖不使用だそですが、人参の甘味がとても強く、とても美味しい。
なめらかなムースとシャリシャリ感のあるグラニテ、そしてパリッパリのチップス。
同じ人参でも食感が異なれば味わいもまた異なり、色々な人参が楽しめます。
人参好きな方はもちろんのこと、むしろ人参が苦手な方にこそ食べていただきたい一品です。
・パン
フォカッチャやバゲット、イカスミ入りバゲット…と毎回違うパンが1カットずつ、
温かい状態で配膳されました。
バゲットはクラストがパリっとしていて香ばしく、
クラムは噛みしめると小麦の甘みが感じられます。
オリーブオイルを付けていただくのですが、
このオリーブオイルがとてもフルーティーで美味しいのなんのって。
しっかりと染み込ませて全て使い切ってしまいました。
ちなみに、デザートの前にはクロスの上に落ちたパン屑をダストパンで綺麗に取ってくれます。
・パスタ
3種類から選択できますが、
メニュー表記載の「久慈浜産ヤナギタコのラグー・リングイネ」はこの日はなく、
代わりにあったのは「白身魚の塩味のスパゲティー(正式名称は失念)」。
なので、そちらを選択。
お洒落なお店なので麺量も少なめかな…と思っていたのですが、
100gか100g近くあったのではないかと。
表面がツルツルとしたリシャタイプのスパゲティー。
白身魚がメインの塩味のパスタだと淡白な味付けとなりそうですが、
アンチョビガーリック風味のパン粉が振りかけられており、
これのお陰でコクが増してとても存在感のある味わいに。
野菜もインゲン豆や水菜、ミニトマト…と沢山入っていますし、
メインの白身魚はふわふわの真鯛で、量も多く満足度も大。
菜の花と思しき黄色いお花とミニトマトの赤、水菜やインゲン等の緑に真鯛の白が加わり、
春らしい彩り豊かな一品で見た目にも満足できました。
・デザート
この日のデザートはガトーショコラ。
ガトーショコラだけでなくマスカルポーネのアイスやカットしたイチゴが散りばめられ、
見た目にも美味しそう。
マスカルポーネのアイスは甘さ控えめでさっぱりとした味わい。
それに対してガトーショコラはしっとり濃厚。
とても存在感のあるガトーショコラで、私好み。
甘すぎず程よい酸味のあるイチゴは茨城県産とちおとめとのことで、
そのイチゴも良いアクセントとなっています。
とても満足度の高いデザートでした。
・食後のお飲物
コーヒー、紅茶、フルーツティー等から選べ、
イチゴやローズヒップ入りだというフルーツティーでお願いしました。
ちなみに、紅茶はダージリンやアッサム等数種類の茶葉から選べますし、
コーヒーは太陽と月の珈琲 つくば旅人のもの。
紅茶とフルーツティーはポットでの提供。
カップ3杯分程の湯量が入っていますので、たっぷりといただくことができます。
ローズヒップメインのもっと酸味の強いものを想像していたのですが、
イチゴがメインの酸味控えめでほのかに甘いフルーツティで…かなり美味しい。
しかも1口サイズのメレンゲもセットでいただけます。
フランス料理で言うところのミニャルディーズとかプティフールという位置付けでしょうか。
甘くてサクサクでこれまた美味しい。
最後まで満足できる内容でした。
・お土産
何と、退店時に焼き菓子のお土産をいただいてしまいました。
1口サイズのクッキー2種類。
1人分ずつラッピングされたものをスタッフが手渡してくれました。
ちょっとしたものではありますが、その心遣いに感動。
スタッフの気配りも行き届いており、とても居心地の良いお店でした。
2位
1回
2015/09訪問 2015/10/31
<お店について>
2015年7月7日にオープンしたお若いご夫婦で営むフランス料理店。
3階建てビルの1階に入っており、4軒並ぶ店舗の1つ。
外観は落ち着いた色合いでまとめられ高級感があります。
店内は白を基調としつつもポイントポイントに観葉植物やワインの空き瓶等の小物が配置され、
すっきりとしつつも質素な感じはなく落ち着いた雰囲気。
店名の"アロゼ(arroser)"はフランス料理の調理方法
(煮汁や溶かしバター、肉から落ちた脂を素材に掛ける技法)の名称から。
なお、"レストラン"ですがこじんまりとしておりナプキンも紙製でしたし、
他のお客様の様子からもドレスコードや年齢制限はなさそうに見受けられました。
・駐車場
7台分(店舗前2台分、店舗裏1~5番に5台分)
・席構成
カウンター席…5,6名程
テーブル席…4名がけ4卓程
・その他
お会計は店内奥(カウンター席脇)のお会計所にて。
個別会計可能。
<料理>
■1500円コース+デザートを自家製ケーキに変更…1500円+300円=税込1800円
前菜、スープ、パン、メイン料理、デザート、食後のドリンクで1500円というコースで、
デザートの自家製プリンを自家製ケーキに変更したので+300円の1800円に。
・前菜
・キノコのテリーヌ サラダ仕立て
・豚ヒレのリンゴパイ包み焼
から選択でき、「キノコのテリーヌ サラダ仕立て」に。
キノコのテリーヌは大葉で包まれた清涼感のある仕上がり。
大葉…合いますね。
テリーヌに掛けてあるピンク色のソースはマヨネーズにピンクペッパーを合わせたようなもので、
見た目も綺麗ですがピンクペッパー独特の香りがとても良いです。
添えてあるのは鮮度の良いベビーリーフとミニトマト、ラディッシュ、そしてマッシュポテト。
このマッシュポテト、有機栽培のジャガイモを使用しているそうなのですが、
藤色とピンク色でとても綺麗でしかもなめらか。
写真がうまく撮れていないのが残念でならないのですが、
この彩り豊かでバランスの良い前菜に次に続く料理への期待が高まります。
・スープ
スープは「ゴボウのクリームスープ」。
大地の香りもしますが当然アクはなく、まったりとした濃厚なクリームスープ。
横一文字に綺麗に振りかけられている食べるラー油の様な香ばしい物がまた、
良いアクセントとなっていて美味しい。
ゴボウのクリームスープは当たりハズレがあるのでドキドキしていたのですが、
こちらのスープはとても美味しく、
思わず、同時に配膳される自家製パンで綺麗に拭い取っていただいてしまいました。
・パン
シェフの奥様が毎日手作りしているパンとバター。
もちろん、パンもバターもおかわり無料です。
パンは軽く温めてありクラストがパリッとして、
クラムはやわらかく料理の邪魔をしないシンプルな味わいのパン。
パンも美味しいのですが、添えてあるバターがまたとても美味しい。
とてもミルキーな無塩バターで、このパンにも良く合います。
また、味とは無関係ですが、
おかわりでいただいたバターが入っていたシェル型のお皿がかわいかったです。
・メイン料理
・魚料理(本日のおすすめ)
・肉料理(鶏のジャンボネット ~シェリービネガーソース~)
・牛フィレステーキ(+1000円)
・仔羊の香草焼き(+1000円)
から選べます。
この日の「魚料理」はサーモンを使った料理(料理名失念)で、そちらを選択。
立体的でおしゃれな盛り付けの一皿が登場。
添えてあるお野菜たちは彩りも良いですし、このバランスの良い盛り付けにも感動。
サーモンの身もやわらかいですし、
身から剥がした皮はパリパリに焼かれていて香ばしい。
添え野菜のニンジンは葉付きでお洒落ですし、
ブロッコリーはカリコリとした絶妙な火の通り加減。
フェンネルと思しき葉が立体的に広がっているお陰で華やかな見た目。
同行者が注文した「鶏のジャンボネット ~シェリービネガーソース~」よりはボリューム控えめですが、
バジルが効いたソースがとても美味しく、満足度の高いメイン料理でした。
・デザート
・自家製プリンと季節のアイス
・自家製ケーキ(+300円)
から選択でき、この日の「自家製ケーキ」は
・ガトーショコラ
・スフレフロマージュ
・桃のタルト
の3種類。
悩んだ末にガトーショコラでお願いしました。
縁が群青色のお皿にガトーショコラと、
ミントの葉があしらわれたアイスが赤と黄色のソースでデコレーションされて登場。
このお皿、スイーツが映えて素敵です。
ガトーショコラはホールで作ったものをカットしたものなのですが、
予想より大きく6号サイズのホールケーキを1/10サイズにカットしたくらいの大きさ。
小麦粉の比率が少なくチョコレート率の高いねっとり濃厚なタイプで、かなり美味しい。
今までに食べたガトーショコラの中でも1,2を争う濃厚さ。
ボリュームも十分で、かなり満足度の高いガトーショコラ。
季節のアイスは確か柚子のアイスか何か柑橘系だったと思うのですが…
ガトーショコラのインパクトが強すぎて記憶があやふやです。
ガトーショコラと合わせるのであれば断然バニラアイスですが、
選べるデザートなのでガトーショコラとのマリアージュだけを考えるわけにはいかないわけで、
そこは致し方ないのかも知れません。
他の方が注文していたスフレフロマージュも同じくらいのサイズのカットケーキで美味しそうでしたし、
訪問時にちょうど手作りしていた桃のタルトも美味しそうでした。
ちなみに、差額なしの自家製プリンは小振りなココット皿に入ったもので、
こちらも美味しそうではありましたが、
濃厚なスイーツ好きな方には是非ガトーショコラをおすすめします。
・食後の飲み物
・コーヒー(HOT/ICE)
・紅茶(HOT/ICE)
・オレンジジュース
・グレープフルーツジュース
