泉北郡
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泉北郡(せんぼくぐん)は、大阪府にある郡。日本の郡で最も面積が小さい。
人口16,001人、面積3.97km²、人口密度4,030人/km²。(2024年10月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 忠岡町(ただおかちょう)
郡域
[編集]1896年(明治29年)に発足した当時の郡域は、上記1町のほか、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。
- 堺市
- 堺区(並松町、北半町東、北半町西、北旅籠町東、北旅籠町西、桜之町東、桜之町西、綾之町東、綾之町西、錦之町東、錦之町西、柳之町東、柳之町西、九間町東、九間町西、神明町東、神明町西、宿屋町東、宿屋町西、材木町東、材木町西、車之町東、車之町西、櫛屋町東、櫛屋町西、戎之町東、戎之町西、熊野町東、熊野町西、市之町東、市之町西、甲斐町東、甲斐町西、大町東、大町西、宿院町東、宿院町西、中之町東、中之町西、寺地町東、寺地町西、少林寺町東、少林寺町西、新在家町東、新在家町西、南旅籠町東、南旅籠町西、南半町東、南半町西、北波止町、戎島町、栄橋町、竜神橋町、住吉橋町、大浜北町、大浜中町、大浜南町、七道東町、七道西町を除く)
- 中区
- 西区
- 南区
- 北区(北長尾町、中長尾町、南長尾町、東三国ヶ丘町、黒土町、長曽根町、金岡町、新金岡町、蔵前町、南花田町、中村町、野遠町、八下北を除く)
- 高石市
- 和泉市
- 泉大津市
- 岸和田市(内畑町、大沢町)
歴史
[編集]- 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行により、大鳥郡・和泉郡の区域をもって設置。郡役所を鳳村に設置。(40村)
- 1903年(明治36年)5月1日 - 東横山村・西横山村が合併して横山村が発足。(39村)
- 1913年(大正2年)11月1日 - 向井村が町制施行して向井町となる。(1町38村)
- 1914年(大正3年)4月1日 - 浜寺村が町制施行して浜寺町となる。(2町37村)
- 1915年(大正4年)
- 1919年(大正8年)4月1日 - 西百舌鳥村・中百舌鳥村が合併して百舌鳥村となる。(5町33村)
- 1920年(大正9年)
- 1923年(大正12年)3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 1925年(大正14年)10月1日 - 舳松村が堺市に編入。(4町31村)
- 1926年(大正15年)
- 6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 10月1日 - 三宝村が堺市に編入。(4町30村)
- 1931年(昭和6年)8月20日 - 上条村・大津町・穴師村が合併し、改めて大津町が発足。(4町28村)
- 1933年(昭和8年)4月1日 - 国府村・伯太村・郷荘村が合併して和泉町が発足。(5町25村)
- 1935年(昭和10年)2月11日 - 鶴田村・北上神村が合併して福泉町が発足。(6町23村)
- 1935年(昭和10年)時点での当郡の面積は203.98平方km、人口は166,995人(男81,624人・女85,371人)[1]。
- 1938年(昭和13年)
- 2月11日 - 神石村が堺市に編入。(6町22村)
- 9月1日 - 五箇荘村・百舌鳥村が堺市に編入。(6町20村)
- 1939年(昭和14年)10月1日 - 忠岡村が町制施行して忠岡町となる。(7町19村)
- 1942年(昭和17年)
- 1943年(昭和18年)10月7日 - 南王子村が町制施行して八坂町となる。(5町14村)
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 山滝村が岸和田市に編入。(5町13村)
- 1953年(昭和28年)4月1日 - 取石村が高石町に編入。(5町12村)
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 久世村・東陶器村・西陶器村・上神谷村が合併して泉ヶ丘町が発足。(6町8村)
- 1956年(昭和31年)9月1日 - 和泉町・北池田村・南池田村・北松尾村・南松尾村・横山村・南横山村が合併して和泉市が発足し、郡より離脱。(5町2村)
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 美木多村が福泉町に編入。(5町1村)
- 1959年(昭和34年)5月3日 - 泉ヶ丘町が堺市に編入。(4町1村)
- 1960年(昭和35年)8月1日 - 信太村・八坂町が和泉市に編入。(3町)
- 1961年(昭和36年)3月1日 - 福泉町が堺市に編入。(2町)
- 1966年(昭和41年)11月1日 - 高石町が市制施行して高石市となり、郡より離脱。(1町)
変遷表
[編集]自治体の変遷
旧郡 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 明治45年 | 大正1年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和63年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大鳥郡 | 向井村 | 向井村 | 大正2年11月1日 向井町 |
