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槙ようこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
槙 ようこ
本名 福家 陽子(ふけ ようこ)
生誕 (1981-07-11) 1981年7月11日(43歳)[1]
鹿児島県[1]
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1999年 - 2019年
ジャンル 少女漫画
代表作愛してるぜベイベ★★
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槙 ようこ(まき ようこ、1981年7月11日 - )は、日本女性漫画家である。日出高等学校卒業。デビュー直前までの投稿で使っていたペンネーム香牧(かまき)ようこだった。漫画家の持田あきは実の妹であり、姉妹による合作の連載も行った。

略歴

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  • 1999年 - 『ラブサービス!』で第354回りぼんNEW漫画スクール佳作、ならびに、第71回SB賞を受賞した。当時高校2年生であった。
  • 2000年 - 初コミックス「枯れ気に恋を咲かせます」をりぼんマスコットコミックスより発売した。『りぼん』(集英社)10月号より「ソラソラ」を翌年1月号まで連載した。
  • 2001年 - 『りぼん』4月号より「あたしはバンビ」を翌年2月号まで連載した。
  • 2002年 - 『りぼん』4月号より2005年1月号まで『愛してるぜベイベ★★』を連載した。3年間に亘る連載に加え、2004年にはアニメ化もされるなど、同作品は槙の代表作となった。
  • 2007年 - 『りぼん』にて『山本善次朗と申します』の連載を開始したものの、連載から約1年後の2008年3月に体調不良を理由に連載を中断した。1年近くに及ぶ活動休止の後、本編の続きは単行本での描き下ろしにて行われる旨が発表され、完結したのは2011年になってからである。
  • 2010年 - 『ARIA』(講談社)で、持田あきとの合作『ピカ☆イチ』の連載を開始した。槙は作画担当で、持田は脚本を担当している。同年『Cookie』(集英社)10月号にて、持田との合作『zen zen』を発表し、その後、2011年2月号から4月号まで短期連載された。ちなみに本作は続編も予定されていたが、続編の執筆は実現されなかった。
  • 2011年 - 東日本大震災チャリティー漫画本への寄稿を行った[2][3]
  • 2012年 - 『リぼん』9月号より『ロマンチカクロック』の連載を開始。2015年12月号で完結。
  • 2016年 - 『りぼん』8月号より『きらめきのライオンボーイ』の連載を開始。
  • 2019年 - 『りぼん』4月号にてデビュー20周年の記念特集が掲載される。しかし、同年の8月号をもって『きらめきのライオンボーイ』を終了すると同時に、漫画家を引退することを宣言した[4]。引退を決めた具体的な理由は明かされていない。
  • 2020年 - 自身のデビュー20周年期間の3月17日までSNSアカウントは継続するとしていたが[5]、イラスト集の発売等で5月31日まで継続。6月1日に全SNSアカウントを閉鎖した。
  • 2023年 - 「maki」の名義で、イラストレーターとして活動を再開。『りぼん』12月号からイラストだけの連載「no words.」を発表している。

人物

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血液型はA型[1]。利き手は右手だが、ギャグ絵なら左手で描けるとのことである[6]。自身の性格は「自分でも一言では言えない。分かってくれる人だけ分かってくれればいいやと思うタイプ」と述べている[6]。槙は幼少期からネコよりもイヌが好きであったと語っており[7]、「レオ」と名付けられたイヌを飼育していたことがある。『愛してるぜベイベ★★』のヒロインである坂下ゆずゆのモデルは、このレオだと公表されている[8]