から選べ、HOTの紅茶を選択。
ミルクと砂糖の有無を聞かれましたが、ストレートで。
この紅茶、渋みが少なくて香りが良くて…とても美味しい。
最後に茶葉を伺おうと思っていたのに忘れました。
このリーズナブルなランチコースでもドリンクまで妥協せず美味しいものがいただけ、
とても満足度の高いコース料理でした。
3位
1回
2015/11訪問 2015/11/17
<お店について>
2015年10月21日にオープンした無化調のラーメン店。
暖簾脇に“煮干処”と書かれた木製看板が出ており、煮干系に力を入れているようです。
店主はラーメン好きが高じてフレンチを中心とした洋食のシェフから転身した方。
脇を固めていたスタッフは彼のご両親と思われます。
屋号は店主のお名前から。
・駐車場
店舗前に専用駐車場4台分、他店との共同駐車場2台分の計6台分
(駐車枠が決まっているので要注意・駐車場案内写真を載せておきます)
・席構成
カウンター席…5席
小上がり席…4名×1卓
・喫煙/禁煙
終日全席禁煙
・その他
2杯分ずつ作るとのことで時間のない方や並ぶのが苦手な方は考慮の上来店を…
という内容の注意書きあり。
入口入って正面やや右手にある券売機で食券を購入し、スタッフに案内された席へ。
満席の場合は店内にある待合席にて待機。
子ども用取り分けお椀、カトラリー類あり。
<料理>
■中華そば…税込700円
カウンター席でしたので、カウンター越しに提供。
出てきたのはフレンチのシェフが作ったというのもうなずけるとても美しいビジュアルの一杯。
スープは綺麗な黄金色をした清湯。
“煮干処”というだけのことはあり煮干し出汁が強いものの、
えぐみを感じるような暴力的な煮干し出汁ではなくとても上品。
醤油は井上醤油店の小麦に比べ大豆の使用量が多くふた夏熟成させているという古式じょうゆや、
ヨネビシ醤油株式会社の二度仕込み醤油に米麹を加えた米菱醤油を使用しているのか、
店内にそれらの瓶がディスプレイされていました。
どちらも使用しているのか、どちらかのみ使用しているのか、
はたまたこの「中華そば」で使用しているのはこれらとは別の醤油なのか…
味覚音痴の私には皆目見当つきませんが、香り良く甘みもあり美味しいのは確か。
化学調味料不使用…家庭料理では当たり前ですが、
ラーメン店や中華料理店では逆に使用していないお店の方が少ないくらいなので、
無化調でこの味を出せ、
且つそれだけの手間を掛けたものをこのお値段で提供してお店としてやっていくのは大変だろうな…と。
頭が上がりません。
麺は菅野製麺所製の低加水の極細麺。
麺量は130gとのこと。
博多豚骨ラーメンのような極細麺を想像していたのですが、
出てきたのは長浜ラーメンクラスの超極細麺。
茹で加減は特に指定しませんでしたが、気持ちかための茹で加減で、
パツパツとした歯切れの良さが楽しめます。
噛みしめると小麦の甘みも感じられるとても美味しい麺。
ちなみに、麺をやわらかめに仕上げて欲しいとお願いしている方がいらしたのですが、
店主さんはあまりおすすめできないので…とお断りしていました。
自分が美味しいとは思えないものは客が望んでも提供したくないのでしょうか…お気持ちわかります。
具はチャーシュー、三つ葉、岩海苔、紫玉ねぎ。
チャーシューは豚の肩ロースと思われる部位を低温調理した厚さ2,3mm程のものが3枚。
薄めですがこの上品なラーメンにはベストな厚み。
低温調理ならではの肉感溢れるプリッと引き締まった食感がたまりません。
しかも、筋と思われる部分に切り込みが入っています。
最初はただ単にやわらか過ぎて切れてしまったのかとも思いましたが、
端からではないですしすべてなので食べやすいようカットしたのでしょう。
このひと手間…感心しました。
三つ葉は香りも良いですし、
トップに立体的にのせているのでより立体感が出て見た目にも良しです。
岩海苔もこの醤油の塩かどの効いたスープに良く合います。
そして細かく刻んだ紫玉ねぎ、シャキシャキとした食感も良いですし、
ほんのりくる辛味がまた良く合います。
ラーメン店で働いたことがないというのが信じられないハイレベルな一杯で、
フレンチのシェフの腕の良さを再確認しました。
ふる川にしてもはりけんにしても、洋食出身者の作るラーメンは美味しいです。
■替玉(味つきまぜそば風)…税込150円
券売機で食券も販売していますが、現金での追加オーダーも可能とのこと。
今回は最初からお願いする気でいたので食券を購入しておきましたが、
お腹の様子をみてから注文するか決めたい場合等に、
一旦席を立って券売機で食券を買って戻ってくるのは面倒なのでありがたいです。
「中華そば」の残りが1/3くらいになったところでスタッフに声を掛けて食券を渡したのですが、
食べ終えてからもしばし待つこととなってしまったので、
混雑時は早めに替玉コールをしておいた方が良いかもしれません。
雷文(唐草模様)が入った中華料理らしさのある丼にて登場。
麺の上には刻みチャーシューと紫玉ねぎがのり、底にはたれが入っています。
「替玉」とはなっていますが副題の通り味つきのいわゆる和え玉。
なので、博多豚骨ラーメンのようにスープに麺を投入はせずよく混ぜてそのままいただきます。
麺は「中華そば」の麺より気持ち太めですが、一般的には極細麺に分類される太さかと。
「中華そば」が長浜系ならこちらは博多系の太さ。
麺量は130gとのことで、替玉としていただくには十分なボリューム。
かための茹で加減ですが「中華そば」の麺と比べると太いためか、
パツパツと言うよりパスタフェデリーニのアルデンテのような噛むとプチッとした芯が楽しめ、
こちらも…むしろ個人的にはこちらの方が好み。
それに熱々のスープに浸かっているわけではないのでその食感が長く楽しめるのがまた良しです。
底に溜まっているたれは醤油ベースでしたが、
提供前に厨房内で塩か醤油か等々スタッフ間で何か話をしていたようなので、
最初に注文している料理によってたれを変えているのかも知れません。
程よい油感でくどさもなく、塩加減もちょうどよく、そのままいただいても十分な美味しさ。
つくばのイチカワでいただいた「和え玉」を彷彿とさせます。
残しておいた「中華そば」のスープにつけても美味しかったのですが、
卓上の味変アイテム北海道函館産真折昆布を使用した「真昆布檸檬ビネガー」を掛ける方がより好み。
他にも一味唐辛子チリパウダーやガランマサラのようなものもありましたので、
次回はそれらも試してみたいと思います。
麺量130gでたれと刻んだチャーシューと紫玉ねぎ付きでまでのって150円、CP良いと思います。
4位
1回
2015/06訪問 2016/02/06
<お店について>
こちらは水戸プラザホテル内にある鉄板焼きのお店。
2007年7月のリニューアルオープンに伴いテラスレストランローズの奥にオープン。
シェフはお台場のホテル日航(2015年10月1日よりヒルトン東京お台場)の鉄板焼銀杏にて
修業された方。
屋号の“甚”は経営母体である“伊勢甚”からと思われますが未確認。
一旦テラスレストランローズに入店し店内を西の方角に進み、
奥にある入口を開けるとそこがこちらのお店という隠し部屋もしくはVIPルームのような作り。
店内はダウンライトと自然光という落ち着いた雰囲気で、
出入りがしやすいよう片側のみ肘掛が付いた白色の皮張り椅子も高級感があります。
銘々にセッティングされていたお盆は黒色長方形型と朱塗り半月型の2枚重ねで、
お箸は吉野杉で作られたもの。
・席構成
鉄板をコの字型に囲むように11席(左右のL字部分は2名ずつ)。
幼児用ハイチェアーあり。
<料理>
■ソフトドリンク…税・サービス料込570~720円
食後のドリンクはコースに含まれていますが、食前のドリンク当然別料金。
ホットの紅茶はノリタケのカップでの提供。
ミルクは植物性油脂ではありませんし、量も多く贅沢なミルクティーにしていただけました。
■山ひこ…税・サービス料込4600円
・先付
ナスの揚げ浸し。
油を吸い込んだ旬のナスは甘く、お酢との相性も良く美味しい。
・本日の前菜
鉄板の上で焼かれている野菜の仕上がりを見つめている間に前菜が配膳されました。
出てきたのはガラスのお皿に盛り付けられて出てきたのは生ダコと夏野菜の一品。
やわらかくて甘味のある生ダコと素揚げしたズッキーニやカボチャの上に、
ラディッシュやニンジン、セロリ、白髪ねぎ、紫キャベツスプラウト等の生野菜がのっています。
野菜の下には3か所にわけて抹茶色のソースが敷いてあり、
彩りも良く見た目にとても美味しそう。
抹茶色のソースは万能ネギのソースだそうで、
ほんのり甘みがありながらもお酢の酸味も効いており美味しい。
また、上から別のドレッシングも掛けてあったのか野菜をいただくとほんのりクミンの香り。
異国情緒漂う一品で、とても美味しかったです。
・季節の焼き野菜
目の前の鉄板で焼きあげられた、
ナス、カボチャ、玉ねぎ、山芋、モロッコいんげんに肉味噌が添えられた一品。
鉄板の上でバターを溶かし、そこに植物油を加えた油脂で野菜を焼きあげ、
肉味噌を添えれば完成。
野菜は添えられた肉味噌とともにいただきます。
肉味噌は甘辛い味付けで、白いご飯の上ののせていただいても美味しそう。
シェフの修業先である銀杏の焼き野菜に添えられる銀杏オリジナルの肉味噌と同じレシピ、
