IBMは、2015年の米国特許取得ランキングにおいて23年連続で1位を維持した。IFI CLAIMS Patent Servicesのデータによると、IBMが2015年に取得した米国特許は7355件だった。

米国特許の取得件数が23年連続1位(出典:IBM)
同ランキングの日本企業トップは、3位のキヤノン。トップ10には、6位に東芝、7位にソニーが入った。
上位10社の取得件数は以下のとおり。ちなみに、11位はAppleで、取得件数は1938件。
- 1位:IBM(7355件)
- 2位:Samsung Electronics(5072件)
- 3位:キヤノン(4134件)
- 4位:Qualcomm(2900件)
- 5位:Google(2835件)
- 6位:東芝(2627件)
- 7位:ソニー(2455件)
- 8位:LG Electronics(2242件)
- 9位:Intel(2048件)
- 10位:Microsoft(1956件)
IBMが2015年に与えられた米国特許のうち、2000件以上が「Watson」に代表されるコグニティブコンピューティングと、クラウドプラットフォームに関する技術だったという。同社は人工知能(AI)や機械学習(マシンラーニング)といった分野への取り組みを強化しており、その結果こうした技術分野の特許取得が多くなったようだ。

コグニティブコンピューティングやクラウドに関連する特許が多い(出典:IBM)
なお、IFI CLAIMS Patent Servicesのランキングで50位以内に入った日本企業は以下のとおり。
- 15位:リコー(1627件)
- 16位:セイコーエプソン(1620件)
- 17位:トヨタ自動車(1581件)
- 18位:パナソニックIPマネジメント(1474件)
- 19位:富士通(1467件)
- 23位:ブラザー工業(1187件)
- 27位:半導体エネルギー研究所(1129件)
- 31位:本田技研工業(ホンダ)(1031件)
- 33位:シャープ(997件)
- 38位:三菱電機(896件)
- 45位:日本電気(NEC)(792件)
- 46位:デンソー(778件)
- 47位:富士フイルム(747件)