大正9年4月1日 堺市に編入 |
堺市 | 堺市 | 平成18年4月1日 堺市堺区 |
堺市 | |
湊村 | 湊村 | 大正4年10月1日 湊町 | |||||||
舳松村 | 舳松村 | 大正14年10月1日 堺市に編入 | |||||||
三宝村 | 三宝村 | 大正15年10月1日 堺市に編入 | |||||||
神石村 | 神石村[2] | 昭和13年2月11日 堺市に編入 | |||||||
明治24年2月25日 分立 踞尾村 |
踞尾村 | 昭和17年7月1日 堺市に編入 |
堺市 | 堺市 | 平成18年4月1日 堺市西区 | ||||
浜寺村 | 浜寺村 | 大正3年4月1日 浜寺町 | |||||||
鳳村 | 鳳村 | 大正9年6月1日 鳳町 | |||||||
八田荘村[3] | 八田荘村 | 昭和17年7月1日 堺市に編入 | |||||||
昭和17年7月1日 堺市に編入 |
堺市 | 堺市 | 平成18年4月1日 堺市中区 | ||||||
東百舌鳥村 | 東百舌鳥村 | 昭和17年7月1日 堺市に編入 | |||||||
深井村 | 深井村 | ||||||||
久世村 | 久世村 | 久世村 | 久世村 | 昭和30年4月1日 泉ヶ丘町[4] |
昭和34年5月3日 堺市に編入 | ||||
東陶器村 | 東陶器村 | 東陶器村 | 東陶器村 | ||||||
西陶器村 | 西陶器村 | 西陶器村 | 西陶器村 | 平成18年4月1日 堺市南区 | |||||
中上神村 | 明治27年11月10日 上神谷村 |
上神谷村 | 上神谷村 | ||||||
南上神村 | |||||||||
鶴田村 | 鶴田村 | 昭和10年2月11日 福泉町[4] |
福泉町 | 福泉町 | 昭和36年3月1日 堺市に編入 | ||||
北上神村 | 北上神村 | ||||||||
美木多村 | 美木多村 | 美木多村 | 美木多村 | 昭和31年9月30日 福泉町に編入 | |||||
五箇荘村 | 五箇荘村 | 五箇荘村 | 昭和13年9月1日 堺市に編入 |
堺市 | 堺市 | 平成18年4月1日 堺市北区 | |||
西百舌鳥村 | 西百舌鳥村 | 大正8年4月1日 百舌鳥村[5] | |||||||
中百舌鳥村 | 中百舌鳥村 | ||||||||
高石村 | 高石村 | 大正4年1月1日 高石町 |
高石町 | 昭和41年11月1日 高石市 |
高石市 | 高石市 | |||
取石村 | 取石村 | 取石村 | 昭和28年4月1日 高石町に編入 | ||||||
和泉郡 | 大津村 | 大津村 | 大正4年4月1日 大津町 |
昭和17年4月1日 泉大津市 |
泉大津市 | 泉大津市 | 泉大津市 | 泉大津市 | |
上条村 | 上条村 | 昭和6年8月20日 大津町に編入 | |||||||
穴師村 | 穴師村 | ||||||||
忠岡村 | 忠岡村 | 昭和14年10月1日 忠岡町 |
忠岡町 | 忠岡町 | 忠岡町 | 忠岡町 | |||
伯太村 | 伯太村 | 昭和8年4月1日 和泉町 |
和泉町 | 昭和31年9月1日 和泉市 |
和泉市 | 和泉市 | |||
国府村 | 国府村 | ||||||||
郷荘村 | 郷荘村 | ||||||||
北池田村 | 北池田村 | 北池田村 | 北池田村 | ||||||
南池田村 | 南池田村 | 南池田村 | 南池田村 | ||||||
東横山村 | 明治36年5月1日 横山村 |
横山村 | 横山村 | ||||||
西横山村 | |||||||||
南横山村 | 南横山村 | 南横山村 | 南横山村 | ||||||
北松尾村 | 北松尾村 | 北松尾村 | 北松尾村 | ||||||
南松尾村 | 南松尾村 | 南松尾村 | 南松尾村 | ||||||
信太村 | 信太村 | 信太村 | 信太村 | 昭和35年8月1日 和泉市に編入 | |||||
南王子村 | 南王子村 | 昭和18年10月7日 八坂町 |
八坂町 | ||||||
山滝村 | 山滝村 | 山滝村 | 昭和23年4月1日 岸和田市に編入 |
岸和田市 | 岸和田市 | 岸和田市 |
行政
[編集]- 歴代郡長[6]
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 川越重徳 | 明治29年(1896年)4月1日 | 明治29年(1896年)4月21日 | |
2 | 小河忠夫 | 明治29年(1896年)4月27日 | 明治35年(1902年)10月17日 | 死亡 |
3 | 本多常行 | 明治35年(1902年)11月10日 | 大正2年(1913年)5月27日 | |
4 | 木村亶 | 大正2年(1913年)5月27日 | 大正7年(1918年)11月22日 | |
5 | 清水篤太郎 | 大正7年(1918年)11月22日 | ||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止のため、廃官 |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 27 大阪府、角川書店、1983年10月1日。ISBN 4040012704。
関連項目
[編集]先代 大鳥郡・和泉郡 |
行政区の変遷 1896年 - |
次代 (現存) |