作品リスト

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  • 枯れ気に恋を咲かせます(集英社、全1巻)
    • 枯れ気に恋を咲かせます(集英社、『りぼん』2000年春のびっくり大増刊号)
    • ヘヴィクラッシュ!(集英社、『りぼんオリジナル』1999年12月号)
    • ジューシー☆ゲーム(『りぼんオリジナル』1999年8月号)
    • ラブサービス!(『りぼんオリジナル』1999年4月号、デビュー作)
  • ソラソラ(『りぼん』2000年10月号 - 2001年1月号、初連載、全1巻)
    • 恋してルルル(『りぼん』2000年3月号)
  • あたしはバンビ(『りぼん』2001年4月号 - 2002年2月号、全3巻)
    • ココロ・キラリ(『りぼんオリジナル』2000年6月号、第1巻収録)
    • アイコでジョー(『りぼん』2000年8月号、第2巻収録)
    • きいてきいて、王子(『りぼん』2001年11月号別冊付録、第3巻収録)
    • サバイバル(『りぼんオリジナル』2001年2月号、第3巻収録)
  • 愛してるぜベイベ★★(『りぼん』2002年4月号 - 2005年1月号、全7巻、2004年にアニメ化。)
  • STARBLACKS(『りぼん』2005年4月号 - 12月号、全2巻)
  • たらんたランタ(『りぼん』2006年2月号 - 2007年1月号、全2巻)
  • 山本善次朗と申します(『りぼん』2007年2月号 - 2008年3月号、15話は単行本描き下ろし、16話・17話は『りぼんスペシャルハート』2009年夏の大増刊号、『りぼんスペシャルダイヤ』2009年大増刊号、全5巻)
    • 愛してない(2008年お正月大増刊号『りぼんスペシャル』2008年お正月大増刊号、第3巻収録)
  • 14R(全1巻)
    • 14R(単行本描き下ろし作品)
    • 真昼に翔けだす(『りぼん』2006年夏休み超びっくり大増刊号)
    • ワタクシサマ(『りぼんスペシャル』2007年夏休み大増刊号)
    • 恋をはじめる僕たちに(『りぼんオリジナル』2004年4月号)
    • デイリーニュース(『りぼんオリジナル』2003年2月号)
  • 勝利の悪魔(『りぼん』2009年3月号 - 2010年5月号、全3巻)
  • ピカ☆イチ講談社ARIA』にて連載した持田あきとの合作漫画、全7巻)
  • zen zen(『Cookie』、当初は読みきりでの掲載だったが、後に短期連載になった。持田あきとの合作漫画。『Cookie』 2010年10号、2011年2月号 - 4月号、既刊1巻)
  • 世界はきみを救う!(全1巻)
    • 世界はきみを救う!(2013年春の大増刊号『りぼんスペシャルハッピー』2013年春の大増刊号(前編)・『りぼんスペシャルキュート』2013年大増刊号(後編))
    • ボクのキャンディ(『りぼん』2012年2月号)
    • クリアノート(『りぼんスペシャルリアル』2011年秋の大増刊号)
    • グリーンボーイ×ブルーガール(『りぼんスペシャルレモン』2010年夏の大増刊号)
  • ロマンチカクロック(『りぼん』2012年9月号 - 2015年12月号、全10巻)
    • 柏野君は魔法使い(『りぼんスペシャル』2012年冬の大増刊号、2巻収録)
    • トリックオンザチョコレート(『りぼんスペシャルキュート』2013年春の大増刊号、3巻収録)
    • まひろちゃんの(『りぼんスペシャルバニラ』2013年夏の大増刊号、4巻収録)
    • Dear Chloe(2013年冬の大増刊号『りぼんスペシャル』掲載、5巻収録)
    • レモンはあまのじゃく(『りぼんスペシャル』2013年冬の大増刊号、7巻収録)
    • うさぎメランコリー(『りぼん』2016年6月号、10巻収録)
  • きらめきのライオンボーイ[注 1](2016年 - 2019年、全10巻)
    1. 2016年10月25日発売[9]、『りぼん』2016年8月号[10] - 、ISBN 978-4-08-867434-6
    2. 2017年3月24日発売[11]ISBN 978-4-08-867449-0
    3. 2017年6月23日発売[12]ISBN 978-4-08-867465-0
    4. 2017年10月25日発売[13]ISBN 978-4-08-867478-0
    5. 2018年2月23日発売[14]ISBN 978-4-08-867488-9
    6. 2018年6月25日発売[15]ISBN 978-4-08-867505-3
    7. 2018年10月25日発売[16]ISBN 978-4-08-867518-3
    8. 2019年2月25日発売[17]、『りぼん』2018年10月号 - 2019年1月号、ISBN 978-4-08-867538-1
    9. 2019年6月25日発売[18]、『りぼん』2019年2月号 - 5月号、ISBN 978-4-08-867551-0
    10. 2019年10月25日発売[19][20]、『りぼん』2019年6月号、8月号[21]ISBN 978-4-08-867567-1
      • きらめきのライオンボーイ 番外編(『りぼんスペシャルミント』2019年夏の大増刊号)
      • きらめきハート[22](『りぼん』2018年12月号別冊ふろく 星座図鑑〜Zodiac Sign Book〜、『ミドリ』名義)
      • おまけ(描きおろし)

