高校生の地域活動を支援するプログラム「チャレンジハイスクール」の第3回最終報告会が3月16日、甲府の活動推進拠点「4U(フォーユー)」(甲府市丸の内2)で開催された。主催は任意団体トップファンやまなし。
高校生が「やりたいこと」を実現するため大学生や若手社会人のサポートを受けながら、2カ月間で地域プロジェクトを形にする同プログラム。
3回目となる今回は県内外の高校生10人が参加。6チームに分かれ、キックオフで高校生が自身のアイデアを大学生メンターと整理し具体的な計画を立て、中間報告会では企業や大学生メンターからアドバイスを受け、それぞれのチームがプロジェクトの内容を磨き上げた。
報告会では、「音楽と英会話を取り入れたカフェ」「高校生でもできるアップサイクリング」「地域のお祭りづくり」「短歌を小学生に楽しんでもらう」「甲府城を中心とした城下町活性化」「映像を通じた思い出づくりイベント」のプロジェクトの内容と、その過程で得た学びや気づきを披露した。
参加した高校生からは、「今までやりたいと思ったことも自分ではできなくて、ポスターを見た時に参加するしかないと思った。『やりたい』を口に出して言ってみることは大事だと思った」「初めて参加した。分からないことが多かったが、高校生のうちにチャレンジしてみたいことがあったので参加して良かった。自分も成長できた」「これからの人生にら役立つと思うし、いい経験になった」などの感想が聞かれた。当日はオンライン、オフライン合わせて45人が参加した。
プロジェクトリーダーの山口泰暉さんは「回数を重ね、応援してくれる人が増えた。メンターも15人まで増え、手厚いサポートができた。メンターのおかげで、いい学びもできた。今後も拡大して自分事感を持ってもらえれば」と話す。