神戸の沖縄キャンプで練習試合に臨む山田=沖縄県西原町、西原町民陸上競技場(撮影・大田将之)
神戸の沖縄キャンプで練習試合に臨む山田=沖縄県西原町、西原町民陸上競技場(撮影・大田将之)

 J1神戸のDF山田海斗(18)=伊丹市出身=が今季、米国でデビューした。下部組織から昇格し、神戸がパートナーシップを結ぶ米プロリーグMLS・シアトルのリザーブチームに期限付き移籍。8日の開幕戦でフル出場した192センチの長身センターバックは「いずれ海外で活躍したいので、いい経験になる。自分の良さを出して結果を残し、中身の濃い1年にしたい」と意気込む。

 主将のDF山川哲史(27)と同じく、笹原SC(伊丹市)から神戸U-15入り。中学2年の時、新型コロナウイルス禍の活動自粛中に「ずっと寝ていたら身長がめちゃくちゃ伸びた」。それまで主に中盤を担っていたが、人数不足だったセンターバックに挑戦し、コーチも認める適性を示した。「失点してはいけないので、一つ一つのプレーに重みがある」と実感を込める。