もしくはそれをアレンジしたものなのかも知れません。
また、焼き野菜はどれも甘みがあり、その美味しい肉味噌なしでも十分に美味しい。
特に玉ねぎが美味しかったです。
・生野菜サラダ
メイン料理である「常陸牛ももの鉄板焼き」の準備が始まるのを見ながら、
先にサラダをいただきます。
レタスとトマト、パプリカのサラダ。
野菜は鮮度も良く、特にトマトは皮が湯剥きされているので食感も良く食べやすい。
ドレッシングも酸味が効いていて美味しかったです。
・常陸牛ももの鉄板焼き
茨城県のブランド牛「常陸牛」のもも肉、1人前100g。
肥育から食肉加工まで一貫して取り扱う茨城町の橋本畜産から仕入れたものとのこと。
100gとステーキにしては量が少なめなので勝手な思い込みで1枚肉を想像していたのですが、
焼く前に準備されていたお肉は1人前2カット。
小さいながらも厚みはそこそこあります。
ただ、いかにも端っこといった小さなカットも混じっていたのが少々残念。
まぁ、お値段を考えると致し方ないのでしょうが。
こちらもバターを溶かしてから食物油を加えた油脂にて焼き上げます。
まずは全員分のお肉を鉄板の上に立て、側面から熱を通していきます。
最後はもちろん、フランベで香りづけ。
この目の前でファイヤー!!な演出は鉄板焼きの醍醐味…
テンションが上がります。
その後、見事なナイフ捌きで1口サイズにカットされたステーキが、
焼き加減をレアでお願いした者から順に配膳されました。
お肉が盛り付けられた皿の隅にはガーリックチップスとモンゴル産のピンク岩塩が添えてあり、
別皿でゴマダレやポン酢、ニンニク醤油、ワサビが提供されるのでお好みで。
もも肉は常陸牛ならではの脂の甘味を堪能するには物足りない部位ではありますが、
お肉そのものの味が楽しめるので私は好きです。
また、この淡白な赤身肉の旨みを堪能するには塩が一番かと。
タレとしてはポン酢も爽やかで美味しかったですし、
子どもからもらった国産牛のサーロインは脂がのっているので、
ワサビと大根おろしでいただくとさっぱりといただけ良かったです。
100gでは足りないかも…と予約時は増量も検討しましたが、
増量する場合は10g400円。
ランチの場合コース価格が低く設定されていることもあり、
増量は割高感が否めず増量は見送りましたが、
このメインのステーキに至るまでにゆっくりと時間を掛けて色々食べていることもあり、
物足りなさは感じず。
・ご飯(+700円でガーリックライスに変更)
通常はお茶碗にて提供される白飯ですが、+700円でガーリックライスに変更。
もちろん、ガーリックライスも目の前の鉄板で作ってくれます。
途中、大葉を入れても良いかの確認がありOKの回答をした記憶はありますが、
話に夢中になっており調理行程の記憶はなし。
気が付いたらお茶碗にガーリックライスが盛り付けられていました。
が、まだ私の元には配膳されず、鉄板に少し残った(残した)
ガーリックライスを薄く広げヘラを使って上から圧力を掛けています。
そしてできあがった薄いお煎餅のようなものを半分に折りたたみ、
ガーリックライスの上に盛り付ければ完成。
銀杏のガーリックライスと同じ演出が楽しめるとは。
しかも、気を利かせたシェフはその薄焼き煎餅を最初から3人分作って下さっていて、
白飯を選択した子どもたちにも分けてくれました。
そうなんです、子どもはこういうお菓子感覚のもの好きなんですよね。
子どものことをよくわかっていらっしゃるシェフに感謝です。
ガーリックライスそのものも香ばし大葉の香りも良く美味しかったですし、
このパリパリ煎餅もお菓子感覚でいただけより香ばしく美味しかったです。
+700円出す価値ありだと思います。
・赤出汁
もっちりとした食感が楽しめる麩入りの赤出汁。
ステーキにはやはり赤出汁があいます。
・香の物
大根、ニンジン、キュウリの糠漬け。
どれも甘みがあり美味しく、流石はプラザホテルと感心しました。
・本日のデザート
この日は、カシスのソルベ、ゆずのソルベ、ブルーベリーアイスから選べ、
私はブルーベリーアイスをお願いしました。
決して高いコースではなかったので、
ガラスの器にソルベやアイスが盛り付けられただけのシンプルなものだと思っていたら、
メインのアイスの他に杏仁豆腐とフルーツの盛り合わせプレートでの登場。
お皿もオシャレです。
フルーツはメロン、パイナップル、ブルーベリーと全て旬のフルーツ。
ココット入りの杏仁豆腐は杏仁のまったり甘い香りが楽しめ、むっちりとした食感でとても美味しい。
ブルーベリーアイスはバニラアイスがベースでブルーベリーピューレのようなものと、
何か固形物(ホワイトチョコレート?)が混ぜ込まれた凝ったアイス。
子どもに奪われ1口しか食べられなかったので固形物が何だったのかなど詳細は不明ですが、
乳脂肪分高めでとても美味しいアイスでした。
その代わり子どもが注文したカシスのソルベとゆずのソルベを少しだけいただきました。
カシスの方は生クリームかバニラアイスか何か乳製品が下部に敷いてあったようで、
ともにいただいたら甘酸っぱさにコクが加わり美味しい。
ゆずのソルベはゆずの果肉がたっぷり入っており香りも良くこちらも上品で美味しい。
ソルベなのでどちらもさっぱりとしており、
サーロインのような脂身の多いお肉の締めとしていただくにはソルベの方が相性がよさそうです。
・コーヒーまたは紅茶
本日のデザートとともに食後のドリンクとしての提供。
コーヒーか紅茶、それぞれホットとアイスから選べ、ホットの紅茶でお願いしました。
食前にいただいたティーカップとはまた違う落ち着いた色合いのカップでの提供。
料理提供のタイミング、食器を下げるタイミング、スタッフの適度な距離感、
料理の味もさることながらサービス面も素晴らしく、
流石は皇族が泊まるホテルと感心しました。
5位
3回
2024/12訪問 2025/01/15
<料理>
■上天ざる…税込1600円
ざるそばに天ぷらが付くセット。
そばは年季の入った木箱に盛り付けられており、刻み海苔多めなのが嬉しい。
海苔はそばの香りを邪魔するからない方が良いという考えもありますが、少なくともこちらのそばには海苔があった方が嬉しいなと。
天ぷらは、海老天、キス天、ナス天、ピーマン天…あと何だったかな…失念。
そして「天ざる」と「上天ざる」の違いも教えていただいたのに…忘れました。
ただ、「上天ざる」にはキス天が付くと聞いてこちらにしたので、ただの「天ざる」にはキス天が入っていなかったのは確か。
天ぷらは当然揚げたて熱々、衣サクサク。
特にプリプリの海老天が美味しい。
食べ終える頃には朱塗りの丸湯桶に入ったそば湯の登場。
かなり久しぶりにいただきましたが、美味しい天ざるそばでした。
<商品>
■生そば(年越しそば)…税込600円
生そばとつゆのセット。
茹で前の状態で160gでしたので、生そばとしては多め。
複数名分をまとめで茹でてしまったため茹で上げ後重量は不明ですが、一般的な生そばは茹で上げ後1.9倍程に増えるので300gくらいだったのかな…と思われます。
そばつゆは、温かいもの(かけそば用)か冷たいもの(つけそば用)かを選べます。
茹で方が書かれた栞もくれるので、茹で方が不安な方も安心。
何度食べても美味しいと思えるおそばです。
<お店について>
1979年4月1日創業の水府産常陸秋そばのお店。
100年程前、現当主の祖父が東京駒込にて創業のそば店がお店の始まりで、現当主が奥様の故郷である茨城にて創業したのがこちらのお店。
以前は旧六号国道沿い(現在、高速バスの茨城県庁前停留所となっている辺り)にありましたが、茨城県庁移転により敷地にかぶることとなり、現在の場所に移転。
・駐車場
店舗前に12台分程
(ランチタイムはホテルシーラックパル水戸の駐車場122台分利用可能)
・席構成
カウンター席…6席
テーブル席…11卓
お座敷席…12席(1部屋)
・喫煙/禁煙
全席禁煙
<料理>
2015年12月
■生そば(年越し蕎麦)…550円
2015年もこちらの蕎麦で年を越しました。
今年は早めに伺ったので若夫婦にもご挨拶できましたし、
ほんのり緑がかった蕎麦は変わらず美味しかったです。
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2014年12月
■生そば(年越し蕎麦)…550円
恒例の大和屋の年越し蕎麦。
今年は尋ねる時刻が遅かったためか店番は若夫婦ではありませんでした。
増税の影響もあってか値上がりしていましたが、
変わらず美味しいお蕎麦で年を越すことができました。
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2013年12月
■生そば(年越し蕎麦)…500円
恒例の大和屋の年越し蕎麦。
レビュー更新はしていませんでしたが、毎年購入しています。
店内で最高の状態の蕎麦も楽しみたいのですが、今年も行けずじまい。
でも年越し蕎麦は欠かしたことはありません。
今年も寒空の中、若夫婦が頑張って店番をしていましたが、蕎麦打ちはまだお父様でしょうか。
今年も美味しいお蕎麦で年を越すことができました。
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2010年12月
