FORMOSAT-2
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FORMOSAT-2 / 福爾摩沙衛星二號 | |
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所属 | NSPO |
主製造業者 | NSPO、アストリウム |
公式ページ | FORMOSAT-2 |
国際標識番号 | 2004-018A |
カタログ番号 | 28254 |
状態 | 運用終了[1]。 |
目的 | リモートセンシング / 科学観測 |
設計寿命 | 5年(信頼性>70%)[2] |
打上げ機 | トーラスXL |
打上げ日時 |
2004年5月19日 17時47分00秒 (UTC) [3] |
停波日 | 2016年8月19日 |
物理的特長 | |
本体寸法 | 外径:1.6m、高さ:2.4m [2] |
質量 | 750 kg [3] |
姿勢制御方式 | リアクションホイール、マグネットモータ [4] |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
軌道 | 太陽同期軌道 [2] |
近点高度 (hp) | 764.0 km [3] |
遠点高度 (ha) | 767.0 km [3] |
離心率 (e) | 99.1° [3] |
軌道周期 (P) | 100.1分 [3] |
観測機器 | |
RSI | Remote Sensing Instrument [5] |
ISUAL | Imager of Sprites and Upper Atmospheric Lightning [5] |
FORMOSAT-2 (フォルモサ衛星2号/フォルモサット2、中国語:福爾摩沙衛星二號) は台湾二機目の高解像度地球観測衛星。国家宇宙計画局(NSPO,現:台湾国家宇宙センター)によって開発された初のリモートセンシング衛星である[6]。
概要
[編集]2004年5月19日にアメリカのヴァンデンバーグ空軍基地からトーラスXLによって打ち上げられた[3]。2004年7月4日より撮影ミッションを開始する[4]。元々はROCSAT-2(Republic Of China Satellite-2)という名前だったが、2004年12月にFORMOSAT-2と改名された[7]。開発費用は4.7百万台湾ドル[2]。
FORMOSAT-2は民間のニーズを満たすため、台湾島とその周辺海域を準リアルタイムでリモートセンシングする[2]。集められたデータは自然災害の評価や、農業応用、都市計画戦略、環境監視、海洋監視に用いられる[7]。解像度は多波長で8m、パンクロで2m[8]。撮影された画像はSpot Imageで利用できる[9]。
主要受託業者のアストリウムはROCSAT-2のバス機(Leostar-500-XO)とリモートセンシグ装置(RSI)を提供した[7]。 映像処理システム(IPS)はNSPOが独自に開発した[6]。
リモートセンシングのほかにも、レッドスプライトや大気光といった自然現象の科学観測を行った[4]。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- ^ “福爾摩沙衛星二號光榮除役感恩茶會”. NSPO. 2016年8月19日閲覧。
- ^ a b c d e “世界の地球観測衛星「FORMOSAT 2」”. リモート・センシング技術センター. 2010年4月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Rocsat 2 - NSSDC ID: 2004-018A”. NASA. 2010年4月16日閲覧。
- ^ a b c “FORMOSAT-2 Achievements”. NSPO. 2010年4月16日閲覧。
- ^ a b “FORMOSAT-2 Instruments”. NSPO. 2010年4月16日閲覧。
- ^ a b “FORMOSAT-2 Program Description”. NSPO. 2010年4月16日閲覧。
- ^ a b c Gunter Krebs. “ROCSAT 2 / FORMOSAT 2”. Gunter's Space Page. 2010年4月16日閲覧。
- ^ “FORMOSAT-2 Features”. NSPO. 2010年4月16日閲覧。
- ^ “FORMOSAT-2画像”. SPOT IMAGE. 2010年4月16日閲覧。