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鳥羽博道

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鳥羽 博道(とりば ひろみち[1]1937年10月11日[2] - )は、日本実業家株式会社ドトールコーヒー創業者・名誉会長

有限会社ドトールコーヒー代表取締役社長、東京マグナ株式会社代表取締役社長、株式会社マドレーヌコンフェクショナリー代表取締役社長などを歴任した。

概要

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埼玉県深谷市生まれの実業家有限会社としてドトールコーヒーを設立し代表取締役社長に就任。その後、株式会社化し、代表取締役社長、代表取締役会長に就任。そのほか、東京マグナやマドレーヌコンフェクショナリーにおいても代表取締役社長に就任。その後、ドトールコーヒーの代表権を返上して経営の一線を退き、取締役も退任。代表権のない名誉会長に就任。なお、ドトール・日レスホールディングスの大株主でもある。長男はドトールコーヒーの元社長鳥羽豊[3]。深谷市出身の渋沢栄一を顕彰するため、2020年7月より渋沢栄一記念館で公開されている渋沢栄一アンドロイドの開発などの費用(約4,000万円)を寄贈した[4]2024年東京都知事選挙では、石丸伸二安芸高田市長の後援会長として選挙戦を支え[5]、石丸は前参院議員の蓮舫を押さえて2位となった[6]

略歴

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テレビ出演

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書籍

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著書

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  • 『ドトール ニューマーケット創造の原点 150円コーヒーショップの奇跡はこうして生まれた』(1988年9月30日、日本実業出版社)ISBN 9784534013996
  • 『想うことが思うようになる努力 ドトールコーヒー成功の原理・原則』(1999年12月20日、プレジデント社)ISBN 978-4833490528
  • 『ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記』(2008年9月1日、日本経済新聞出版社 日経ビジネス人文庫)ISBN 978-4-532-19457-4

共著

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記事・インタビュー

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参考文献

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  • 『ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記』(日経ビジネス人文庫、2008年)

脚注

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  1. ^ 青年は、ブラジルをめざす。|ドトール誕生秘話 ピント・フェライス物語”. 株式会社ドトールコーヒー. 2024年6月20日閲覧。
  2. ^ 株式会社ドトールコーヒー 一文無しから生まれた日本一企業 『ドトール』誕生の軌跡 株式会社ドトールコーヒー 名誉会長 鳥羽 博道 (2013年7月取材)”. 社長名鑑. 2024年6月20日閲覧。
  3. ^ 対談 ドトールコーヒー名誉会長 鳥羽 博道様 第一章 - 蘇れ日本人の会”. www.soseinippon.jp. 2024年4月1日閲覧。
  4. ^ “21年大河ドラマの渋沢栄一がアンドロイドに…生みの親はドトール名誉会長”. スポーツ報知. (2020年6月30日). https://hochi.news/articles/20200630-OHT1T50148.html 2024年6月20日閲覧。 
  5. ^ “石丸伸二氏が「政界の大谷翔平になれ」に返した言葉は意外なものだった…都知事選の参謀役が語る素顔と課題”. 東京新聞. (2024年7月29日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/343018 2024年9月18日閲覧。 
  6. ^ “「石丸フィーバー」なぜ起きた? 「政治が面白い」「人柄を信じられる」と無党派層に言わせた独自の戦略”. 東京新聞. (2024年7月7日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/338573 2024年9月18日閲覧。 
  7. ^ 平成26年春の叙勲(東京都)” (PDF). 内閣府. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月19日閲覧。
  8. ^ 春の叙勲決まる 旭日中綬章に森永剛太氏 旭日小綬章に鳥羽博道氏・藤森郁男氏”. 日本食糧新聞電子版 (2014年4月30日). 2022年7月19日閲覧。
  9. ^ 鳥羽博道氏が紺綬褒章を受章 - 深谷市
  10. ^ 「日本のコーヒー王が吠える! 安さを超えた価値を売れ」 - テレビ東京 2007年11月19日

外部リンク

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ビジネス
先代
(新設)
ドトールコーヒー社長
初代:1962年 - 2005年
次代
鳥羽豊