■生そば(年越し蕎麦)…500円
ゆでる前の生そばの状態で一人前150g。
そば粉は旧水府村の常陸秋蕎麦を使用しており、細くて色が白い更級蕎麦のようなのど越しを楽しむお蕎麦。
そのお蕎麦と、少し辛めでキリッとしているそばつゆ付き。
家でお蕎麦を茹でると、そば湯を好きなだけいただけるというメリットがあるのですよね。
何年経っても変わらないとても美味しい水府蕎麦で、今年も無事年を越すことができました。
6位
2回
2021/06訪問 2021/06/24
カルダモンとカシューナッツが大量に入った「パンプキンチキン」
<料理>
■ミラスペシャル(パンプキンチキン・中辛)+チーズナンに変更…税込980円+450円=1430円
・カレー(パンプキンチキンカレー・中辛)
・ナン
・ライス
・サラダ
・スープ
・ドリンク(ラッシーorマンゴージュースorマンゴーラッシー)
が付く「ミラスペシャル」の「ナン」を「チーズナン」に変更。
カレーは「パンプキンチキン」を中辛で。
ドリンクは、「マンゴーラッシー」で。
なお、ランチメニューには「チーズナン」の記載がなく、変更できるのか確認すると+450円で変更可能とのこと。
追加ではなく変更で+450円は過去最高額で、+450円出せば変更ではなく「チーズナン」を別に注文できるようなお値段でしたので一瞬躊躇しましたが、初志貫徹で+450円で「ナン」を「チーズナン」に変更。
そして今、こうしてレビューを書こうと食べログを開いて初めて、食べログ(ホットペッパー)に、「チーズナン無料」のクーポンがあるのを発見。
食べログ見てから行けば良かった…。
注文してから2分程でまずはサラダとスープの登場。
サラダは千切りキャベツとニンジン、キュウリのサラダであらかじめドレッシングがかかっています。
スープは細かく刻んだセロリやキャベツ、ニンジン入りのスープ。
サラダとスープがきてから18分程で、カレーとチーズン、ライスがのったターリー皿が登場。
作り置きではないのは嬉しいですが、提供まで時間がかかるので次の予定がある場合は注意。
「パンプキンチキン」はカシューナッツベースのグレイビーソースにカボチャと鶏肉が入ったカレー。
カシューナッツと同じくらいカルダモンが効いた爽やかな味わい。
粘度が高く濃厚でとても美味しい。
「チーズナン」は円形であらかじめ8切れにカットされていました。
生地にチーズの脂が染み出しているくらいチーズたっぷり。
甘くないチーズでむちっとした食感で…美味しい。
ちなみに、「チーズナン」に変更しても「ナン」のおかわりは無料。
「ライス」はジャポニカ米を使用したサフランライス。
ジャポニカ米なのは残念ですがターメリックライスと違い香り良し。
「マンゴーラッシー」は相変わらずマンゴー率が高く、マンゴー:ラッシー=9:1くらいの比率。
ミラのマンゴージュースはアルファンゾマンゴーのペーストから作るお店の売りメニューの一つ。
この日も、食事中アルファンゾマンゴーのペーストをミキサーにかけてマンゴージュースを作っていました。
もちろん、ラッシーも自家製のヨーグルトを使用したもの。
濃厚で満足度の高い「マンゴーラッシー」です。
■ランチGセット(サヤリゴシュ・辛口)…税込900円
・カレー(サヤリゴシュ・辛口)
・ナンorライス
・サラダ
・スープ
・ドリンク(ラッシーorマンゴージュースorマンゴーラッシー)
のセット。
カレーは「サヤリゴシュ」を辛口で。
ドリンクは、「ラッシー」で。
「サヤリゴシュ」はマトンとオクラのカレー。
タマネギいっぱいで水分量の少ないカレーで、マトンはカレースプーン大の肉が3個くらいだったか。
マトンならではの弾力性がある幸せなお肉。
オクラは半分にカットしたものが入っていて、ネバネバ感がドライなタマネギいっぱいのカレーに良く合います。
「ナン」は横に長い涙型。
厚みは割と均等でむちっとした食感。
「ミラスペシャル」と違いこちらはライスが付きませんが、ランチタイムはナンのおかわり無料なので問題なし。
「ラッシー」は濃厚な自家製ヨーグルトドリンク。
■チルドレン セット…税込700円
・チキンカレー
・ナン
・ライス
・サラダ
・ドリンク(ラッシーorマンゴージュースorマンゴーラッシー)
・フルーツヨーグルト
のセット。
とメニュー表には書いてありましたが、スープも付いてきました。
そしてフルーツヨーグルトはバニラアイスでした。
チキンカレーは「パンプキンチキン」。
キッズメニューで原価の高いカシューナッツベースのカレーがいただけるなんて贅沢です。
カトリにもりもり入っていて、生クリームがかかっています。
どう考えても、「パンプキンチキン」を作るついでに多めに作ってこっちに回しただけなわけですが、たなぼた万歳。
「ナン」はレギュラーメニューのものと比べると気持ち小さめですが、「ライス」も付きますのでキッズメニューとしてはボリューミー。
「バニラアイス」はナンやカレーとともにターリー皿にのって一緒に配膳されるので、食べるタイミングが難しい。
親としてはデザートは主食を食べてから食べて欲しいところですが、そうするとアイスは溶けてしまうので…。
ドリンクが大人用と同じサイズでの提供なのは嬉しい。
なお、この「チルドレン セット」でもナンのおかわりは無料です。
<お店について>
こちらはつくば市内の老舗インド料理店の支店。
創業何年か不明ですが、私が初めてこちらの店舗に伺ったのは確か2003年でしたので、少なくとも10年以上前からあります。
スタッフはみなインドもしくはネパール系の方ですが、日本語はほぼ通じます。
地図を見ると東大通りに面しているように見え、実際東大通りから店舗が見えますが、車だと東大通りからは直接入れないので注意。
天久保2丁目南交差点(ココスとエルトリートのある交差点)を曲がってすぐ左折し、200m程進んだ先の右手が駐車場、左手が店舗。
・駐車場
店舗裏の道路挟んで反対側に10台分(No.1~10)
・席構成
テーブル席…4名がけ10卓以上あったかと
・喫煙/禁煙
終日全席禁煙
・その他
店内にてインド系食材の販売あり
<料理>
■ミラスペシャル(パンプキン チキン)…税込980円
カシューナッツベースのグレイビーを使用したカボチャとチキンのカレー、ナンとライス、サラダ、スープ、ドリンクのセット。
カレーは甘口で、ドリンクはマンゴーラッシーで。
まずはサラダとスープが配膳されました。
サラダは千切りキャベツとレタス、キュウリ、コーンにドレッシングがかかったもの。
なかなかボリュームがあります。
スープはコーンがメインですが乳製品不使用と思われポタージュと言う程のとろみもなく、さらっとしたタイプ。
ただ、たっぷりの油で野菜を炒めておりそういう意味でのコクは十分ですし、底には胡椒が溜まっておりかき混ぜていただくとそれなりにスパイシー。
サラダとスープを食べ終えた頃、カトリに入ったカレーとナン、ライスがターリー皿にて登場。
カレーはペースト状にしたカシューナッツと生クリームのまったり感が楽しめる贅沢な仕上がり。
カボチャは皮ごと潰した…もしくは潰れたものの他、カレースプーン大のものもいくつか。
それと、同じくカレースプーン大の鶏もも肉もいくつか。
以前他の店舗(ミラ 花畑レストラン)でいただいた「カボチャカレー」より高濃度で、個人的にはこちらの方が美味しく感じました。
ナンは薄手でほんのり甘く、噛むとムチッと言うかミチッとした食感が楽しめるタイプ。
中央部にはギーが流れる程たっぷりと塗られていますが周囲は全く塗られておらず、これをムラがあると言うかギーのあるところないところ色々楽しめると好意的に捉えるかは人次第でしょう。
ライスはかための炊き加減のサフランライス。
マンゴーラッシーはマンゴー:ラッシー=9.5:0.5くらいの比率で、圧倒的にマンゴー。
「チルドレン セット」で付けたキッズサイズのマンゴーラッシーはマンゴー多めでしたので、マンゴーとラッシーの比率はアバウトなのかも知れません。
こちらのマンゴージュースはアルファンゾマンゴーのペーストを使用したタイプなので、こってり濃厚。
これはこれで美味しいものの、マンゴーの旨みを堪能したいのであれば「マンゴージュース」にすれば良いわけですから、
マンゴーラッシーである以上はもう少しラッシー多めの方が良い気もします。
■ランチGセット(サヤリゴシュ)…税込900円
マトンとオクラのカレー、ナンorライス、サラダ、ドリンクのセット。
…とメニュー表には書いてあった気がしますが、実際はスープとチキンティッカも出てきました。
カレーは中辛で、ナンかライスはナンで、ドリンクはラッシーで。
サラダとスープ、ナンは同じなので省略。
カレーはなめらかでとろみのある「パンプキン チキン」とは異なり、汁気の少ないドライタイプ。
中辛でお願いしましたが、炒めて甘味の出た玉ねぎがたっぷり入っているためか、さほど辛くもなく。
カレースプーン大のマトンも数個と、オクラは斜め細切りにしたものが入っており、なかなか満足度の高いカレーでした。
チキンティッカは幼児の握りこぶし大サイズのもの。
ややパサついた感はありましたが、中までしっかりと味が染み込んでおり、サービスでいただくには十分すぎるチキンティッカ。
ラッシーは濃厚な手作りヨーグルトを水で割ってミキサーにかけたものだそうで、砂糖の甘さは強いもののとろみはあまりなく割とさっぱりとした味わい。
