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秋元陽太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋元 陽太
名前
愛称 アキ[1]
カタカナ アキモト ヨウタ
ラテン文字 AKIMOTO Yota
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1987-07-11) 1987年7月11日(37歳)
出身地 東京都町田市
身長 183cm[2]
体重 84kg[2]
選手情報
ポジション GK
利き足 右足[3]
ユース
2000-2005 日本の旗 横浜F・マリノス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2011 日本の旗 横浜F・マリノス 5 (0)
2012-2013 日本の旗 愛媛FC 83 (0)
2014-2015 日本の旗 湘南ベルマーレ 76 (0)
2016 日本の旗 FC東京 34 (0)
2017-2021 日本の旗 湘南ベルマーレ 106 (0)
2020 日本の旗 FC町田ゼルビア(loan) 29 (0)
2021 日本の旗 愛媛FC(loan) 20 (0)
通算 353 (0)
代表歴
2002-2004  日本 U-15/16/17
2005-2006  日本 U-18/19
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

秋元 陽太(あきもと ようた、1987年7月11日 - )は、東京都町田市出身[4]の元プロサッカー選手。現役時代のポジションはゴールキーパー(GK)

来歴

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横浜F・マリノスの下部組織出身。2005年には関東プリンスリーグ優勝及びクラブユース選手権準優勝の好成績を挙げ、2006年にトップチームへ昇格した[5]。しかし同年10月のJサテライトリーグ甲府戦で前十字靭帯及び内側側副靱帯断裂[6][1][3]。長期離脱を強いられ、翌2007年開催のU-20ワールドカップメンバー入りも逃した。2008年7月、J1第16節新潟戦において榎本哲也に代わるGKとしてJリーグ初出場の機会を得たが[1]、チームの連敗を止めることができず[7]先発定着を果たせなかった。その後も榎本や1期先輩の飯倉大樹に阻まれ[8]、在籍6年間での公式戦出場は7試合に留まった。

2012年J2愛媛FCへ移籍[9][10]。俊敏性と的確な状況判断、高いキック精度を武器に[8]川北裕介萩原達郎を抑えてポジションを獲得。低迷するチームにあって闘志溢れるプレーで[11]奮戦した[12]

2014年、2年連続でのオファーを受けて[13]湘南ベルマーレへ完全移籍[14][15]。同年はリーグ戦42試合中23試合を無失点に抑える堅守でチームの快進撃を支え[12]、J2優勝及びJ1昇格を果たした。2015年、プロ入り後自身初の背番号1を着用。一時は初めて正GKとして迎えるJ1の舞台に苦しむも、徐々に安定[16]。気迫の守備で相手の決定機を阻んで勝ち点を呼び込み[17]、クラブ改称以来初となるJ1残留の立役者になった[18][19]

湘南からの契約延長[20]及び複数クラブからの獲得オファーにより争奪となる中[18]、GK権田修一の穴埋めを図るFC東京の求めに応じ[19]、2016年に同クラブへ完全移籍[21][4]。序盤、プレーに迷いが生じる悪循環に陥り[22]失点を重ねた[23]。終盤にはまずまずの安定を見せたが[23]通年でのセーブ率はリーグ下位に留まった[24]。同年末、フェアプレー個人賞を受賞[25]。シーズン終了後、同年J2降格を喫し、秋元の退団によって埋められなかった正GKの補強をポイントとしていた古巣湘南からオファーを受け[26]わずか1年でFC東京を退団[27]。2017年、湘南に復帰[28]

2017年は開幕からスタメン出場し、湘南のJ2優勝、そして1年でのJ1復帰に大きく貢献した。第7節・対東京ヴェルディ戦で右手小指を骨折するが、骨折した事自体を対外的には伏せ、小指と薬指をテーピングで固定しキーパーグローブを4本指仕様に縫い直して試合に出場し続けた[29]。2018年にはルヴァンカップ優勝に貢献した。2019年も守護神として試合に出場していたが、チームは敗北が多く終盤戦は富居大樹にポジションを譲った。

2020年、FC町田ゼルビア期限付き移籍[30]。開幕スタメンを勝ち取り、レギュラーに定着するも、シーズン途中で若手の福井光輝にポジションを奪われ、自身は控えに回った。

