サクラダイ、ソラマメ、菜の花…指宿の旬を味わい倒せ、春のグルメ祭り絶賛開催中 3月末まで計44店参加、目印は共通の旗

2025/02/07 20:00
旬の食材を使った料理を求めて列をつくる来場者=指宿市の山川町漁協水揚げ場
旬の食材を使った料理を求めて列をつくる来場者=指宿市の山川町漁協水揚げ場
 指宿市の食材を活用した「いぶすき春のグルメ祭り」が、市内の飲食店や宿泊施設で開かれている。豊富な食の魅力をPRしようと、商工観光や農畜水産業者らが初開催。旬のサクラダイやソラマメを中心に、さまざまなメニューを提供する。3月末まで。

 同市はオクラやソラマメ、本枯れ節の生産量で日本一を誇る。鹿児島湾と東シナ海に面し多様な魚が水揚げされ、県内有数の畜産地帯でも知られる。グルメ祭りは農畜水産物の認知度向上と観光振興を図る狙いで、昨年12月に実行委を設立して準備を進めてきた。

 参加店舗は飲食店33、宿泊施設11の計44カ所で、店頭に共通の旗を掲げる。食材はスナップエンドウ、菜の花、かつお節、黒牛など地元の産品を使うことが条件。単品や定食、和洋中の形式は問わず、店舗ごとに多彩な料理が楽しめる。

 1日は山川町漁協水揚げ場でキックオフイベントがあり、市内のホテルや旅館の料理長らでつくる指宿郷土料理開発研究会がサクラダイのすしや茶漬け、みそ汁を提供した。家族で訪れ茶漬けを味わった同市の丹波小6年宮田虹菜さんは「タイのだしと、ごまだれのアクセントが効いていておいしい」と話した。

 実行委員長で、指宿商工会議所の南荒生会頭は「県内外の方々に、海の幸・山の幸と観光を楽しんでほしい。季節に応じた恒例イベントにしていきたい」と語った。

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