これまで数えきれないほどのUSB-Cケーブルを試してきたが、ときどき「これは素晴らしい」と思える製品に出会うことがある。
多くのUSB-Cケーブルは、ケーブルの直線上にコネクタがついていて、標準的ではあるが、実際に使うと不便を感じることも多い。特に問題になるのは、応力の緩衝部材(ストレインリリーフ)を含めたコネクタ部分がデバイスから数cmほど突き出してしまうことだ。狭い場所で使おうとすると、この突起が意外に邪魔になる。
筆者の経験では、この問題はホテルで特に深刻だった。唯一のコンセントが机やベッドのそばにあり、ケーブルを差し込む隙間がほとんどないことがよくある。何度も重い家具を動かしたり、壁のコンセントに無理やり差し込んでケーブルに負担をかけたりして、かなり苦労した。
一方で解決策はシンプルで、コネクタがL字(直角)のケーブルを使えばいい。Ugreenの「Right Angle USB-C to USB-Cケーブル」を数週間旅行で使ってみたが、もう手放せないと確信した。
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同ケーブルは3種類の長さ(約1m、2m、3m)で、表面はナイロン素材で編み込まれており摩擦やもつれに強い。筆者はすでに何カ国も連れ回したが、見た目は新品同様のままだ。最大100Wの出力に対応しており、旅行中にMacBook Proを充電したまま使うのにも十分なパワーだ。
そして本製品の目玉が、片側のUSB-Cコネクタが直角になっている点だ。
このL字のコネクタは、旅行先や狭い場所でケーブルを使うときにとても助かるし、スマホやタブレットで使う時も快適さが段違いだ。充電しながら端末を操作するとき、普通のUSB-Cコネクタが横にはみ出すよりずっと持ちやすいし、折れたり引っかかったりするリスクも減る。
スマホに分厚いケースを付けていてもちゃんと挿せるように少し長めに設計されている点も嬉しい。また、前述のように筆者は数週間使っているが、ケーブル自体が弱いとか、十分に充電できないなどのトラブルもなく、価格も手頃でおすすめできるケーブルと言える。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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