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Culture

ボブ・ディランのアーキタイプを通じて描かれる現代アメリカ社会のおとぎ話:『名もなき者』池田純一レビュー

突然フォークシーンに登場し、瞬く間に人気を博し、ロックへと転じていった濃密なるボブ・ディランの4年間を描いた本作は、バイオピック=伝記映画の様相を呈しながらも(1960年代の過去にあった話というよりも)、むしろ2020年代の現代に対する風刺のようにも思える作品だ。そしてさらに、なぜ原題は“A Complete Unknown”という奇妙な名前が付けられているのだろうか。デザインシンカー・池田純一が、その謎をひもとく。
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トヨタ ハイエース×アート。クルマの楽しさを拡張するイベントが、3月15日(土)と16日(日)の限定開催(プレゼントも):WIRED WHITE LIST #013

イノベーションとアイデアのタネはどこにある? 『WIRED』がキャッチした、ファイブ(またはシックス)センスを刺激するグッドニュース。今回は3月15日(土)と16日(日)、東京・渋谷で開催される、クルマ×アートのイベントについて。キャンバスとなったのはマットブラックのトヨタ ハイエースで数量限定のプレゼント(抽選)もあるとか。

キャピタリズムからポピュリズムへ──「イカゲーム」の鋭利な現代社会批判は3年経っても健在だ:「イカゲーム2」池田純一レビュー

ブームを呼んだ「あの名作」が、3年間の雌伏を経て帰ってきた(しかも作中時間はきっかり3年後!)。では前作(シーズン1)と今作(シーズン2)を見比べたとき、何が通底し、何が置き変わったのだろうか。ネタバレをやや含みつつ、デザインシンカー・池田純一がシーズン2を解題し、さらには今夏配信予定となるシーズン3の展望を予測する。
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『アイアンマン2』に登場した、あのドーナツショップが日本にもついに:WIRED WHITE LIST #012

イノベーションとアイデアのタネはどこにある? 『WIRED』日本版がキャッチした、ファイブ(またはシックス)センスを刺激するグッドニュース。『アイアンマン2』やMaroon 5のMV、SFシットコム『フューチュラマ』などにも登場したドーナツショップが日本上陸予定。

「TikTok禁止」で注目。キャンディス・リンが中国ネット文化の“非公式大使”になった理由

ソーシャルメディアインフルエンサーのキャンディス・リンは、中国と欧米のネット文化をつなぐ存在だ。TikTokとInstagramを合わせて230万人以上のフォロワーをもつ彼女は、米国のSNSユーザーが「小紅書」を知る前から、中国のソーシャルメディアの面白さを紹介していた。

なぜ権威主義体制は存続できるのか?:アカデミー賞ノミネート作『聖なるイチジクの種』監督インタビュー

2025年アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされ、カンヌ国際映画祭では審査員特別賞を受賞した映画『聖なるイチジクの種』。描かれるのは、イランの権威主義体制とそれに抗議するデモの間で揺れる家族の姿だ。本作を制作したことで国外への脱出を余儀なくされたモハマド・ラスロフ監督に、作品への思いを訊いた。
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Spotify症候群から抜け出す方法

いまやデータとなった音楽の歴史すべてを指先のフリックひとつで操ることができる。だが、おすすめの音楽を繰り出してくるアルゴリズムのせいで、自分が本当に求める音楽と出合う機会をわたしたちは失っているのかもしれない。

iPhoneの新しいエントリーモデルはAI時代の“標準機”:2025年2月に最も読まれた10本のストーリー

この2月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、iPhoneの最新モデル「16e」や中国発のAIプラットフォーム「DeepSeek」に関する記事など、最も読まれた10本のストーリーを紹介する。

ゲーム業界にも波及? 反トランスジェンダー政策への懸念を抱く開発者たち

メタ、グーグル、アマゾンといった企業がトランプ大統領の指示に追随し、多様性推進の取り組みを撤回している。そんななか、トランスジェンダーやジェンダークィアのゲーム開発者たちは、すでに厳しい状況にある業界がさらなる影響を受けるのではないかと危機感を抱いている。
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森美術館の「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AI と現代アート」展は、なぜキャプションも必読なのか:WIRED WHITE LIST #011

イノベーションとアイデアのタネはどこにある? 『WIRED』がキャッチした、ファイブ(またはシックス)センスを刺激するグッドニュース。森美術館では、2025年6月8日(日)まで「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AI と現代アート」展が開催中。いつもは作品を感じたい派の人も、この展示では解説をちゃんと読んでほしい。

東京に行く前に、米国人がChatGPTで日本語を学んでみた

米国人ライターであるわたしは、東京旅行を前にChatGPTの「高度な音声モード」で日本語学習に挑戦した。生成AIは旅行者向けの語学ツールとしてどこまで役立つのか、その可能性と限界を探った。

メキシコの俊英ミシェル・フランコが描く「記憶」をめぐる洞察にあふれたドラマ:映画『あの歌を憶えている』監督インタビュー

記憶とは、どこまでが真実で、どこからが幻想なのか──。メキシコの俊英ミシェル・フランコが手がける『あの歌を憶えている』は、過去と現在が交錯し、喪失と再生が織りなす深遠なドラマだ。記憶の曖昧さと、それでもなお人をつなぐ力に迫る本作。監督自らが語る制作の背景と、「記憶」というテーマへの独自の洞察とは?