2021年、愛媛FCへ期限付き移籍[31]。 昨季レギュラーであった岡本昌弘を抑えて開幕スタメンを奪取すると、以降もレギュラーの座を保っていたが、7月4日に行われたJ2リーグ第21節ブラウブリッツ秋田戦以降はメンバーから外れており、9月14日に左膝骨軟骨損傷で離脱していたことが発表された。最終的に2021年シーズンの出場は離脱前の20試合に留まった。

2021年12月20日、現役引退が発表された[2]

エピソード

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  • 横浜フリューゲルスジュニアユースの流れを汲む横浜F・マリノスジュニアユース菅田は2002年を最後に消滅しているため、最初で最後のトップ昇格選手となった。
  • 太田宏介は幼馴染[32]
  • 2012年に入籍[33]
  • 2017年に骨折した右手小指は、その後のテーピング等の影響もあって、2022年現在も歪んだままである[29]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2006 横浜FM 36 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2007 0 0 0 0 0 0 0 0
2008 3 0 0 0 0 0 3 0
2009 31 1 0 0 0 1 0 2 0
2010 0 0 0 0 1 0 1 0
2011 1 0 0 0 0 0 1 0
2012 愛媛 37 J2 42 0 - 1 0 43 0
2013 41 0 - 0 0 41 0
2014 湘南 42 0 - 1 0 43 0
2015 1 J1 34 0 2 0 0 0 36 0
2016 FC東京 47 34 0 4 0 2 0 40 0
2017 湘南 1 J2 42 0 - 0 0 42 0
2018 J1 34 0 8 0 1 0 43 0
2019 30 0 0 0 1 0 31 0
2020 町田 J2 29 0 - - 29 0
2021 愛媛 37 20 0 - 0 0 20 0
通算 日本 J1 137 0 14 0 6 0 157 0
日本 J2 216 0 - 2 0 218 0
総通算 353 0 14 0 8 0 375 0
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2016 FC東京 47 7 0
通算 AFC 7 0
その他の国際大会

