[1月16日(米国西海岸時間)サンフランシスコ発] - アップル・コンピュータは世界で最も薄型のノートのために世界で最も薄型のケース「Manila® Case®(マニラ封筒)」を本日公開した。
この「Manila Case」は最も薄いところで厚さ0.07インチという前代未聞の薄さ。ノートを入れるとダイナミックに形を変え、最大6.9インチまで調整可能だ。新型「MacBook Air」の収納にピッタリ。それ以外にもパストラミとザワークラフト、スイスチーズ、ロシアン・ドレッシングをライ麦パンに挟んだルーベンサンドイッチなど多様な用途に使える。
当社は世界最小のノートブックを実現した。すごいことだが、それだけでは何かが足りない、そんな気がした。そこで早速フィルを呼びつけて、『おい、フィル! おい! このペラペラのコンピュータにはペラペラのケースが要ると思わないか?』と持ちかけてみたらフィルも大乗り気でオレオの空箱を引っ張ってくるもんだから仕方なく『こっちはどうだ?』と提案してやったのだ。
巨大な人参を育てる園芸家として名高いアップルCEOスティーブ・ジョブズ氏はこう得意げに語る。一方、この技術開発の背後にある苦労を、同社国際製品マーケティング部門シニアVPのナイスガイ、フィル・シラー(Phil Schiller)氏はこう説明している。
スティーブはオレオの空き箱でもオーケーだったんだ。でもまだ及第点と呼ぶには1歩足りない。そしたらちょうど僕の机の上にある封筒が目についた。中にはランチが入っていた。『それはもしやルーベンサンドイッチ? う~ん、懐かしい』とスティーブが言った瞬間に「Manila Case(マニラ封筒)」は生まれた。
「Manila Case(マニラ封筒)」は超薄型の面で超軽量化を実現。このクラスでは最軽量だ。しかもシールからクレヨンまで、あらゆる画材で簡単にカスタマイズできる。オーダーメードの特注は標準の白い紐を「Red Kabbalah String」に変えたりできる。ケース表面をメモ用に使えるアップルの2B鉛筆やウォズの大型消しゴムも。
アップル社は1970年代、Apple IIでパソコン革命に火をつけ、1980年代にはMacintoshでパソコンの勢力図を塗り替えた。その過程で夥しい分量のLSDと豆腐、グラスが消費された。そして今日、アップルは…(中略)…iPod、 iTunes、iPhone…(後略)。価格は封筒標準タイプで300ドルから。
* これは全文創作です。念のため。[画像クレジット:Richard Blakeley]
JESUS DIAZ(原文/訳:satomi)
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