美しさのなかに、アルゴリズムのような再現性があるものを探して:永松 歩「Transcription: 都市の採譜」

街中や建物の中でよく目にするデジタルサイネージ。それが、誰でも自由に表現できるキャンバスになったら──。東京・京橋のTODA BUILDINGで新作「Transcription: 都市の採譜」を展示したプログラマー/CGアーティストの永松 歩は、そう語る。
BOOK REVIEW

人工知能にとって悟りとは? 救済とは?:円城塔『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』レビュー

たっぷりの仕掛けと企みに満ちた壮大な物語絵巻、つまり“虚構”を貪り読む愉楽──。今年の読売文学賞を受賞した円城塔の新たなる代表作『コード・ブッダ』は、読み手の想像力を試す大真面目なユーモアに身を任せる態度が試される小説だ。

アカデミー賞ノミネート、監督・山崎エマが語る日本の「小学校」という“小さな社会”から見えてきたこと

日本の公立小学校の教育現場を1年間にわたって撮影した山崎エマ監督のドキュメンタリー映画『小学校〜それは小さな社会〜』から生まれた短編版が、第97回アカデミー賞で短編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。日本を題材にした日本人監督による作品として同賞初ノミネートになった作品は、いかに生まれたのか。山崎に訊いた。

マッチョなファッションに着替えたテックCEOたち。その変化が意味すること

別人のように垢抜けた姿を次々に披露するテック業界の大物たち。彼らをファッション評論家やトレンドウォッチャーは絶賛するが、彼らは自分が本当に望む役割、すなわち「スーパーヴィラン(超悪玉)」にふさわしい身なりをするようになったのだ、という事実に、まだ誰も気づいていない。
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「意味の枯渇」とファンダムのゆくえ:映画『キャプテン・アメリカ /ブレイブ・ニュー・ワールド』が映す時代精神

ファンが盛り上がらないファンフィクションのカップリング、政治的な抗議運動、そしてファンからもマーベルからも軽んじられていた黒人スーパーヒーローの起用。シリーズ最新作の公開で読み解く2025年のMCU。
GARDEN

「ルメール エビス」の庭には何が蠢いているのか? 造園ユニットveigが紡ぐ風景

東京・恵比寿にファッションブランド「LEMAIRE(ルメール)」の旗艦店がオープンした。1960年代に建てられた木造宅に隣り合う庭を手掛けたのは、造園ユニット「veig」(ヴェイグ)。造園学と生物学という、近接していそうで交差しなかった領域をブリッジするふたりの間には、多様なエゴが織りなす緩衝地帯を扱うワイルドな知恵と、前向きな対話が行き交っていた。
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ザ・大統領戦2024:キング・トランプがコンスピリチュアルな閣僚たちとともに実現させる〈オルタナティブ・アメリカ〉

大統領就任直後から、大統領令や人事面で早速強権を発動しているトランプ。ある意味ホラーのような日々が、この先4年間続くのだろうか。一方民主党からは、トランプに対抗していく気概も戦略もいまだ発信されてこない。このまま、アメリカは「2つの世界」に割れていくのだろうか。アメリカの「これから」を、デザインシンカー・池田純一が見通す。

“メディア化”する作家、イ・スラが語る「書く」ことの意味

いま韓国で最も“クール”な作家とされるイ・スラ。メールマガジンで配信したエッセイを書籍化したことで注目され、いまやさまざまなメディアやプラットフォームを横断的に駆使しながら活動を続けている彼女に、これからの創作とメディアに対する向き合い方について訊いた。

immaの開発会社は「バーチャルヒューマンと話したい」という欲求をどうつくるのか?

バーチャルヒューマンの先駆けであり、2025年1月には初めて日本のテレビCMにも登場したimma。もはやバーチャルヒューマンが目新しいものではなくなったいま、開発会社のAwwはNVDIAとの提携のもとでAI搭載のバーチャルヒューマンの開発に乗り出している。その理由とは?