代表歴

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タイトル

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クラブ

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横浜F・マリノスユース
湘南ベルマーレ

代表

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個人

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出演

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テレビドラマ

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脚注

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  1. ^ a b c 秋元陽太(愛媛FC)後編「“目立たない”キーパーに」 SPORTS COMMUNICATIONS (2012年6月25日)
  2. ^ a b c 秋元 陽太 選手 現役引退のお知らせ』(プレスリリース)愛媛FC、2021年12月20日https://ehimefc.com/topics/topic20025.html2021年12月20日閲覧 
  3. ^ a b PLAYER'S DATABASE - ウェイバックマシン(2007年10月26日アーカイブ分) WEBサッカーマガジン (2007年2月13日)
  4. ^ a b 秋元陽太選手 完全移籍加入のお知らせ FC東京 (2015年12月30日)
  5. ^ a b c d 2006年度、新加入選手のお知らせ - ウェイバックマシン(2006年2月6日アーカイブ分) 横浜F・マリノス (2005年10月17日)
  6. ^ 秋元陽太選手の検査結果について - ウェイバックマシン(2007年11月24日アーカイブ分) 横浜F・マリノス (2006年10月11日)
  7. ^ 選手出場記録 (1/2) Jリーグ (2008年12月6日)
  8. ^ a b 秋元陽太(愛媛FC)前編「J1レベルの守護神」 SPORTS COMMUNICATIONS (2012年6月18日)
  9. ^ 秋元陽太選手 愛媛FCへ完全移籍のお知らせ 横浜F・マリノス (2012年1月5日)
  10. ^ 秋元陽太選手 加入のお知らせ 愛媛FC (2012年1月5日)
  11. ^ 連敗中の秋元の苦言。「戦う姿勢が伝わるプレーができていない。プロとしての責任を感じる」 blogola (2013年4月13日)
  12. ^ a b 湘南:クラブ新 開幕6連勝へ、愛媛から移籍のGK秋元が好調支え - ウェイバックマシン(2014年4月6日アーカイブ分)
  13. ^ 【THE REAL】27歳の遅咲きゴールキーパー・秋元陽太…湘南ベルマーレの赤丸急上昇 (2/3) CYCLE (2015年6月2日)
  14. ^ 秋元 陽太選手 湘南ベルマーレに完全移籍のお知らせ 愛媛FC (2013年12月23日)
  15. ^ 愛媛FC 秋元陽太選手 移籍加入のお知らせ 湘南ベルマーレ公式 2013.12.23
  16. ^ 【THE REAL】27歳の遅咲きゴールキーパー・秋元陽太…湘南ベルマーレの赤丸急上昇 (3/3) CYCLE (2015年6月2日)
  17. ^ サッカーダイジェスト 2015Jリーグ総集編 (No.1347)』日本スポーツ企画出版社、2015年、37頁。 
  18. ^ a b 4チーム争奪戦に終止符! FC東京 湘南GK秋元獲得が決定的に スポーツニッポン (2015年12月16日)
  19. ^ a b 東京、守護神の権田離脱で湘南GK秋元獲得に動く 日刊スポーツ (2015年12月2日)
  20. ^ 湘南GK秋元 FC東京移籍が濃厚…退団アブラモフの後釜に スポーツニッポン (2015年12月13日)
  21. ^ 秋元陽太選手 FC東京へ移籍のお知らせ 湘南ベルマーレ (2015年12月30日)
  22. ^ 『「勝利に繋がったね」と周りからも言ってもらえるようなセーブが、僕は一番のセーブじゃないかなと思います』Pre-match Words -FC東京 秋元陽太選手編- (1/3) J SPORTS (2016年6月14日)
  23. ^ a b サッカーダイジェスト 2016Jリーグ総集編 (No.1374)』日本スポーツ企画出版社、2016年、41頁。 
  24. ^ J1今季最も走ったのは?スプリント回数は?パス成功率は?:クラブ編 ゲキサカ (2016年11月5日)
  25. ^ 2016Jリーグ 各賞発表のお知らせ ベストヤングプレーヤー賞は井手口 陽介選手(G大阪)に決定!! -ニューヒーロー賞とのダブル受賞は14年ぶり3回目- フェアプレー賞高円宮杯はサンフレッチェ広島が5年連続6回目の受賞で記録更新! Jリーグ (2016年12月7日)
  26. ^ 湘南、東京GK秋元へオファー 2年ぶり復帰か 日刊スポーツ (2016年10月28日)
  27. ^ 秋元陽太選手 湘南ベルマーレへ完全移籍のお知らせ FC東京 (2016年12月29日)
  28. ^ FC東京 秋元陽太選手 移籍加入のお知らせ 湘南ベルマーレ (2016年12月29日)
  29. ^ a b 〈湘南パワハラ騒動から3年〉元守護神の秋元陽太が語る、GKと監督・コーチの人間関係「選手を守れないなら辞めますと言える指導者に」 - Number Web・2022年2月23日
  30. ^ 秋元陽太選手 加入のお知らせ FC町田ゼルビア (2020年1月2日)
  31. ^ 秋元 陽太 選手 期限付き移籍にて加入のお知らせ 愛媛FC (2021年1月12日)
  32. ^ 優勝決定から4日。「優勝の実感はない」と秋元陽太 blogola (2014年10月15日)
  33. ^ 秋元 陽太選手 入籍のお知らせ 愛媛FC (2012年5月18日)
  34. ^ U-16日本代表(豊田国際ユースU-17サッカー大会)について - ウェイバックマシン(2005年3月6日アーカイブ分) 日本サッカー協会 (2003年7月25日)
  35. ^ U-16日本代表チーム オーストリア遠征(8/22-9/1)について - ウェイバックマシン(2005年3月11日アーカイブ分)日本サッカー協会 (2003年8月19日)
  36. ^ U-17日本代表チーム オランダ遠征 (5/25-6/1) メンバーについて - ウェイバックマシン(2005年4月11日アーカイブ分)日本サッカー協会 (2004年5月11日)
  37. ^ U-18日本代表チーム(第9回国際ユースサッカーIN新潟)メンバー - ウェイバックマシン(2006年5月7日アーカイブ分)日本サッカー協会 (2005年7月4日)

関連項目

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外部リンク

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