個人的にはもう少し水が少ないどろっとしたタイプの方が好みですが、これくらいの方がさっぱりとしていて飲みやすいかもしれません。
■レディース スペシャル…税込1100円
エビカレー、野菜カレー、ガーリックティッカ、ナン、ライス、スープ、サラダ、ドリンクのセット。
カレーの辛さは2つとも甘口で。
ドリンクはマンゴーで。
こちらはどれも未食なので、味等詳細については不明。
エビカレーは「パンプキン チキン」と同じような色合いのまったり濃厚なタイプで、野菜カレーは液体がなくカトリいっぱいカレーをまとった煮物のような見た目で、どちらもボリューム十分。
ガーリックティッカは2個ものっていますし、ナンの下にはカトリで型抜きされたサフランライスがあり、少なくとも今回注文したセットの中で一番のボリューム。
流石はスペシャルなレディースメニューといった内容でした。
■チルドレン セット…税込700円
チキンカレー、ナン、ライス、サラダ、ドリンク、フルーツヨーグルトのセット。
…とメニュー表には書いてあった気がしますが、実際はスープとチキンティッカも出てきました。
カレーの辛さは聞かれませんでしたが、出てきたのはもちろん辛味なしのもの。
また、メニュー写真ではサラダもカレーと同じサイズのカトリに入っていますが、実際には大人用のセットと同じもっと大きな陶器製のお皿にて提供。
気を利かせてのサービスと思われますが、生野菜が苦手な我が子には厳しい量。
サービスで出てきたスープも大人用のセットと同じサイズですし、さらにはチキンティッカも付いており、忘れちゃいけない甘いヨーグルトも。
しかもナンとライスが付くW炭水化物セットですからね。
ある意味、CP最高なメニューだと思います。
7位
4回
2019/04訪問 2019/05/13
手作りパンで手作り苺ジャムをサンドした地味に美味しい「激うまジャムサンド」
<商品>
2019年4月19日~21日に茨城県庁にて開催されたいばらきスイートフェア2019にて購入。
■5色豆パンのあんコッペ…税込220円
・長さ…約17cm
・幅…約5cm
・高さ…約3cm
・重さ…約80g
5色の豆が練りこまれたパン生地で小豆餡をサンドしたコッペパン。
パン生地はふんわりとした食感。
練りこまれている豆は、茶色やうぐいす色、白色の大粒の豆がたっぷり練りこまれており、やわらかく炊いてあるものもあれば、コリっとした食感が楽しめるものもあり、その食感の違いが面白い。
サンドしてある餡は、甘さ控えめの小豆のこし餡。
パン生地のカット面にはバターが塗ってあるのか、バターのまったりとしたコクと甘味が加わり、美味しい餡バターサンド。
和洋折衷の美味しいコッペパンでした。
■激うまジャムサンド…税込150円
・横…約10cm
・縦…約6.5cm
・厚さ…約3.8cm
・重さ…約74g
スタッフにおすすめのパンを伺うと、間髪入れずにすすめられたのがこちら。
見た目に地味というか、普通過ぎるいわゆるジャムパンをすすめられるとは思っておらず、正直意外でした。
スライスした食パンで苺ジャムをはさんだサンドイッチ。
食パンの厚さは、大手メーカー製の食パン6枚切りよりは厚いけど5枚切りよりは薄いかなという厚さ。
耳付きで、耳の部分はしっかり焼けていて弾力性がありますが、中はしっとりふんわり。
サンドしてある苺ジャムは、手作り。
このジャムが、甘すぎず、砂糖のすっきりとした甘さで苺味もしてとても美味しい。
ジャムの量も多すぎず少なすぎずでパンとのバランスも良し。
パンも美味しい、ジャムも美味しいなのは、ケーキも作るパンも作るこのお店ならでは。
見た目は地味ですが、とても美味しいジャムパンでした。
<商品>
■ココナッツサブレ
・直径…約6~7cm
・厚さ…約0.8cm
・重さ…約18.5g
・原材料名…バター、砂糖、小麦粉、アーモンドプードル、卵、ココナッツ、塩
ココナッツ味のサブレ。
周囲にざらめ糖がまぶしてあり、カリカリとした食感が楽しめます。
■おせんべクッキー
・直径…約6~7cm
・厚さ…約1.2cm
・重さ…約25.5g
・原材料名…バター、砂糖、小麦粉、しょう油煎餅、卵、塩
お煎餅の様な味のクッキーかと思いきや、砕いたお煎餅が練り込まれたクッキー。
クッキー生地そのものはバター風味ですが、しょう油味の煎餅が生地に練り込まれているため、全体としては醤油味のクッキー。
醤油味のクッキーが個人的にはどうかなと思いましたが、お煎餅のカリカリとした食感が楽しる点においては、面白いです。
■チョコアーモンド
・直径…約5.5~6.5cm
・厚さ…約0.9cm
・重さ…約19g
・原材料名…小麦粉、バター、砂糖、ココア、スライスアーモンド、卵、塩
アーモンドスライス入りのココア味のクッキー。
砂糖の甘さ控えめでビターなココア味。
ややかためのサクサクとした食感ですが、アーモンドのまったり感がアクセントとなり美味しい。
■アマンドポーラ
・直径…約3cm
・高さ…約2cm
・重さ…約5g
・原材料名…バター、小麦粉、アーモンドプードル、砂糖、塩
粉糖がまぶしてあるひと口サイズのアマンド・ポーラ(ブール・ド・ネージュ)が1袋に2粒。
アーモンドプードルたっぷりのサクサク食感で、塩で甘さが引き立てられており、美味しい。
■チーズスティック
・長さ…約6.5cm
・幅…約1.2cm
・高さ…約0.9cm
・重さ…約22.5g
・原材料名…バター、砂糖、小麦粉、エダムチーズ、卵、塩
スティック型のチーズクッキーが1袋に5本。
サクサクとした食感で、エダムチーズの濃厚な味というか香りが楽しめます。
バターも濃いので、乳製品好きにはたまらない満足度の高いチーズクッキーです。
<商品>
いばらきスイートフェア2018にて購入。
■キャラメルローズ…税込248円
・横…約7.5cm
・縦…約6cm
・高さ…約4.7cm
・重さ…約55g
・原材料名…バター、卵、砂糖、小麦粉、アーモンドプードル、生クリーム、B.P、塩
・賞味期限…購入日の27日後でした
バラの形をしたキャラメル風味のマドレーヌ。
立体的なバラのかたちで、まず見た目が良い。
主原料がバターというだけあり、バター感のあるどっしりとしたマドレーヌで、雑味のないキャラメル風味でとても美味しい。
茨城県花は、"茨城"という地名にちなむとともに県章、県旗のいずれもが「バラ」をかたどっている関連において「バラ」。
そのバラのかたちをしているので、茨城土産としても重宝。
脱酸素剤入りで密封されているので、日持ちしますし、茨城空港2階のSKY LIGHT CAFEでも販売されていました。
(同様にばら売りのみで、あちらでは300円くらいだった気がします。)
原材料費を惜しまず手間を惜しまずに作られたおすすめの焼菓子です。
<お店について>
2005年3月創業のパンとケーキの教室兼ケーキショップ。
主催しているのはパン技能検定1級取得、
ホームメイドクッキングにてパン講師として勤務していた経験もある吉原悦子氏。
とう粋庵のデザートをプロデュースしており、
また、サロン・ド・テなかやまやグールマンドで提供してるデザートもこちらのものなのだとか。
<商品>
2015年5月に開催された第4回いばらきスイートフェア2015にて購入。
■フルーツのロンド…税込300円(通常価格350円)
・長さ…約8.5cm(メレンゲのトップまでで計測)
・高さ…約5cm
・重さ…約65g
フレッシュフルーツ入り生クリームとスポンジ生地を重ねたものを横倒しにし、
上面と側面を生クリームで仕上げさらにトップにフレッシュフルーツをあしらった、
こちらのお店の定番商品。
実店舗では通常350円で販売しているそうですが、
スイートフェア特別価格ということで300円での販売。
なお、訪問したのはフェア開始直後の時刻で、
フェア終了間際に行ったために値引きしていたというわけではありません。
写真ではわかりにくいのですが、スポンジ生地は卵黄の色味がとても良く出たオレンジ色をしており、
しっとりふわふわ。
生クリームとともにサンドしてあるフルーツは、苺や黄桃、キウイフルーツ等のフレッシュフルーツ。
細かくカットしてあるので量としてはそれ程入っているわけではないのかも知れませんが、
薄くスライスではなく角切りなので視覚的に見える面積が広く彩り良く見た目に華やか。
厚さ1cm程のスポンジ生地と同じくらいの厚さのフルーツ入り生クリームの9層構造なので、
もしこれが横倒しになっておらず縦に重なっていたとしたら、高さが8.5cmという、
ジョトォのモンブランのような威圧感のある背高ケーキになるわけですが、
倒すことでそれもなく、
それでいて幾層にも重なるスポンジ生地とクリームとのハーモニーを楽しめるという、
素晴らしいケーキ。
生クリームは甘さ控えめですが乳脂肪分が低いわけでもなく、美味しい。
トップにあしらってあるフルーツはサンドしてあるフルーツ+ブルーベリーやクランベリー。
黒味に強いブルーベリーのお陰で見た目にも締まります。
これで300円はお買い得でした。
通常価格(350円)でもCP良いのではないかと思います。
■お茶とマロンのヴェリーヌ…税込300円
高さ7cm程の正八角形型の透明カップに、
抹茶のババロア、玄米茶のゼリー、ココナッツのムースが斜めに入り、