日本橋を“イノベーティブな食の特区”へ:Tokyo Regenerative Food Lab

日本橋エリアの再生計画に携わるゲストを迎えたTokyo Regenerative Food Lab初の交流イベントでは、「経年優化」を掲げる街の伝統と新たな実践を間近に見聞し、実際に味わい、創発の契機を探っていく豊かな時間が生み出された。

ケンドリック・ラマーのスーパーボウル・ハーフタイムショーに登場した「GNX」と、圧巻のステージが完成するまで

ケンドリック・ラマーは、スーパーボウルのハーフタイムショーで自身の人生をビデオゲームになぞらえて表現したいと考えていた。ラマーのビジョンをかたちにするため、制作チームは実際にヴィンテージの「GNX」を調達し、演出の細部に至るまでを精巧につくり上げた。

Apple TV+で観てほしい、おすすめ映画24選【2025年最新】

心温まる物語から心に残るドラマまで。『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』、『ブリッツ ロンドン大空襲』、そして『ヘニョ 〜最後の海女たち〜』を含む作品は、Apple TV+で見るべき名作映画のほんの一部に過ぎない。

TikTok規制からメタの方針転換まで:2025年1月に最も読まれた10本のストーリー

この1月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、米国における表現の自由をめぐる動きや世界最大級の家電見本市「CES」に関する記事など、最も読まれた10本のストーリーを紹介する。
EXHIBITION

“纏う”から“読む”衣服へ。「YUIMA NAKAZATO」単独展覧会は何を物語るか

2月3日(月)より、中里唯馬が国内初(フランスでは昨年に大規模な個展を行なった)となる単独の展覧会を開催する。日本人でただひとり、オートクチュールという舞台で戦い続けてきたデザイナーは、何を試みようとしているのか。パリコレクションの直前、アトリエを訪れた。

Amazonプライム・ビデオで見逃せない映画21選【2025年最新】

『チャレンジャーズ』や『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』など、いまAmazonプライム・ビデオをで観るべきおすすめ映画を紹介する。

トランプの大統領令後も、マッチングアプリはLGBTQ+コミュニティの貴重な避難所であり続ける

トランプ大統領が性別は2つのみとする大統領令を発令た。そんななか、OkCupidやFeeldなどのマッチングアプリは性自認の選択肢を維持する姿勢を示している。こうしたアプリは、引き続き多様性が認められる、デジタル空間における貴重な避難所となる可能性がある。

「セヴェランス」や「サイロ」など──Apple TV+のおすすめドラマ32選【2025年最新】

「セヴェランス」、「サイロ」や「窓際のスパイ」など、話題作から隠れた名作まで充実のラインアップを誇るApple TV+のドラマシリーズ。このなかから、あなたの新しいお気に入り作品が見つかるかもしれない。

Amazonプライム・ビデオで観るべきおすすめドラマ25選【2025年最新】

「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」から「リグ~霧に潜むモノ~」、「フォールアウト」まで。いまプライム・ビデオで見逃せないシリーズを紹介する。

元JAPANのドラマーで写真家のスティーヴ・ジャンセン、東京の「隙間」を語る

英国のバンドJapanのドラマーとして活躍したミュージシャンで写真家のスティーヴ・ジャンセンが、原宿で個展「The Space Between」を開催した。東京の「隙間」に惹かれたことから始まったという同展の制作、そして音楽と写真の親和性について訊いた。
PEOPLE POWER

人間が書いた文章に宿る本質的な価値が再認識される──特集「THE WORLD IN 2025」

生成AIが生み出す低品質なコンテンツへの需要は、多くの出版社が主張するほど強くはない。むしろ、巧みに紡がれた人間の手による高品質な文章への需要は確実に高まっている。
FASHION

IM MENは初めてのパリコレクションで何に挑むのか:“FLY WITH IM MEN”

1月23日、IM MEN(アイムメン)はブランド設立以来初となるコレクションショーをパリで行なう(オンラインでも配信)。三宅一生が残した、これからの男性服を思考し生み出すためのチーム、あるいは方法論は、間違いなく新しいフェーズを迎えることになる。パリへ発つ直前、3人の中心人物にインタビューを行なった。

ホワイトハウスの公式サイト、まるでマーベル映画の予告編のよう

ドナルド・トランプの第47代大統領就任に伴い、ホワイトハウスの公式ウェブサイトが更新された。サイトにはヘリコプターや戦闘機、ハクトウワシなどを映した動画が自動再生され、トランプの就任をアピールしている。

イーロン・マスクが「ナチス式敬礼」? ネオナチがSNSで称賛、物議醸す

イーロン・マスクが20日にトランプ大統領の支持者集会で見せた腕を伸ばす動作が、ナチス式敬礼に似ているとの指摘が相次いだ。SNS上ではネオナチらが支持する反応を示しており、波紋が広がっている。
WWL

