新幹線が不通だったので田沢湖線普通列車を利用しました。
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- 旅行時期:2021/02(約4年前)
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by たのちゃんさん(男性)
盛岡 クチコミ:1件
乳温泉郷の鶴の湯温泉に行くのに、2/13の地震で東北新幹線が不通になってしまったので田沢湖線を利用しました。
当初、こまち1号で東京から田沢湖に直行する計画だったので代替計画を策定。
JR時刻表で田沢湖線はp-670からp-681まで11ページにわたって掲載されていますが、よく見るとその殆どを秋田新幹線こまち号が占めています。
さらに、盛岡~田沢湖を通しで運転する普通列車は1日たった4本しかない!! Σ(゚Д゚)ガーン
盛岡発早朝5:20の次は9時間後の14:22まで列車が無いというチョーローカルさ。。
仙岩越えは、まさに奥羽本線の板谷越え以下です。
朝5時に盛岡に着くためには、高速バスは岩手県北交通の1便しかありません。これは八戸・三沢行きが盛岡駅前で降ろしてくれるため、たまたま早朝着けるのです。
バスがもし10分以上遅延したら田沢湖線には乗れないので賭けでしたが、幸い高速は空いていて事故もなく所定よりも7分早着してくれました。
雪のうっすら積もる盛岡駅前をホームに急ぎます。
田沢湖線は秋田色の701系で標準軌に改造された車両です。車内は701系にしては珍しくセミクロスシートでした。
5:20、始発列車は標準軌の8番線に4両で止っていましたが、乗れるのは前2両だけ。後ろの2両は途中赤渕で切り離すそうです。20人ほどの客を乗せ定時発車。まだ早朝で交換や追い抜きはなくどんどん先に進みます。この821Mは瞬足で47分で田沢湖に到着しますが、こまち号も35分から48分かかる列車もあるので単線ローカル線では特急もさほど早くないことがわかります。
普通列車でも最高110キロ出します。これは線路状態が良いためでしょう。
速度種別が停電A12ということは、上り10‰で出しうる最高速度が120キロということで、車両性能と線路が良くないとこうはなりません。
赤渕を発車すると、岩手-秋田県境の山越えに入ります。この1駅は18.9キロもあり田沢湖線で最も列車本数の少ない区間です。途中、大地沢信号場と志度内信号場があり新幹線に乗ると必ずどちらかで交換します。821Mは大地沢信号場で一旦停車しただけで交換もなく発車。ここが盛岡支社と秋田支社の境界になります。
このあたりは1m以上の積雪がありました。3912mの仙岩トンネルを抜け6:07田沢湖に到着。ここから30人ほど乗って来て車内は活気が出てきました。
やはり県境越えの赤渕~田沢湖が一番の閑散区間です。
続き、鶴の湯温泉の旅行記はこちら。
https://4travel.jp/travelogue/11677567
帰路は早すぎる最終列車、田沢湖17:54発普通盛岡行きに乗りました。数人ほどしか乗っていませんでした。
新幹線は運休でも普通列車は所定通りの退避時間を取ります。夕方は時間がかかります。
運休になった新幹線はe-チケットだったので何をせずとも乗車日の2日後、クレジットに全額返金されていました。これは楽でいいですね。
- 施設の満足度
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4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 地方交通線運賃で高め
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- ラッシュ時でも座れます!!
- バリアフリー:
- 5.0
- 主要駅にはエレベータがあります。
- 乗り場へのアクセス:
- 4.5
- 車窓:
- 4.0
- 原野風景が広がります
クチコミ投稿日:2021/03/22
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