さらに色的にもアクセントとなる大納言や食感の変化も楽しめる刻み栗、
まったりと甘いマロンクリームが盛り付けられ、
トップにはマーガレット型のメレンゲとスティック型クッキーがあしらわれた、
とても凝った作りのスイーツ。
今回のフェア用商品で、店舗での販売はしていないとのこと。
最後の仕上げは注文を受けてから会場で…なので、注文してから少々時間がかかりましたが、
商品に対する愛が感じられたので個人的には待ち時間も気にならず。
水分を吸い込んでしっとりしてしまったメレンゲやクッキーではガッカリですからね。
量より質というお店の方針が垣間見れました。
ちなみに、高さがあるためケーキボックスの蓋が閉まらず、蓋が空いた状態でのお渡しとなりました。
抹茶の香りが素晴らしいババロアと香ばしい玄米茶のゼリー、そして大好きなココナッツムース…
これらは砂糖の甘さ控えめですが、ココナッツの甘さとトップのマロンクリームの甘味が加わると、
ちょうど良い甘さ。
色々な味が楽しめ、それでいてどれを混ぜてもケンカすることもなく、相性も良し。
強いて言うなれば、メレンゲの食感が個人的な好みとは合わず。
残念ながら今回のいばらきスイーツ総選挙では入賞を逃してしまったようですが、
お値段の割にとても凝っており、それでいて十分美味しいスイーツだと思います。
8位
1回
2015/09訪問 2015/10/14
<お店について>
2014年9月15日にオープンしたラーメン店。
店主石塚 寿彦氏は25歳から13年働いたラーメン店を辞め、
ラーメン王石神秀幸氏が塾長を務める合宿型ラーメン開業塾「食の道場」受講後こちらをオープン。
こちらの店舗は以前ARenAというイタリア料理店だったところで、
過去5年間で3店舗も入れ替わりのあったという店舗。
スタッフが礼儀正しく、活気があります。
・駐車場
12台分程
・席構成
カウンター席…厨房前に8席程
テーブル席…4名がけ3卓
(幼児用ハイチェアー多数あり)
・その他
入口入ってすぐ右手の券売機で食券を購入してから席へ。
お冷やは1杯目はスタッフが出してくれ、おかわりは各卓上の冷水ポットからセルフサービスで。
子ども用取り皿やフォーク、レンゲあり。
平日ランチタイムは麺の大盛り無料(通常+100円)。
<料理>
■濃厚塩そば…一周年記念価格税込500円(通常価格税込730円)
スープは、羅臼昆布、干し椎茸、にんにく、野菜ペースト、2種類の塩を使用した塩ダレに、
国産の鶏ガラやモミジ、豚骨、数種類の野菜を加えて炊き上げた出汁を加えた白湯。
そんな白濁したスープに大量に浮かぶ黒いマー油…インパクトのある見た目です。
スープは予想を上回る濃厚さで、ひと口目でノックアウト。
モミジのコラーゲンがたっぷり溶け出したクリーミーでまったり濃厚なスープ。
しかも香ばしいマー油が大量に入っていて、
熊本ラーメン好きなものでこのマー油入りラーメンはもうたまりません。
麺は「黄金塩そば」や「淡麗醤油そば」の麺より太めの中細から中太の麺。
菅野製麺所製の国産小麦100%使用の低加水の麺で、麺量は140g程かと。
歯切れも良く、小麦の風味も良く、美味しい麺です。
具は、チャーシュー、長ネギ、ブロッコリー、パプリカ、焼海苔。
チャーシューはスープとの相性も良いやわらかい豚バラ肉のロールタイプで厚さ5,6mm程。
清涼感を感じさせる白髪ネギがたっぷりのっていたのが高ポイントで、
スープに軽く浸していただくととても良くあいます。
ブロッコリーやパプリカは彩りも良くオシャレ。
焼海苔は全形1/4サイズが1枚。
スープも美味しく、麺も美味しく、とても満足度の高い一杯でした。
500円でCPが良いのは当然ですが、730円でもCP良いと思います。
■黄金塩そば…一周年記念価格税込500円(通常価格税込700円)
3種類の塩と羅臼昆布、干し椎茸、干しエビ数種類の乾物系食材を使用した塩ダレに、
国産丸鶏と鶏ガラ、モミジ、野菜、羅臼昆布、干し椎茸、3種類の節からとった出汁
を合わせたスープ。
透明度の高いまさに黄金色の清湯で、
表面に浮かぶ鶏油がキラキラと輝きとても綺麗なスープ。
同じあっさり系の「淡麗醤油そば」のスープより角がなくまろやかで、
昆布の旨味を感じられます。
「濃厚塩そば」をいただいた後だと正直鶏出汁については物足りなさが否めませんが、
柚子皮とともにいただくと爽やかさがプラスされ全く別のスープとして美味しくいただけます。
具はチャーシュー、メンマ、長ネギ、ほうれん草、焼海苔、柚子皮。
ほうれん草は冷凍もの使用なのか茹ですぎなのかシャキシャキ感がなく残念でしたが、
柚子皮はこのスープにとても良くあっており、良い仕事をしています。
麺は菅野製麺所製の国産小麦100%使用の低加水の細ストレート麺。
食べ始めはパツパツとした歯切れの良い食感。
ただ、あっという間にのびてしまうのでかためでお願いすれば良かったと後悔。
味覚音痴で濃厚なスープが好みなので「濃厚塩そば」程の満足感はありませんでしたが、
味の分かる方でしたらこちらの方が好みかも知れません。
■淡麗醤油そば…一周年記念価格税込500円(通常価格税込700円)
高級割烹で使用されているという生粋の本醸造醤油のみを使用したかえしと、
昆布から抽出した出汁を合わせたスープ。
透明度の高い琥珀色の清湯で、かなりキレがあります。
醤油の方が塩よりまろやかで甘味があると思っていたので、
このすっきりとしたスープは意外でした。
麺や具については「黄金塩そば」と同じなので省略。
好みの問題でしょうが、私には淡麗過ぎました。
9位
1回
2015/10訪問 2015/11/30
<お店について>
フェリベールサンシャインの敷地内に2013年にオープンしたフランス料理店。
清潔感のある白い外壁のオーベルジュ風邸宅型レストランで、フェリベールサンシャインとは別棟。
屋号の"コート ル・ヴァン"はフランス語で"風の丘"のこと。
シェフは県内の老舗ホテルや老舗フレンチ店で修行を重ねたソムリエでもある宇野 友康氏。
・席構成
1階に2~6名用と思われる個室が3部屋程と8~20名用個室が1部屋
2階は70名まで対応可能なワンフロア
・駐車場
フェリベールサンシャイン駐車場と共用で第1駐車場と第2駐車場あわせて300台
(第2駐車場からは階段もしくは坂道)
・その他
カトラリーはノリタケのもの。
卓上に飾られた生花のアレンジメントは花屋さんが手掛けているとのこと。
斑入りヤブランの使い方も上手いですし、手鞠草は本来初夏の花のはずですが、
この季節に活けてあると栗を連想するので季節感が出て…とても勉強になります。
<料理>
■秋の味覚ランチ…2680円+500円=税別3180円(税込3434円)+個室料10%(318円)
・秋茄子のプレス エビとサーモンを添えて
メインの秋茄子のプレス(秋茄子をゼラチンでかためたようなもの)には、
クリームチーズをベースにしたようなソースが掛けられており、
このソースがとても美味しい。
添えられていたのは、スモークサーモンとボイルしたエビ、ミニトマト、
そしてベビーリーフ。
ベビーリーフに掛けられたビネガーソースはやや塩の主張が強すぎる気もしましたが、
ベビーリーフ自体は鮮度が良く、パリパリとしていてとても美味しい。
ミニトマトも皮を湯剥きしてあり食べやすいですし、
縦に盛り付けられた茹でエビもオシャレで、
その脇にデコレーションされたバジルソースも合います。
・パンとバター
パンは軽く温められたものが2種類。
ミルク感溢れる甘くてふわふわのパンと、小麦の味が活かされたセミハードパン。
食塩不使用と思われるバターは、割とあっさりとした味。
もちろん、無料でおかわり可能。
「茸のパスタ」を食べ終えた段階でスタッフの方からおかわりの確認がありました。
本当はもうちょっと食べたいけど、こちらからはお願いしにくい…
という場合もありますので、この配慮はありがたいです。
ちなみに、おかわりをお願いしてから出てくるまで意外と時間が掛かりましたので、
おかわりしたい場合は早めにお願いした方が良いと思います。
・茸のパスタ
ベーコンとぶなしめじやエリンギといった茸のオイル系パスタ。
パスタはブロンズダイスで作られた大好きなルヴィダで茹で加減も絶妙。
オイル系なのでリシャで作る方が一般的かも知れませんが、
ルヴィダなのでさらっとしたオイルも少しだけかかった粉チーズも良く絡み、
あっさりよりこってりとしたものが好きな私には幸せなパスタ。
なお、主食ではなくイタリア料理で言うところのプリモピアットとしての位置付けなので麺量は少なく、
50gあるかないか…といった量でした。
・かぼちゃのポタージュスープ
ほんのり甘いかぼちゃのポタージュ。
細かく砕いたクルトンのカリカリ感も良く美味しい。
・鮮魚のごま風味焼き
魚の種類はその日の仕入れ次第で変わるとのことで、この日は鯛。
カリカリプチプチとした食感がたまらないごまの衣をまとった鯛に、
茹でいんげん豆とパプリカを練り込んだシュー生地で作ったスティック型の添え物。
あ、写真を見たらほうれん草やディル、イタリアンパセリも添えてあったようです。
シュー生地で作られたスティック型の食べものは、サクサクとしていて食感も良し。
ソースはパプリカソースとアメリケーヌソースと…失念しましたが、5種類のソースを使用。
うち3種類のソースは重ねるように掛かっていたのでそれぞれ個別に味わうのは難しかったものの、