坂本龍一展はまだまだ開催中:WIRED WHITE LIST #009

イノベーションとアイデアのタネはどこにある? 『WIRED』がキャッチした、ファイブ(またはシックス)センスを刺激するグッドニュース。東京都現代美術館で3月30日まで開催中の坂本龍一展のこと。

ソニーグループ門外不出のトレンドレポートが公開! 拡張するエンタテインメントの“ゆくえ”を探るトークイベント開催

来たる1月28日(火)、ソニーグループ クリエイティブセンターが11月29日にリリースした書籍『SIGNALS Creative Research No.1』の刊行イベントが、代官山蔦屋書店にて開催される。ゲストには、同誌にも登場するYOASOBIプロデューサー・屋代陽平氏も登壇。貴重な機会をお見逃しなく!
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ザ・大統領戦2024:結局、バイデン大統領は何の架け橋だったのか?

2025年1月20日、トランプが2回目の大統領就任式に臨む。先だって起こったジミー・カーター元大統領の葬儀やLAの大火災すらも「うまく利用した」ように見えるトランプに対し、「1期しか務めなかった大統領」であるバイデンの評価、引いては民主党の今後の方向性はいまだ見えてこない。文字通り「激動」が予想されるこれからの4年間を前に、デザインシンカー・池田純一が、いま一度状況を整理する。
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自然の移ろいを感じる、サム・フォールズ×THE NORTH FACEのコレクション:WIRED WHITE LIST #008

イノベーションとアイデアのタネはどこにある? 『WIRED』がキャッチした、ファイブ(またはシックス)センスを刺激するグッドニュース。アウトドアブランドのTHE NORTH FACEが、自然物との共創を続けるアーティスト、サム・フォールズを起用したカプセルコレクションをローンチ。

Disney+は「韓国ドラマ×日本アニメ」で“世界”を攻める

ディズニーが動画配信サービス「Disney+」向けのコンテンツ制作において、ローカル市場とタッグを組む戦略へと大きくかじを切っている。その戦略の一端が、このほど開かれた戦略説明会でも明らかになった。

“TikTok難民”大量流入の中国アプリ「小紅書」、英語ができるコンテンツモデレーターを急募

米国のTikTokユーザーが中国のアプリ「小紅書」に大量に流入している現象を受け、同アプリは対応に苦慮しているようだ。中国国内の求人情報によると、TikTokからの新規ユーザーの急増に対応するため、小紅書はコンテンツモデレーターの増強を急いでいる。
MUSIC

【1月24日/24時間限定】ブライアン・イーノのジェネレイティヴ映画『ENO』を体験するために、知っておくべきこと

ご存知だろうか? 1月24日、ブライアン・イーノの生成ドキュメンタリー映画『Eno』が、24時間限定でライブストリーミングされる(複数のバージョンで)。日本国内で体験するには目下この機会しかなく、なぜ見逃すべきではないのかは、このコラムを読めばよくわかります。音楽ライターの野田努による寄稿。

「Nintendo Switch 2」の詳細について、予告映像から推測できること

任天堂が次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」を2025年1月16日に正式発表した。その詳細については現時点で公表されたことだけでなく、ナレーションのない予告映像からも推測できることがある。

米国のTikTokユーザーが中国のアプリ「小紅書」に殺到している

TikTokの米国での禁止が現実味を帯びるなか、一部のユーザーは米国政府への反発から中国版Instagramとして知られる「小紅書」に移行している。翻訳ツールを頼りに、米国と中国ユーザーが交流を図る場面も見られる。

いのちは合体・変形だ!「EXPO 2025 大阪・関西万博」河森正治監督による“未来からの”デザイン提言

2025年、大阪・夢洲で「EXPO 2025 大阪・関西万博(以下、2025年万博)」が開催される。〈マクロス〉シリーズをはじめ日本を代表するアニメーション監督・デザイナーの河森正治は、同万博の8人のテーマ事業プロデューサーのひとりとして、いかなるビジョンを提示しようとしているのか。その一端をうかがい知るべく、SF作家・吉上亮が斬り込んだ(聞き手・記事構成・原稿執筆:吉上亮)。

MAGA、カリフォルニアの山火事をDEIのせいにする

イーロン・マスクやドナルド・トランプ次期大統領をはじめとする人々は、ロサンゼルスの山火事が、無降水や気候変動ではなく、民主党が推進するDEI(多様性・公平性・包括性)などの「woke」な政策のために悪化したのだと主張した。

リジェネラティブな都市と「創造的再利用」:水野祐が考える新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕Vol.19

法律や契約とは一見、何の関係もないように思える個別の事象から「社会契約」あるいはそのオルタナティブを思索する、法律家・水野祐による連載。今回は、廃棄物と捉えられてきたモノを新しい手法により再利用可能な資源として捉える「クリエイティブリユース」を取り巻くルールを考察。