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超RIZIN.3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
超RIZIN.3
イベント詳細
シリーズ RIZIN
主催 RIZIN FF事務局
開催年月日 2024年7月28日
開催地 日本の旗 日本
埼玉県さいたま市
会場 さいたまスーパーアリーナ
(スタジアムモード)
開始時刻 午後2時
試合数 全11試合
放送局 スカパー!
ABEMA
U-NEXT
RIZIN 100 CLUB
RIZIN LIVE
Kayo Sports(オーストラリアの旗 オーストラリア
入場者数 48,117人
イベント時系列
RIZIN.47 超RIZIN.3 RIZIN.48

Yogibo presents 超RIZIN.3(ヨギボー・プレゼンツ・スーパー・ライジン・スリー)は、日本総合格闘技団体「RIZIN」の大会の一つ。

2024年7月28日埼玉県さいたま市さいたまスーパーアリーナ(スタジアムバージョン)で開催された。

概要

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超RIZINシリーズの第3回大会。今大会は、RIZIN初、そして格闘技興行では「Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜」以来約15年ぶりとなる、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョンで開催された。

メインイベントでは、5年越しの因縁のある朝倉未来平本蓮が、RIZIN初の5分5RのMMA特別ルールで、LMS(ラストマンスタンディング)ベルトを賭けて対戦し[1]、平本が1Rで左フックからのパウンドでTKO勝ちを収めLMSベルトを獲得した。また、セミファイナルにおいてボクシング世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオがRIZINに初参戦し、現RIZINフェザー級王者の鈴木千裕と対戦予定であったが、鈴木の右拳骨折による欠場のため、安保瑠輝也が代役出場し、ボクシングのエキシビションマッチで対戦、試合は序盤から安保が手数で圧倒し、最終Rではパッキャオをぐらつかせる場面も見られたが、判定なしルールにより引き分けとなった。その後、2024年年末にRIZINでエキシビションマッチを行う噂があり、会場で観戦していた元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシアがリングに現れ、パッキャオと安保に対戦要求した。

この大会は、RIZIN史上最大の観客動員数4万8117人を記録し、PPV売上数もRIZINが手掛けたメガイベントのTHE MATCH 2022の日本記録である50万件超えに肉薄する数字を売り上げ、RIZINの1大会の歴代PPV売上数の記録を更新した[2]

朝倉 vs. 平本戦のドーピング疑惑

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2024年8月20日、「復活の日本」なるアカウントが平本のドーピング行為を示唆する音声データをSNSで公開しドーピング疑惑が浮上。

2024年9月2日、平本が単独で記者会見を開きドーピング行為を一切否定した。

2024年9月5日、榊原信行CEOとRIZIN医療部長の諫山和男ら3人のリングドクターが記者会見を開き、WADAのドーピング検査結果は両選手共に陰性であり試合成立となったものの、引退をかけて試合に臨んだ朝倉に対して榊原CEOは「これが最後の試合になってしまったことに、本当にお詫びしたい」と謝罪した[3]。また、RIZINの行っているWADA基準の厳格なドーピング検査をより厳しくして、2024年12月の大会からさらに検査体制とドーピング検査を強化することが榊原CEOにより発表された。

対戦カード

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第1試合 MMAルール 66.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 新居すぐる vs. 日本の旗 摩嶋一整
2R 3:11 リアネイキッドチョーク
第2試合 ベア・ナックル ルール 57.2kg契約ワンマッチ 2分5R
オーストラリアの旗 タイ・エマリー vs. アメリカ合衆国の旗 チャリーサ・シガーラ ×
1R 0:37 TKO(右フック)
第3試合 MMAルール 66.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 鈴木博昭 vs. 日本の旗 YA-MAN
1R 3:28 KO(左フック)
第4試合 MMAルール 49.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 RENA vs. 日本の旗 ケイト・ロータス ×
2R 4:18 TKO(スタンドパンチ連打)
第5試合 ベア・ナックル ルール 57.2kg契約ワンマッチ 2分5R
アメリカ合衆国の旗 ジョン・ドッドソン vs. 日本の旗 征矢貴 ×
2分5R終了 判定3-0
第6試合 MMAルール 61.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 芦澤竜誠 vs. 日本の旗 皇治 ×
5分3R終了 判定3-0
第7試合 MMAルール 59.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 所英男 vs. 日本の旗 ヒロヤ ×
1R 3:20 TKO(右ストレート→パウンド)
第8試合 MMAルール 57.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 扇久保博正 vs. 日本の旗 神龍誠 ×
5分3R終了 判定3-0
第9試合 MMAルール 66.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 斎藤裕 vs. 日本の旗 久保優太
2R 4:19 KO(三日月蹴り)
第10試合 スタンディングバウト特別ルール 69.0kg契約 3分3R [注 1]
フィリピンの旗 マニー・パッキャオ vs. 日本の旗 安保瑠輝也
3分3R終了 判定なし ドロー
第11試合 MMA特別ルール 66.0kg契約 5分5R [注 2]
× 日本の旗 朝倉未来vs. 日本の旗 平本蓮
1R 2:18 TKO(左ストレート→パウンド
※ 平本がLMS(ラストマンスタンディング)ベルトを獲得。

カード変更

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カード変更は以下の通り。

脚注

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注釈

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  1. ^ 判定なし
  2. ^ 各ラウンド10点方式によるラウンドマスト採点で、3R終了時にその時点での採点が公開される。ただし、5R終了時に同点の場合はトータルで優劣をつけるトータルマスト方式。

出典

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外部リンク

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