マイルドなアメリケーヌソースがなかなか美味しかったです。
・お口直しの氷菓子
梨のソルベ。
季節感がありますね。
ピサの斜塔のような形状のガラスの器での提供。
ほんのりラム酒が効いた大人味のソルベで、お口の中をさっぱりと。
・牛フィレ肉のステーキ
メインの肉料理は、
・フランス産プーレノワールのソテー
・仔牛の…(失念。仔牛のシチューとか煮込み料理の類)
・ニュージーランド産仔羊モモ肉のステーキ
・オーストラリア産牛フィレ肉のステーキ(+500円)
から選べ、+500円のオーストラリア産牛フィレ肉のステーキに。
焼き加減はレアでお願いしました。
出てきたのは厚さ2cm程の牛フィレ肉のステーキで、
ミディアムレアかな…という焼き加減でしたが、
焼きあげた後少し寝かせてからカットしているのでしょう。
肉が落ち着いてしっとりとしていて、何より、とてもやわらかい。
使用している牛肉はオーストラリア産とのことでしたし、
+500円で変更できるようなフィレ肉だからフィレはフィレでも肉質はそれなりだろう…
とあまり期待していなかったので驚きました。
ソースのお陰かオーストラリア産牛肉にありがちな牧草飼育ならではの臭みも気になりません。
ソースは粒マスタードを使用したさっぱりとしたソースがあらかじめたっぷりと敷いてあります。
岩塩も添えられており、普段ステーキは塩でいただくことが多いですが、
ソースが美味しかったので塩はほとんど使わず。
添えてあったのはブロッコリー、カリフラワー、いんげん豆、カブ、ニンジンのグラッセ、ポテト。
ポテトはマッシュポテトを俵型にしてオーブンで焼いたようなもので、
さり気なく専用のソースが付いていたりという手の込みよう。
お値段の割に満足度の高いメイン料理でした。
・コート ル・ヴァン特製マロンのムース
マロンのムースにマロンアイス、メレンゲ、刻み栗が添えられた秋色プレート。
メインのマロンムースがフルコースのデザートとして予想していたより大きく、
洋菓子店で1人前のプチガトーとして売られているものと遜色ない大きさ。
2枚のスポンジ生地でマロンムースを挟み、その上にマロンクリーム。
トップにらせん型のラングドシャのようなものがあしらわれていて、
見た目にもオシャレですし食べても美味しい。
マロンアイスも乳脂肪分高めで栗の味も濃く満足度の高いアイスクリーム。
メレンゲもサクサクとした軽い食感と素直な甘みが楽しめますし、
刻み栗の甘露煮もしっとりとしていて美味しいですし、
飾りの甘酸っぱいフランボワーズソースまでもが美味しい。
締めに相応しいデザートでした。
・仏風小菓子とコーヒーまたは紅茶
食後の飲み物に仏風小菓子が付くのは1ランク上のコースからのはずですが、
全員がメイン料理を+500円の牛フィレ肉のステーキにしたことに対するサービスなのか、
メニュー表に書いていないだけでどのコースにも付くものなのかわかりませんが、
小菓子も出てきました。
甘いもの好きなので小菓子付きは嬉しいですね。
小菓子はマカロン2種類と抹茶フィナンシェ、トリュフ、ギモーヴ。
ピンク色のマカロンはフランボワーズのマカロンでした。
小振りですが食感も良く甘酸っぱくて美味しい。
ギモーヴももっちりとしていて食感マニアにはたまりません。
部屋に通していただいてから退席まで約2時間。
料理提供のテンポもこちらに合わせてくれたのかゆっくりで、
お陰でせかされることもなく会食を楽しむことができました。
一応、レディースコースという扱いのようなのでボリュームが心配でしたが、
パンのおかわりで調整することができますし時間を掛けていただくことになるため、
男性でも満足できるボリュームだと思います。
給仕はお若い方でしたが専任で気配りも行き届いていましたし料理の説明も丁寧。
子連れということもあり子どもたちに対してフレンドリーに対応してくれたので、
こちらも肩ひじ張らずにいられました。
■ランチ Bコ-ス…税別2400円+個室料10%(240円)
・オードブル
・お肉料理
・スープ
・デザート
・パン&バター
・コーヒーまたは紅茶
子どもの分につき未食なので詳細は不明。
1皿目のオードブルは親たちのものより品数が多く豪華。
サーモンやテリーヌ…美味しそうでした。
メインのお肉料理は、
オーストラリア産牛肩ロースステーキや豚肉料理、+500円で牛フィレ肉のステーキ等から選べ、
我が子はオーストラリア産牛肩ロースステーキをチョイス。
親たちが注文したステーキとは異なるソースで、凝っているなぁ…と。
スープは同じかぼちゃのポタージュスープでしたがカップが異なり、
こちらの方が断然高級感がありました。
デザートはルビー種のグレープフルーツとオレンジ(?)、パイナップル、キウイフルーツといった
フルーツ4点にバニラアイスクリーム、バナナやチョコレート系のムースやケーキが3点。
子どもにはこのコースではボリュームがあり過ぎたようですが、
大人では少々物足りなさを感じたかも知れません。
これはこれで悪くありませんが、
「秋の味覚ランチ」との差は280円なので「秋の味覚ランチ」の方がCPが良い気がします。
■お子様ランチ+デザートメッセージプレート…税別1200円+個室料10%(120円)
・海老フライ
・ハンバーグ(ニンジンのグラッセ、ブロッコリー添え)
・鶏もも肉の唐揚げ
・フライドポテト
・コーンスープ
・パン&バター
子どもの分につき未食なので味等詳細は不明ですが、
海老フライは大きく、
ハンバーグも上から見ると小さそうに見えますが厚みがあり美味しそうな手作りハンバーグ。
さらに今回は子どものお祝いでの利用であったため、
サービスでデザートプレートも付けていただけました。
チョコレートソースで名前やメッセージが書かれた大きな長方形のプレートに、
ルビー種のグレープフルーツとオレンジ(?)、パイナップル、キウイフルーツといった
フルーツ4点にバニラアイスクリーム、バナナやチョコレート系のムースやケーキが5点。
子どもも喜んでくれて、親としても嬉しかったです。
こんなデザートプレートまで付いて1200円というのはCP良過ぎなお子様ランチです。
■ソフトドリンク各種…税別400~500円
ブラッドオレンジジュースやピンクグレープフルーツジュース、
ピーチジュース、グレープジュース、マンゴージュース…とフルーツ系を色々注文しましたが、
どれも氷入りでの提供でしたので、フレッシュフルーツジュースではないようです。
ただ、果汁の割合は高めで濃厚なものが多かったです。
ウーロン茶はホットの注文もできました。
それと、全員分を代表者がまとめて注文したのですが、
誰がどのドリンクかというのをその場の会話の流れから把握していて、
確認することなく全員分を配っていたのに驚きました。
流石プロです。
10位
1回
2015/03訪問 2015/04/02
<お店について>
こちらは2014年11月26日にオープンした二郎系ラーメン店。
株式会社センシンの飲食部が出した1号店で、今後増店予定とのこと。
ちなみに、店主の修業先は北海道札幌市内の山次郎。
入口入って右手の券売機で食券を購入し、着席後スタッフへ。
その際、麺の量の確認あり。
野菜やニンニク、アブラについては注文時に麺量と同時に確認されている方と、
着丼間際に確認されている方がいました。
休日のランチタイムの訪問時、スタッフは男性2名と女性2名。
保冷ポットの交換や取り皿の事前配膳等スタッフの気配りも行き届いています。
・駐車場
なし
・席構成
カウンター席…厨房を囲むようにL字型に8~10席程(予備椅子あり)
テーブル席…4名がけ1卓
・喫煙/禁煙
終日全席禁煙(入口外に灰皿あり)
・その他
おしぼり、お冷やは入口入って左手のコーナーからセルフサービスで。
卓上にボックスティッシュ、保冷ポット、ラーメンのたれあり。
<メニュー>
■ラーメン少なめ(チャーシュー3枚・麺250g以下から選択)…税込670円
■ラーメン(チャーシュー3枚・麺300g~500gから選択)…税込700円
■豚入りラーメン(チャーシュー8枚・麺300g~500gから選択)…税込850円
■汁なしラーメン…税込680円
・麺量の補足
300g→茹で後510g
400g→茹で後680g
500g→茹で後850g
それ以上の麺量についても、800gまでは+100円で可能。
逆に「ラーメン」の食券を購入していても250g以下にする場合は30円返金していただけるようです。
・豚(チャーシュー)の補足
「ラーメン」は標準でチャーシュー3枚入り。
計6枚食べたい場合は、+90円で「豚3枚」を追加。
計8枚食べたい場合は、+150円で「豚5枚」を追加もしくは850円の「豚入りラーメン」を注文。
計9枚食べたい場合は、+180円で「豚3枚」を2枚追加。
計11枚食べたい場合は…以下省略。
<料理>
■汁なしラーメン(麺500g・野菜マシ・ニンニク別盛り)…税込680円
「ラーメン」よりかなり大きな丼にて登場。
割り箸との対比でその大きさがわかるかどうか…。
麺の上に野菜がのり、その上にさらに脂とチャーシュー(肉)がのっています。
それと別皿にて味変用の"辛味"もいただけました。
野菜はマシでお願いしたと思ったのですが、
マシマシでお願いした「ラーメン」とほとんど変わらず…むしろこちらの方が多い?
