忌寸
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忌寸、伊美吉(いみき)は、684年(天武天皇13年)に制定された八色の姓で新たに作られた姓(かばね)で、上から4番目。国造系氏族である大倭氏・凡川内氏や、渡来人系の氏族である東漢氏・秦氏など、元直(あたえ)姓などの11の「連」姓氏族が選ばれて、賜姓されている[1]。その後、主として秦氏・漢氏の系譜を引く氏族に授与され、渡来系氏族に多い姓となっていった。
当初は「伊美吉」と表記されていたが、天平宝字3年(759年)10月辛丑に「忌寸」へと改められた[2]。寸はひらがなの「す」のもとになった漢字であるが、この当時は「き」と呼んでいたことがわかる。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『角川第二版日本史辞典』p81、高柳光寿・竹内理三:編、角川書店、1966年
- 『岩波日本史辞典』p86、監修:永原慶二、岩波書店、1999年
- 『日本書紀』(五)、岩波文庫、1995年
- 『日本書紀』全現代語訳(下)、講談社学術文庫、宇治谷孟:訳、1988年
関連項目
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