アンソロジー

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イラスト集

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単行本未収録作品

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  • キクチサメジマ[25][26](『りぼん』2017年8月号)

アシスタント経験者

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槙ようこの作品のアシスタントを経験したことのある者で、漫画家として独立した者としては、以下のような人物が存在する。

脚注

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注釈

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  1. ^ れんさい作品紹介&ためしよみ『きらめきのライオンボーイ』”. 集英社 りぼんわくわくステーション. 2019年3月2日閲覧。
  2. ^ 計36人の作家による作品。

出典

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  1. ^ a b c りぼんわくわくステーション|まんが家ファイル|槙ようこ先生のデータ”. 集英社. 2010年7月29日閲覧。
  2. ^ a b ななじ眺葉月めぐみ. “PARTY!〜東日本大震災チャリティー漫画本〜HP”. 2015年8月30日閲覧。
  3. ^ a b 東日本大震災チャリティー漫画本 PARTY! HANA|やまもり 三香他|チャリティー漫画本|出版案内”. 株式会社メディアパル. 2015年8月30日閲覧。
  4. ^ 『りぼん』2019年8月号93ページ「槙ようこより読者の皆様へ」。
  5. ^ “漫画家・槙ようこ、引退を発表「前向きな気持ちで心に決めていたこと」”. ORICON NEWS. (2019年7月3日). https://www.oricon.co.jp/news/2139154/full/ 2019年7月3日閲覧。 
  6. ^ a b 槙ようこ 『愛してるぜベイベ★★』単行本第2巻 P.37のプロフィールより ISBN 4-08-856452-9
  7. ^ 槙ようこ 『愛してるぜベイベ★★』 単行本第3巻 p.167 ISBN 4-08-856484-7
  8. ^ 原作者 槙ようこ先生インタビュー (2018年10月3日閲覧)
  9. ^ きらめきのライオンボーイ/1|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  10. ^ 少女マンガ大好きな女子高生が出会ったのは…、槙ようこの新連載がりぼんで”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2016年7月2日). 2019年3月2日閲覧。
  11. ^ きらめきのライオンボーイ/2|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  12. ^ きらめきのライオンボーイ/3|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  13. ^ きらめきのライオンボーイ/4|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  14. ^ きらめきのライオンボーイ/5|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  15. ^ きらめきのライオンボーイ/6|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  16. ^ きらめきのライオンボーイ/7|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  17. ^ きらめきのライオンボーイ/8|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年3月2日閲覧。
  18. ^ きらめきのライオンボーイ/9|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年6月30日閲覧。
  19. ^ きらめきのライオンボーイ/10|槙 ようこ|りぼんマスコットコミックス|集英社の本”. 集英社. 2019年10月28日閲覧。
  20. ^ 槙ようこ最後の連載作「きらめきのライオンボーイ」完結10巻”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2019年10月25日). 2019年10月28日閲覧。
  21. ^ 槙ようこが引退を発表、「きらめきのライオンボーイ」は完結”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2019年7月3日). 2019年7月3日閲覧。
  22. ^ りぼん編集部 2018年11月2日のツイート2018年12月2日閲覧。
  23. ^ 槙ようこイラスト集 Graduation|槙 ようこ|愛蔵版コミックス|集英社の本”. 集英社. 2020年5月25日閲覧。
  24. ^ 槙ようこの20年をまとめた最初で最後のイラスト集「Graduation」本日発売”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2020年5月25日). 2020年5月25日閲覧。
  25. ^ 槙ようこ 2017年8月8日のツイート2017年8月13日閲覧。
  26. ^ 槙ようこ 2017年7月10日のツイート2017年8月18日閲覧。
  27. ^ a b 槙ようこ 『愛してるぜベイベ★★』 単行本第7巻 p.181 ISBN 4-08-856594-0
  28. ^ 朝吹まり 2019年7月3日のツイート2019年7月4日閲覧。
  29. ^ 黒崎みのり 2019年7月3日のツイート2019年7月4日閲覧。
  30. ^ アミュー 2020年5月29日のツイート2020年5月30日閲覧。

外部リンク

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