標高はマシマシの「ラーメン」より低いものの、こちらは丼の直径がかなり長いので…。
いずれにせよ、予想以上のボリューム。
しかもキャベツ率高しっ!
もやし:キャベツ=7:3かもしかしたら6:4くらいでしょうか…
キャベツ好きなのでこのキャベツ量は素晴らしいです。
のんびりと味わっている場合ではないので大量にのった野菜を無我夢中でいただくわけですが、
キャベツ量が多いのでそんな中でもキャベツの甘みをしっかりと感じられます。
火の通り加減も絶妙で、
かた過ぎて麺との一体感が得られないでもなく、茹ですぎて食感がないわけでもなく、
キャベツももやしも程よいシャキシャキ感が楽しめます。
また、あらかじめ野菜の上からかえしか何かが掛けてあるので、
そのまま野菜だけでいただいても味がします。
ただ、このかかっているかえしと思しきものは塩味が強いためか大人の事情でなのか、舌がピリピリ。
ある程度野菜を味わったところで残りの野菜を一旦野菜退避用のお皿に移し、
丼の底に眠る麺を引きづり出していただきます。
二郎初心者なので、この量で天地返しはできませぬ。。。
麺は無料でいただける最大量である500gでお願いしたので、茹で後重量850g程。
野菜をマシマシではなくマシに抑えれば麺も850gくらい食べられるだろうと踏んだわけですが、
脆弱な私の腕力では丼の底に割り箸を差し入れることはできてもそのまま麺を底から持ち上げ、
混ぜ込むことすら重すぎてできない程の麺量…850g恐るべし。
汁なしということでまぜそばや油そばのようなものを想像しており、
麺がスープを吸い込むことはあまりないと安心していたのですが、
麺を避けてみると丼には水深3~4cm程の液体が。
野菜と麺の量に応じたかえし量だとこれくらいになるのかも知れません。
これは早く食べないと食べきれなくなるかも。。。
焦りが募り、ここからは本気モードです。
増量無料サービスを利用させてもらって残すなんて失礼なことはできませんので。
麺は二郎同様オーション(強力粉)を使用した割り箸の先よりやや太めの太縮麺。
自家製麺で、一晩寝かせてから使用しているもよう。
よじれによじれまくったゴワゴワな麺は、噛むと小麦味が堪能できる美味しい麺。
この麺が500gまで増量無料なのは素晴らし過ぎます。
野菜の上にのっていたチャーシューは、表面をしっかりと炙ったブロックタイプの豚バラ肉。
その下に敷かれたアブラこと背油ごと炙っているのかも知れません。
香ばしくてジューシーでとても美味しい。
6カットくらい入っていたように思いますが、無我夢中で食べてしまったため個数の記憶なし。
ニンニクは刻みニンニク。
標準量がわからなかったので、調整できるよう別皿で提供していただきましたが、
辛味も強く、増さずとも私としては十分な量。
その刻みニンニクや味変アイテムとしていただいた辛味(コチュジャンのようなもの)を混ぜたりして、
あの手この手で味を変えつつ食べて食べて食べて…
でもどうにも厳しそうだったので途中で主人の手を借り何とかギリギリのところで完食。
野菜はやはりさっぱりとしていますし時間が経ってもそう量が増えるものではないので、
マシても問題なく食べられますが、麺500g(茹で後850g)は後半予想以上に汁を蓄えていき、
またたっぷりとのったアブラがだんだん麺にしっかりと絡んでいき、大変でした。
(でもお箸で摘まみ上げられるサイズのアブラの塊を発見するとつい食べたくなり、
アブラはアブラで食べてしまうわけですが…)
最後まで美味しくいただくには麺300gくらいにしておいた方が良かったようです。
ただこれはあくまで小食な私の場合はの話なので、
食べ盛りの男性の方でしたら問題ない量なのだと思います。
いずれにせよ、このボリュームの一杯が680円でいただけるのはCPも良いと思います。
■ラーメン(麺300g・野菜マシマシ・脂普通・ニンニク別盛りで普通)…税込700円
こちらは主人が注文した一杯。
ラーメン丼の上にラーメン丼より標高が高い野菜の山がのった、
こちらも期待を裏切らない素晴らしいビジュアル。
こちらの野菜の山は裾野がほぼない急勾配な山型…つまりはズコット型なので、
標高の割に(いや、標高も十分高いのですが)量があります。
なお、野菜はマシマシでお願いしましたが、マシマシというコールが実際に通っているのかは不明。
「汁なしラーメン」でお願いした野菜マシと比べた限りあまり変わらないようにも見えたので、
こちらのお店ではマシもマシマシも同義の可能性も。
…と思ったのですが、先行レビュアー様が投稿した野菜マシの写真と比べると明らかに多いので、
やはりマシマシコールは通っていたようです。
マシマシでもキャベツ率が高いのは変わりません。
また、こちらもあらかじめ卓上の"ラーメンのたれ"と同じものかかえしかが上から掛けてあるので、
強引にスープに浸さずとも野菜だけでいただいても味がしますし、
大量の野菜から出てくる水分でスープが薄まることもなし。
スープはカネシ商事の青ラベル(混合)と緑ラベル(本醸造)をブレンドして使用しているようで、
塩分濃度高め。
発酵、熟成させていない混合醤油である青ラベルが二郎らしさを出すポイントなのでしょうか。
かなりそれっぽい仕上がりです。
(現在、二郎で使用している醤油を卸しているのはカネシ商事ではなくエフゼットですが)
麺は標準の300gでお願いしたので、茹で後重量510g程。
「汁なしラーメン」の麺と同じと思われるオーション使用の太縮麺。
私が味見したのは着丼してからだいぶ時間が経ってからでしたのでそこそこスープを吸った状態でしたが、
それでもゴワゴワ感は健在でしたので、
食べ始めは「汁なしラーメン」の麺同様にもっとコシがあったのではないかと思われます。
チャーシューは温かい状態で提供する目的でなのか野菜に埋もれて入っていたようです。
そのため着丼時の写真には写っていませんが、
「汁なしラーメン」同様に薄切りではなくブロックタイプだったようです。
私は味見程度にいただいた程度ですが、かなり完成度の高い一杯だと思います。
2015年もあちこち旅して色々食べ歩きました。
食べ過ぎてレビューが追い付かず、未レビューのまま画像は埋もれ記憶も失われていくお店が多々あり…
レビューペースをあげねばと思いつつも、リアル(家庭と仕事)が優先なのでどうしても時間が取れず、ネタはたまる一方です。
2016年は食べ歩きペースを落としてネタがたまらないよう心掛けたいと思います。